某所からの避難場所・・・。何も考えていない迷走必至のblog

影男のゲヱムと手袋

【PS2】『スーパーロボット大戦MX』


PS2版『スーパーロボット大戦MX』をクリアしました。

昨年11月からプレイを始めて3カ月余り。1月中にはクリアできるかな~と甘い見通しを立てておったところが気付けば2月も半ばを過ぎているというね。この間新しいハードを2つも導入したのにいずれもまったく手付かずであったのはそういう事情であります。

シリーズ作品としては2年ほど前にNDSの『スーパーロボット大戦W』をクリアして以来。やっと消化できたと思ったら直近で新作の発売も控えてるっていうじゃない。本作以前のシリーズ作品もまだまだ積んでるし、クリアにかかる労力が半端ないからインターバルも必要だしで、多分、いや確実に追いつくことはないと思います。

実は据え置き機のシリーズ作品には軽いトラウマがあって、本作の系譜にあたる前作の『スーパーロボット大戦IMPACT』を90話以上進めながら頓挫させてしまったりとか、もっと遡るとSS版『スーパーロボット大戦F完結編』でバグによるメモリー破壊攻撃を喰らったりとかがあって中々プレイする覚悟ができなかったんですよね。そんな大層なと思われるかもしれないですけど、実際限られた時間を使うなら気持ち良く終わりたいじゃないですか。本来であればPS版を買い直した『スーパーロボット大戦F』に着手するのが筋なんですけど、特に後半の難易度が厳しいので躊躇しておったところ、シナリオが単独で完結していて難易度も低いと評判の本作に白羽の矢を立てたというのがプレイまでの経緯です。

本シリーズはSFC版『第3次スーパーロボット大戦』から始めたのですが、”複数のヒーローが共闘する”という個人的に一番萌えるシチュエーションに加え、PS以降は本物の声優がセリフを喋るという俺得進化を遂げ、近作では演出は増々派手になっていった反面、登場するキャラクターが段々と知ってる作品より知らない作品の方が増えてきたというのも直感的に手を付けづらくなっている要因でもあります。

本作に登場する作品は、

マシンロボ クロノスの大逆襲
新世紀エヴァンゲリオン
THE END OF EVANGELION
☆GEAR戦士電童
機動戦艦ナデシコ
☆劇場版 機動戦艦ナデシコ
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動武闘伝Gガンダム
☆機甲戦記ドラグナー
マジンガーZ
グレートマジンガー
UFOロボ グレンダイザー
劇場版マジンガーシリーズ
ゲッターロボ
ゲッターロボG
★冥王計画ゼオライマー
闘将ダイモス
勇者ライディーン
★ラーゼフォン
バンプレストオリジナル

<Wikiより引用>

この内リアルタイムで観賞していた作品はG除くガンダム系全部とダイナミック系全部、あとドラグナーにダイモスとライディーンってところですかね。単純に過半数は超えてるので十分許容範囲といえます。まぁ知らない作品もスパロボきっかけで興味を持って観るようになった作品もあるし、実のところそんなに問題じゃないんですけどね。

本作をしてシリーズ入門編ともいわれる所以は、援護攻撃に合体攻撃を絡めた超強力な味方ユニットの存在が相当数揃ってるということ。後者は特定のユニット同士を隣接させると単独では出てこない強力な攻撃ができるというシステムなんですけど、援護攻撃でも発動するので、上手く配置すれば割と序盤でも一撃で大ダメージを与えることが可能になっています。やっぱり皆主人公なんだからしょうもない雑魚相手に苦戦するなんてストレスが溜まるだけじゃないですか。群がる雑魚を蹴散らして気力を溜め、ボス級の敵には必殺技の連発で沈める。この基本的な手順をストレスなくできるというのが本作の最大の醍醐味となっています。あとシリーズ作品でありがちだった初期配置の敵をある程度片付けるとどこからともなく増援が出てきて萎えるとか、本作でもまったくないワケではないですけど感覚的に少なかったように思いました。このあたりのバランスが非常に易しいんですよね。

