某所からの避難場所・・・。何も考えていない迷走必至のblog

影男のゲヱムと手袋

【NDS】『ガリレオ』


NDS『ガリレオ』をクリアしました。

本作は東野圭吾原作の連作「探偵ガリレオ」シリーズをフジテレビが2007年にドラマ化したものをゲーム化した作品です。

まぁ上のパッケージを見れば一目瞭然ですが、もう10年以上も前のコンテンツなのでひょっとしたらご存じない方もいらっしゃるのかな?原作のドラマが放送されていた時期のテレビ業界はまだフジテレビがダントツの覇権を握っていた頃で”月9”ブランドもまだ健在でありました

本作はドラマの第一期放送から丁度一年後の2008年に発売されました。本作に限らず、NDSのインターフェイスはこの手のお手軽な推理アドベンチャーに適していて、ドラマ原作の作品も各社から結構出ていたように記憶します。旬のものに乗っかって普段あまりゲームに馴染みのない層を取り込もうって算段なんでしょうけど、ゲームとしての賞味期限は短く原作のコンテンツが忘れ去られる頃にはゲームなんぞ誰も覚えていないというのがお決まりのパターン。中古の価格も総じて安く、今でも探せば普通に手に入ると思います

本作に収録されたシナリオは全部で5本。ただし最終の4話と5話は前後編に分割されているので実質4本となります。1本あたりのクリアに要する時間は大体1時間前後で、TVドラマを強く意識した構成には好感が持てますが、フルプライスの作品であることを考えるとややコストパフォーマンスに劣るかな?シナリオの中身もほぼTVドラマ準拠でオリジナル要素は皆無なのでゲームならではって部分が少ないんだよね

”推理”アドベンチャーとは言うものの、実際謎を解いているのはプレイヤーの分身である内海刑事ではなく湯川学先生なんで、プレイヤーが何をしているかといえば湯川先生の指示で情報収集にあっちへ行ったりこっちへ行ったりの繰り返し。唯一プレイヤーが介入できるゲームらしい部分といえば、各シナリオに用意されているちょっとしたミニゲームを先に進むためにクリアすることぐらいです。ミニゲームのデキはまぁそれなりなんですけど、これだけの為に本作をプレイする価値があるかといえば正直厳しいと言わざるを得ませんね。前に「踊る大捜査線」のゲームの感想でも書きましたけど、本作は推理アドベンチャーではなくTVドラマ版「ガリレオ」の雰囲気を味わえる”雰囲気ゲー”というのが一番しっくりする表現かなと思います

演出面についてはパッケージにもっともらしく「声の出演:福山雅治」何て書いてありますが、当然フルボイスなワケではなく、TVドラマでも多用していた「実に面白い」とか「あり得ない?…」とか象徴的なワンフレーズのみで、それも多分オリジナル音声ではなくTVドラマ本編からキャプチャしただけの手抜きです。ビジュアルは本編に寄せているのかいないのか判別できない微妙なタッチですが、無個性であるが故に煩すぎずプレイしていて特に違和感を覚えるようなことはありませんでした

主演の福山雅治については同年代という意味でのやっかみ半分で役者としてはあまり評価はしていません。原作者である東野圭吾も本作の映像化にあたっては主人公の湯川学のイメージは佐野史郎であったと明言しているように、恐らく福山自身の独自解釈が過ぎるキャラクターに仕上がってはいますが、個人的にはそれが決定的なマイナスになっているとまでは思いません。というのも私自身がTVドラマ版視聴後に原作を読んだので、初めにキャラクターのイメージがついていなかったというだけなんですけどね。少なくとも坂本竜馬よりは断然こっちの方がいいですw ちなみに狂言回しにあたる内海刑事のキャラクターの改変(原作ではドラマでもちょっとだけ登場する草薙刑事がその任にあたっている。内海刑事はその後輩という位置づけ)も映像作品としてはこっちの方が正解だと思います

BGMはドラマ本編でおなじみのテーマミュージックのみフィーチャーされていますが、その他の音楽についてはまったく印象に残っていません。まぁ決定的に雰囲気を損なうようなものではありませんでしたので、無難だったというところでしょう