インターミッションにおけるキャラクター同士の掛け合いが冗長なのは色んな世界観が混在する以上やむを得ない部分はあるのですが、本作もその例に漏れることはありません。本編のシナリオに大きく関わっている作品は「新世紀エヴァンゲリオン」「ラーゼフォン」に「勇者ライディーン」にオリジナルキャラクターが絡んでくるという感じですかね。その他の作品についてはそれぞれの本編が終わった後、という設定になっているので一部の敵キャラクターが出てくる「冥王計画ゼオライマー」「GEAR戦士電童」「機甲創世記ドラグナー」「機動武闘伝Gガンダム」あたりは本シナリオにも密接に絡んでいるものの、例えばその他のガンダム系なんかは味方以外のモビルスーツすら出てきません。このあたりは作品のファンによって賛否は分かれるところですかね。

「ラーゼフォン」なんかは名前ぐらいしか知らなくて「エヴァンゲリオン」との劇中専門用語が行き交う掛け合いは正直ワケが分かりませんでしたw でも分からんなりに「勇者ライディーン」との相似や「ラーゼフォン」のキャラクターがテキストだけじゃない声付のセリフで”ライディーン”に言及してたりとか、ちょっとした驚きはありました。本編を観てないので断定はできないんですけど、シナリオに関しては非常に上手くコラボレーションできているような気がします。反面、自分の名前を冠したオリジナル主人公の存在感が薄いのですが、あまり出しゃばり過ぎるのはそれはそれで鬱陶しいし、このぐらいが丁度良いのかもしれません。

全55話のシナリオは同じPS2の『~IMPACT』が長すぎる(全101話!)という意見と『~スクランブルコマンダー』が短すぎる(全22話)という意見の中間を採った形ですね。私的にはもう少し短くてもいいかなと思うのですが、以降のシリーズも大体このあたりのボリュームで落ち着いているような気がします。

難易度は低いといいながら、終盤のステージともなってくるとそれなりに戦略を立てないと厳しい場面もしばしば。”螺旋城”という中盤のボスキャラが増援で何体も出てくる上にHP10万超えのボスキャラを2層になっている別MAPのボスキャラと同一ターンで撃破しなければならない縛りがある第52話、HP自動回復(大)スキル持ち、ATフィールドで一定の攻撃力以下無効の強敵”EVA量産型”が序盤に配置されていて気力溜め用の雑魚キャラが居ない第54話はまともにプレイすれば苦戦は必至です。

これは私が原則戦闘シーンをスキップしないというプレイスタイルと無関係ではないですが、以外のステージでも攻略に2時間以上かかる場合も多く、戦闘結果によるリセットとの合わせ技で必要以上に時間がかかってしまったことは否めません。…実は投げ出す一歩手前だったんですよね(汗)でもこれを投げてたらもう「スパロボ」シリーズはできないんじゃないかという不安を克服できたのは良かったと思いますw


次に何をプレイするのかは未定ですが、箱1かPS4かどちらかでチョイスするつもりです。


  

スポンサーサイト

テーマ:レビュー・感想 - ジャンル:ゲーム

| PS2 | 16:16 | トラックバック:0 | コメント:0
【PS2】『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』


第一条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条
ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条
ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

— 2058年の「ロボット工学ハンドブック」第56版 、『われはロボット』より


SFファンならずとも上記の”ロボット三原則”をご存知の方は少なくないだろう。SF作家、アイザック・アシモフが自身の作品の中で提唱した概念は、作品の中で”ロボット”の行動規範として設定され、自身の作品のみならずSF的ガジェットであるところの”ロボット”が登場する作品において数多く援用され、現実のロボット工学にも少なからず影響を与えている。

本作の舞台は近未来。過剰な宇宙開発から端を発した争いは地球規模に拡大し、地表に降り注いだ細菌兵器の影響で人類はほとんど死滅。厚い雲に覆われた空からは決して降り止むことのない雨が降り続け、本来守るべきものを失った自律式戦闘機械が徘徊する”封印都市”に、獲物を求めて彷徨いこんだひとりのスカベンジャーが主人公。身を隠す為に侵入した建物の最上階で、主人公は奇妙な少女と出会う。それはかつてこの場所で営まれていた「プラネタリウム」の解説員として働いていた自律式のロボット―”ほしのゆめみ”であった。


本作は『kanon』『Air』『CLANNAD』のいわゆる”泣き”三部作を手掛けたKeyの作品です。件の三部作とは異なり、現代を舞台としたファンタジーっぽい要素はなく、割とガチなSFの終末モノであります。登場人物といってビジュアルはロボットの”ほしのゆめみ”のみであり、スカベンジャーの主人公(名前すらない)の独白に彼女とのやり取りがテキストのほぼすべてであります。

更に付け加えれば本作はゲームと呼ぶのも微妙です。何せストーリーは一本道で分岐どころか操作はテキストを送るボタンのみ。まともにテキストを読むだけなら2~3時間でエンディングに到達します。

”ゆめみ”のデザインはいわゆるギャルゲー的なそれなんだけど、純然なテキスト系ギャルベンチャーとはちょっと違う…というかSFネタ的には王道中の王道で10年以上前の作品だということを差っ引いても目新しい要素は何もなく、その結末も同社の作品や似たような系統の作品をプレイした経験があれば大方想像の範囲内のオチなんじゃないかなぁ。

だからといって本作がダメってワケじゃないんですよ?陰鬱な背景に淡いビジュアルは上手く世界観を表現できていると思うし、有機的でありながらどこかかみ合わないロボットとの会話の妙も洗練されています。同じ言い回しを意図的に多用することで生じる違和感を、ロボットであるが故の純粋さにまで昇華させている手腕は凡百のテキスト系ギャルベンチャーとは明らかに一線を画していると思います。

ロボットものの呪縛といってもいい冒頭の”三原則”ネタも終盤にばっちり盛り込んであるし、序盤に発せられるゆめみの「わたしは すこし こわれています」というセリフも、終盤になって含蓄を理解できる展開も秀逸です。

割と難解なSF・軍事用語が多めなのは若干気になりますけど、物語の本質に関わるワケでもないので雰囲気で流しても問題なし。シナリオ展開は淡々としていていわゆるストーリーテリングには乏しいですが、徹底的に飽きる前に終わるのでダレた印象はないです。

本作はオリジナルの発表から10年以上経過して、本年アニメ化されました。今月より動画サイトによる配信、9月には劇場公開する予定だそうです。わざわざ劇場へ観に行く(以前に上映している劇場を探すのが大変そうですが(汗))ことはないと思いますが、CSか何かで放送することがあったら是非観てみたいですね。




テーマ:レビュー・感想 - ジャンル:ゲーム

| PS2 | 00:00 | トラックバック:0 | コメント:0
【PS2】『オレが監督だ!~激闘ペナントレース~』


ここしばらく先月末に購入した「レトロフリーク」にかまけていてプレイ日記も停滞していましたが、1シーズンを終了してエンディングまでキリをつけたので、本作のプレイは一旦終了したいと思います。

NPBを題材にしたシミュレーションゲームといえば、ファミコンの『ベストプレープロ野球』シリーズに始まり、いくつかのタイトルが発売されていますが、いわゆる『サカつく』的な球団の経営から編成まで含んだ内容となると、種類はそう多くはありません。

本作についてはいわゆる経営部分を簡略化し、試合におけるサインプレーに重きを置きつつ球団GM的な編成部分も楽しめる内容になっています。

こう書くとすごく面白そうに思うんですけどね。いや、まぁ実際面白かったんですけどシステムのマズさがせっかくの面白いと思える部分のすべてを打ち壊すレベルなんで、結局後には負のイメージしか残らないという非常に報われない内容になっているのがもったいないです。