劇場版作品も含め、本作発売後にも何度か映像化されている本シリーズですが、フジテレビの凋落と共に忘れられたコンテンツと化しつつあるような気がします。まぁ福山雅治も今となってはアラフィフのジジィですし、いかな若く見えるとはいえ当時と同じテンションで演じるにはちょっと無理がある…というか50オヤジのナルシシズムは普通にキモいのであまり見たくはありませんw 原作のポテンシャルは高いのでキャストを一新して新シリーズを立ち上げても十分通用するかと思うのですが、今のフジテレビじゃ難しいだろうな…

というワケで特に本作をおススメする理由はないのですが、とにかく短時間で何かゲームを終わらせたいという方ならやってみてもいいんじゃないでしょうか


→記念すべき「ガリレオ」シリーズの原作第一作。こちらは今から読んでも面白いです

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| NDS | 06:12 | トラックバック:0 | コメント:0
【NDS】『ルミナスアーク2ウィル』


NDS『ルミナスアーク2ウィル』を1周クリアしました

前作もプレイ済みなんですけど、こちらでブログを始める前、すなわち今は亡きGlep時代に遊んで以来ですので約10年ぶりにシリーズを触った格好です。内容といって前作の記憶はほぼないんですけど、ストーリー的な繋がりはなく世界観のみ共有するということらしいので特に問題はないようです

ジャンルはギャルゲー寄りのファンタジー系シミュレーションRPGで、シナリオは全30章。インターミッションの間に戦闘パートが入るオーソドックスな形式ですね。特定の敵を倒すか全滅させることでステージクリアとなります

―魔女戦争 禁じられた戦いが始まる―

魔法という力が人々の生活と文明を支え繁栄する時代、女王による騎士団と、レヴ魔法協会により平和は保たれていた。しかし「魔力の衝突を禁ず」永きにわたり守られてきた規制が破られ、魔女同士の衝突による戦争が始まろうとしていた。魔法をより安全に、個人や固有の国家の所有物とすることなく管理してきた魔女機構「レヴ魔法協会」。その中から一人の反逆者、「氷影の魔女」ファティマを生むこととなったからである。魔女同士それぞれの思惑のもとレヴ魔法協会は崩壊しかかっていた。 一方魔法統治国家「カルナヴァ王国」は女王によって代々続いてきた。世界各地の人間が集まる、レヴ魔法協会を領内に抱き、学園国家として有名な国であった。しかしこの国にも魔女同士の衝突による影響が現れ出すこととなる。本来、魔法言語を発せないビーストが反逆者たる氷影の魔女とともに世界に挑み始めたのだ。ビーストによる被害が深刻化する中、カルナヴァ王国は魔法を簡単に使用する研究を密かに進めることとなる。そうして完成したのが、優れた素質を持つ者しか扱えない「ツール」であった。 ツールが完成し、見習い騎士ロランが幼馴染みの兄を迎えにラピス研究所へ向かったとき全てが動き出す。<Wikiより転載>

主人公は見習い騎士のロラン君。魔女同士の内輪もめに巻き込まれる形で戦いに身を投じますが、運命なのか偶然か、魔法に対抗し得る新しい技術である”ツール”を手に入れてからは短期間でルーンナイト→マスターへと華麗に出世し、魅力的な魔女たちのみならずかつての敵をも籠絡して酒池肉林のハーレムを形成する。そんな感じの物語ですw

序盤は魔法協会を裏切って世界を擾乱する”氷影の魔女”ことファティマとその使い魔ジョジィとの戦いが中心。やがてかつての魔女たちが封印したマスター・マティアスが復活し、世界を崩壊させるという”死者の門”を開こうとしたところが、ハウルビーストの王を名乗るバルバの登場により状況が一変。乱心かと思われていたマティアスが実はバルバの出現を予見しており、一連の行動はすべてこの世界を守る為であったということが明らかになる……