具体的にあげますと、何と言ってもロード時間の長さ。ついでにセーブにも結構な時間がかかるので、ついついセーブを忘れてしまうというケースもしばしば。試合のスピードも異様にトロいんですよね。操作性も良くないので試合スピードを最速にするとサインのタイミングを逃してしまうのがストレスを感じます。更に試合のテンポを悪くしているのが過剰気味の演出シーン。例えばネクストバッターズサークルから打席に向かうシーンとかバットを構えるシーンとかね。一応それもスキップできるんだけど、いちいち指定のボタン入力しなければいけないのが面倒くさい。あと選手交代の際、交代前の選手が打席に向かう演出は完全に要らんでしょ。本作発売当時としてもCGのレベルは高くなく、選手のビジュアルもあまり似ていないので繰り返し見せたい意図が分かりません。

CPUの思考ルーチンも全球団まったく同じ。先発は異様に引っ張り、控えの野手はほとんど起用しない。リリーフもほぼ毎回同じ選手を起用してくるので、ほとんどのチームにおいてメインの中継ぎは勝ち負け共に2ケタ近い成績を残すというアンバランスさ。

下手にリアリティを追求しているだけに、現実には有り得ない起用や成績が残ると萎えるんですよね。本作に限った話ではないんですけど、そのあたりの調整に成功している作品は非常に少ないです。個人的にはファミコンの『ベストプレープロ野球』シリーズを超えるものを見たことはないですね。

編成についてはトレードの条件がプレイヤー側に異常に有利なんで、好きな選手をかき集めることが可能。ぶっちゃけオフシーズンの補強なぞ必要なく、トレードと外国人の獲得だけで十分なような気がします。

ただし、トレードはともかくお金の概念がないのに予算オーバーで獲得できない場合があるのがちょっと納得できないです。このゲームなりのバランス調整なんでしょうかね?

あと、リアルといえばリアルなんですけど、選手のパラメーター的な数字データが存在しないんで、選手の能力や将来性は「期待できる」「やや期待できる」「かなり期待できる」等々の個別に設定されたアバウトな情報か、各コーチの極めていい加減なコメントで判断するしかありません。一応ランクっぽいものもあるのですけど、成績に比例するものではないので参考程度に。

『やきゅつく』同様、引退した選手の転生なんかもあるらしいですが、1シーズンしかプレイしていないので分かりません。ドラフトに関しては事前の情報がなく、その場で判断しなければならないので狙い通りの補強ができるかどうかは運次第。FAはありますがトライアウトはありませんので、他球団の戦力外選手を獲得するなどというイベントはないです。


システム周りの不備を除けば、ゲーム性は非常に私好みなのでそれなりには楽しめました。続編もあってそちらも所有しているのですけど、オールスター等のイベントが追加になった他、ゲーム性は向上しているらしいのですが、システムの不備は相変わらずのようです。ま、当分プレイすることはないと思います。

続編含め、中古で数百円を超える価格をつけているところはほぼないと思いますので、野球好きなら値段分は十分楽しめるのではないでしょうか?ちなみに私はハードオフにて¥108で購入しましたw

ドラフトで架空選手を見極め、育成しつつプレイ年数を重ねていくのが本来の楽しみ方なんでしょうけど、そのモチベーションを軽く上回るシステムのマズさが本作のすべて。先にも書きましたけど本当にもったいないと思います。



→これが演出より基本的な部分を改善できていれば…


→毎年ベースボールレコードブックを購入し、本作でシーズンをいかに再現できるかという遊びに興じていた頃が懐かしいw


→二軍の成績までフォローできてたのってコレだけじゃないかな?ただ既定のポジションの選手がいないと試合ができない仕様なんですがw

テーマ:レビュー・感想 - ジャンル:ゲーム

| PS2 | 00:00 | トラックバック:0 | コメント:0
【PS2】『バウンサー』
「ファイナルファンタジー」というビッグタイトルを引っ提げ、FC参入以来の任天堂陣営からゲーム業界では新参のソニー陣営へと鞍替えしたスクウェア(現:スクウェアエニックス)は、PS2ぐらいまではビッグタイトル以外のタイトルも積極的にリリースしておりました。

その背景には、他社でヒットしたタイトルを制作したチームを丸ごと引っこ抜いてきて似たようなタイトルを作らせる(『トバルNo.1』『ファイナルファンタジータクティクス』etc…)という凡そ仁義にもとる下品なビジネスが横行しており、同社には当時あまりよい印象を持っていませんでした。

本作が発売された2000年当時、そんな我が世の春を満喫していた「スクウェア」も、翌年調子に乗って手を出した映画事業が大ゴケし、以後経営を悪化させて自らが業界再編成の波に飲まれる格好となったワケですが、それはまた別の話。

本作が発売された2000年の年末まで、期待の新ハード「PS2」はDVDという新メディアの追い風もあって順調にシェアを拡大していたものの、未だ初代PSからビッグタイトルの引き継ぎは行われておらず、同社のイメージとはかけ離れた『DRIVING EMOTION TYPE-S』、『オールスタープロレスリング』、『劇空間プロ野球』等、ちょっと評価に困るような微妙な内容のタイトルが続いていたんですね。

そんな状況で発売された本作は、オリジナルタイトルではあったものの、PS2では初めての「スクウェア」らしい作品ということで、当時はそれなりに期待されていた作品だったんですけどね…。

まぁこういう言い回しの時点でお察しなんですけど、結果として本作は発売から程なくして長きに渡ってワゴンセールの片隅に醜女の女郎の如く鎮座することに相成りました。店によって多少のバラつきはあるけど今なら中古で100円台を超えることはないんじゃないかな?

そういう運命に至った原因は兎にも角にも”ボリューム不足”の一言で集約されるのですが、それだけだとあんまりなんでもうちょっとだけ掘り下げていきたいと思います。


本作のジャンルは自称ロールプレイングアクションゲーム。3Dの格闘アクションにポイントによるスキルの獲得でキャラクターを強くしていく部分がロールプレイングと、そういうことなんでしょう。後発の作品ですが『龍が如く』あたりのゲーム性が近いと思います。

本作の非難は前述の”ボリューム不足”に集中している通り、ニューゲームからエンディングまで普通にプレイして大体2時間足らず。ムービーまたはイベントの合間にゲーム部分があるといった感じで、主客転倒しているというのがゲーム部分の最大の問題点であることは論を待ちません。また、本作の唯一評価されている点として”美麗なCG”が上げられているのは「スクウェア」の面目躍如といったところですがネットを紐解いてもその一点しか出てきてないというのが何とも。

ストーリーもシナリオもどっかで聞いたことや見たことがあるような凡庸な内容で取り立てて評価するような部分ってないんですけど、FFのスタッフが関わっている所以で世界観が同Ⅶのそれにすごく似ているんですね。


 超巨大国企業「ミカド・グループ」。その本社ビルを望むドッグストリートの酒場「FATE」付きのバウンサー(用心棒)だったシオン・バルザード(Sion Barzahd)は、ある日ストリートで行き倒れている少女ドミニク・クロス(Dominique Cross)を匿う。

素性の知れないドミニクがFATEにも馴染んだ頃。ミカド・グループによる、衛星からのエネルギー転送システムが公表される。時を同じくして同社の特殊工作部隊がFATEを強襲、ドミニクが拉致されてしまう。

ドミニクを奪還すべくFATEをあとにしたシオン含む3人のバウンサー達は、それぞれの過去や運命と対峙しながら、クロス兄妹の因縁深い半生、ミカド・グループの真の目的を目の当たりにする。

<Wikipediaより引用>


特に「ミカド」のイメージは『ファイナルファンタジーⅦ』における「神羅」のそれに極めて近く、主人公のイケメン、シオンのイメージはクラウドと被る。ま、基本同じ人間の手によるものなんで似てくるのは当たり前っちゃ当たり前なんだけど、もうちょっと何とかならんかったのかなぁという感じ。

シナリオもショボくて、ネタバレになるかも知れんけど、例えば衛星から太陽光発電したエネルギーを地上へ転送するという大層なシステムを作り上げた目的が、昔自分の妹を見捨てた病院の破壊ってスケール小さすぎない? つーかそんなモンを開発できるぐらいの超大企業の総帥ならチンケな病院に復讐する手段なんて他にいくらでもあるような気がします。