ストーリーテリングに特に目新しい部分はないですけど、キャラクターの魅力でそれなりには完成されていますね。戦闘パートで使用できるキャラクター以外にも相関関係含めて複数の登場人物が絡み、一応飽きさせない工夫はされていると思います。インターミッションはやや冗長ですがスキップもできますので個人的には許容範囲。フルボイスではないけどそこそこ喋ります。特別なイベントでは一枚画も用意されていますが、基本は会話しているキャラクターの立ち画に表情を変化させている形式です。画面の左と右で会話しているキャラクター同士向き合う形ですが、気になるのは同じキャラクターで立ち位置が変わった場合、単純に反転しているだけの手抜きなんですよねw 特に何度も出てくる主人公の初期コスチュームデザインが左右非対称なだけにどっちが正しいのか暫く悩みました

戦闘パートの難易度は低めです。いくつか理由はありますが、戦術的にゴリ押しが可能なシステムであるということが最大の要因だと思います。具体的に事例を上げると、①自陣キャラ排除によるペナルティがない(復活の魔法またはアイテムがあれば何度でも復帰可能) ②必殺技であるFD(フラッシュドライブ)の威力が強い ③ギルドミッションで随時レベルアップ可能 ……といったところでしょうか

マップデザインは割とコンパクトで大きさは共通。高低差等ありますが戦術的にあまり意味はないというか、大きく戦局を左右する要素ではないのでさほど気にする必要はありません。シナリオの中盤から終盤にかけて自陣に加わるキャラクターの数が大幅に増えるのはいいのですが、戦闘に参加できる上限は6人までとなっており、またシナリオの進行上強制出撃がかかるキャラクターも居る為自陣のキャラクターをまんべんなく育成するのが困難だという問題があります。せっかく仲間になっても活躍できる機会が少ないのは悲しいよね。キャラクターの使用頻度はエンディングにおけるイベント発生の要件でもありますので、特定のキャラクターで発生させようとすれば、ある程度計画的にプレイする必要があるということですね。ちなみに私のレギュラーキャラクターは、ロラン、アルティ、ファティマ、リーナ、フィルがほぼ固定。あとは状況に応じてラッシュ(終盤リヒテル)、サティ、アヤノ、カレンを選抜したりしなかったりという感じですね

1周クリアの所要時間は40時間弱といったところ。戦闘パートにターン制限等はありませんが、意図しない限りクリアまでにそう時間はかからないと思います。一部連戦があったりしますが、戦闘パートよりもインターミッションの方がはるかに時間がかかりますね。インターミッション後のアフターブレイクにて個別にキャラクターの新密度を上げ、ラストバトル直前に新密度が高い順から3人選択すると、それぞれイベント画が開放される仕組みです。イベントがないキャラクターも居ますが、すべて効率よくプレイしても最低3周しないと全部開放することはできません。さすがにそこまで付き合っていられないので本作のプレイは一旦ここで終了します

本シリーズはNDSで3作まで出ており、評価が高いのは3らしいのですが個人的には十分楽しめました。中古市場も潤沢で、ゲーム専門でないブックオフ等でも探せば割と容易に見つかると思います。店によって多少価格にバラつきがあるかもしれませんが、高くても500円程度だと思います

Vitaでも続編が出ていて、それも所有していますが新品でも相当値下がりしているのはまぁそういうことなんでしょう。NDSの製作元は現在解散しており、別会社が権利だけ買い取って発売したらしいのでNDS3部作とは全く別物という認識でいいと思いますね

お気に入りのキャラは手ブラにしか見えないコスチュームデザインがエロ過ぎるファティマ様ですw



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| NDS | 03:28 | トラックバック:0 | コメント:0
【NDS】『レイトン教授と不思議な町』


現在もキャラクターを変えて展開している「レイトン教授」シリーズの第1作目、初代DSの『レイトン教授と不思議の町』をクリアしました。発売当初は週一で新しい問題をDLできたみたいですけど、現在は初代DSのネットワークサービスは終了していますので、ソフトに収録された全135問のみプレイが可能です