何ていうか、映画で例えるとプロローグからいきなりクライマックスに入ったような感じ?伏線となる各キャラクターの出自やバックボーンがシナリオ中に判別できる部分が少なく、ロードの待ち時間の間にモノローグがテキストで挿入されるという手抜きぶり。特に全身刺青のチャラ男、コウについて、オープニングムービーにも登場するパートナーの存在が本編のシナリオ中に言及されることがないので、コウを選択せずに最後までプレイすると色々不可解な点が出てきますから注意が必要です。

あと声のキャスティングについて、コウ→中尾隆聖、ヴォルト→郷里大輔(故人)、ドゥラガン→若本規夫らベテラン勢を中心としたやたらと豪華なメンバーなんですよね。でもデフォルトの音声は何故か英語w

ゲーム部分の底は浅いけど、まったく遊べないというレベルではありません。ただ、キャラクターを成長させるスキルポイントがトドメをさしたキャラクターのみにしか与えられないので、CPUが操作する他の味方キャラに奪われないようにしなければならないのが結構ストレスが溜まります。敵に吹っ飛ばされた味方に接触すると自分もダメージを受けるので、敵味方入り乱れる団子状態になったら要注意。ボス戦では味方キャラクターから距離を置いて楯にしつつ、隙をみて攻撃する戦法が有効です。せこいけどね。

スキルポイントを振り分けてキャラクターのステータスを上げたり新しい技を習得したりするのですが、あんまり強くなった実感が得られないのは多分プレイヤーのランクに合わせて敵も強くなっている所以。じゃあ成長要素そのものが意味ないじゃんと言われたらまぁ実際そういうことです。

何だかんだ言ってももう15年も前の作品なんで、さすがに古臭いのは否めない。ムービーの観賞含め、通しで3時間もあればエンディングまでたどり着けるのは、個人的にはマイナス要素ではありません。前述したように今でも中古市場において安値で潤沢に流通しています。私が購入したのは多分ここ数年以内ですけど、100円もしなかったように記憶します。

終盤ちょっとキツくなるけど難易度も程々だし、今の相場なら買ってもまぁ「損した!」とまでは思わないんじゃないかな。







テーマ:レビュー・感想 - ジャンル:ゲーム

| PS2 | 00:00 | トラックバック:0 | コメント:0
【PS2】『世界ノ全テ-two of us-』
世界ノ全テ ~two of us~世界ノ全テ ~two of us~
(2006/09/28)
PlayStation2

商品詳細を見る

2002年にPCで発売されたエロゲーのPS2版『世界ノ全テ-two of us-』をクリアしました。

アレンジと言えば聞こえはいいですけど、要するにCERO的にNGなエロ描写はばっさりカットされてるんでヌキ目的だとちょっと辛いかも。そもそもエロゲーからエロ描写を抜くなんてカレーライスからカレーを抜くことに等しく、何の存在価値もない…と以前の私は思っていたんですけど、所謂”泣きゲー”と呼ばれるジャンルが登場してからちょっと考えを改めたんですよね。

「長編青春アドベンチャー」と銘打った本作の設定はあくまで現実的。翼を持った少女も幻想世界も出てきません。シナリオの系統としては「メモリーズオフ」シリーズに近いような気がします。


-波の音がまだ記憶に残る、この町に帰ってきた俺。
 8年の歳月は、漠然としていたあの頃の希望を無力に変えただけだった。
 
 期待に応えられない自分に苛立ち説教する父、
 自分と同じように意見を持たない母、自分とは正反対の兄。
 そんな籠に閉じ込められながら、いつも心のどこかで、あきらめることばかり考えていた。
 何一つ達成することの出来ない劣等生の自分に嫌悪しながら。
 誰も必要としていない自分に、もう何処にも居場所はないのだと。
 そう思っていた。

 あの日、あの場所で、君に出会い、軽音部に入るまでは。- <公式サイトより引用>


私には兄弟が居ないのでこういう状況ってちょっと想像できないんだけど、この主人公の立場に共感できる人ってのは結構居るんじゃないかなぁ。でもそんな葛藤はほんの序盤だけ。

メインヒロインである小西智子との出会いから気の置けない友人達との再会を経て軽音部に入部し、目前に迫る文化祭に向けて皆で練習に勤しみ、時にメンバーと衝突したり障害を乗り越えて”仲間”としての絆を結んでいくというのが本作の前半部分。

主人公の宮本浩は無頼を気取っているけど本当は僻み根性の構ってちゃん。周囲の人間はみーんな主人公を心から気遣い、或いは一目置き、或いは好きになる。中二病ぼっちからリア充への転身に要する期間は1カ月にも満たないw

ナンボ設定が現実的でも非常に現実離れした有り得ない展開に妬っかみつつ辟易することは必至です。

ここまでで選んだ選択肢によって各ヒロインの個別ルートに分岐していくんですけど、はっきり言ってメインヒロインである小西智子ルート以外はオマケ同然の扱い。前半部分でヒロインよりも後輩キャラの櫻井まりもちゃんにきゅんきゅんしたような諸兄にとってはまったく救いようがない内容になってます。

サブタイトルの「two of us」という言葉が示すように、この物語はあくまでも主人公の宮本浩と小西智子のものであり、その他のキャラクターはすべて”us”に含まれちゃうんですよね。2人にとって都合のいい”仲間”達は、必要以上に2人の仲に介入しないのに、時には自己の危険をも顧みず2人のことを最優先に考えた行動を取らされる。

浩や智子が仲間の存在に言及したとしても、そこに対等の関係を見出すことができないのは上記のセオリーを順守している所以。メインヒロインのシナリオだけならまだしも、理不尽なセオリーはその他のルートにおいてもしっかり適用されていて、基本サブヒロインが主人公とハッピーな結末を迎えることはありません。逆にそこまで徹底的に割り切っていることで制作側の意図は明確ですし、当時のエロゲー全般の方法論に倣い、サブヒロインについては商業的要素として付加したものと考えれば納得はできなくても理解はできるのではないでしょうか。あとはユーザー側でメインシナリオが感性に合うか合わないか、で本作に対する評価が変わってくると思われます。


本作の舞台は関西(モデル地区不明)で、登場人物のほとんどが関西弁を使用しているというのは今でも結構珍しいんじゃないでしょうか。とはいえ、土地の名称はすべて架空のものなので、シナリオ的に関西を舞台にしなければならない必然性は特に感じなかったのですがね。

40年以上関西圏に住んでいる私的に評価しますと、多少の変な言い回しはあるもののイントネーションについては特に気になりませんでした。知った名前が見当たらなかったので詳しくは分かりませんが、恐らく関西出身の声優さんを起用していると思われます。

元々そんなに登場人物は多くない作品だけど、ヒロイン含む軽音部関係者4名を2人で兼任されているっていうのを後から知ってびっくりしました。少なくとも初見では全然気付きませんでしたね。

絵柄は所謂”萌え”系ではありませんが、ハード後期の作品らしく高解像度で綺麗です。例によって通常の「立ち画」とイベントCGのイメージが別人レベルに異なっているのはご愛嬌。前半の件があまりにも退屈なことと、選択肢の8割方が放課後に何処(教室・廊下・屋上・その他)へ行くかしかないのでメリハリがまったくないというのもマイナス要素ですね。まぁその辺は本作に限らず、大体のノベルゲーに共通する難点なんですけどね。

以下ネタバレを含む可能性が高いので、追記から主なキャラクターを紹介しつつ全体の感想なんかを書いてみたいと思います。
>>続きを読む

テーマ:レビュー・感想 - ジャンル:ゲーム

| PS2 | 00:00 | トラックバック:0 | コメント:0
| ホーム | 次のページ>>

プロフィール

kageoTK

Author:kageoTK
ゲームをしないゲーマーです

ついったー

Glep Web Ring

Glep Web Ring
  

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
箱○

FC2カウンター

最近のお気に入り
ゲーム以外
検索フォーム

RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード

QRコード