初代DSだけでも本作を入れて4本シリーズ作品が発売され、登場キャラクターを一新した最新作も発売されたということで、今回が私的にはシリーズ作品初挑戦となります

一昔前の作品とはいえ、初代DSを代表するソフトのひとつとして現在でも人気は高く、中古でも¥1000以下で売ってることはあまりないです。本作含む初代DSの4本は購入済みで、あと3DSで『逆転裁判』とコラボしたスピンオフ作品も所有しています。3DSのシリーズ作品2本はまだ購入していません

「ナゾトキ×ストーリー」というコピーでアドベンチャーゲームのような体裁となっておりますが、このゲームに収録されている”ナゾ”はシナリオとは関わりなく、実際はパズルゲーム集といった方がしっくりしますね。初代DSの初期に一大ブームを巻き起こした「脳トレ」の要素を多分に含んでおり、「頭の体操」ほか多数の著書がある多胡輝先生(故人)が問題を監修されていて、問題の完成度は概ね高いです。文字や数字の記入だけでなく、線を引いたり点を結んだりとNDSのタッチペンというインターフェースを活用してバラエティに富んでいますね

元々こういうパズルは得意とまで言わなくとも嫌いではないんですけど、年齢を重ねていくにつれ柔軟性がなくなってきているのを痛感します。大雑把な感触で初見で解けた問題が大体4割。ヒントを使って解いた問題も大体同じくらい。あとの2割はどう考えても解けなかった問題または考えるのが面倒になった問題という構成比で、延べのプレイ時間は大体10時間といったところ。飽きる前に区切りがついたのでよかったです

ところどころで挿入されるムービーは画質は初代DSなりで粗いですが、クオリティは高いです。声のキャスティングに関しては何とも言えませんけど、レイトン教授のキャラはちょっと弱いかな?不思議な町の住人の方が余程キャラが立っているような気がします

ゲームとして面白いかどうかは別として、老若男女問わずちょっとした時間で頭を使ってみるのはボケ防止にも効果があるのではと思ったり。普段こういう頭の使い方をしていないので、今更ですけど個人的には楽しめました。続編も忘れた頃にプレイしてみたいと思います


  

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| NDS | 17:17 | トラックバック:0 | コメント:0
【NDS】『ゼルダの伝説 大地の汽笛』


ニンテンドーDS『ゼルダの伝説 大地の汽笛』をクリアしました。

NDSの「ゼルダ」は本作で2作目ですけど、私がプレイしたのは本作が初。何か暮れに発売されて年明け早々には値崩れしていたのを購入した記憶があります。TVCMもそれなりに展開していたし、何より「ゼルダ」の名前を冠したビッグタイトルで早期に値崩れしたのは、当時はビッグタイトルの期待値に見合う完成度ではなかったのであろうと単純に思っていたのですが、実際プレイしてみて(かなり遅いけど)それは間違いであることに気付きました。

タッチペンオンリーの操作にはやや難があるもののマイク入力によるNDSの特性を活かせているし、先へ進むごとにアクションが追加されて探索できる範囲が広がっていくのもいい。面倒くさい時もあるけど、列車によるMAP移動は斬新で移動中にも退屈しないような仕掛けが盛り込まれています。ストーリーとは直接関係しないミニゲームや探索・やり込み要素もふんだんにあり、極めようとすれば相当なボリュームがあります。

一言で表すと、隙のない作品。完璧、とまでは言わないけどこの手の作品におけるありとあらゆる部分に気を配っていることはちょっとプレイするだけでもよく分かる。非常に丁寧に作られていると思いますね。

ストーリーはおきまりの魔王復活が云々で特筆すべきところはありませんが、”神の塔”におけるパズルアクションも序盤はそれなりですが後半になればなるほどできることが増えていく分、かなり頭を捻る必要がある。各神殿におけるボス戦もシビアなアクションのみならずパターンをしっかりと見極めて適切な攻撃を繰り出さないといけない。謎解きを自力でクリアするのは非常に気持ちがいいです。これぞゲーム!って感じです。

…と言いつつ後半はかなり攻略サイトのお世話になったんですがね(汗)

タッチペンのアクションには多少慣れは必要になってきますけど、大人から子供まで万人が楽しめるアクションアドベンチャーゲームの佳作です。現在でも当時の値崩れの影響がまだ残っているのか、中古市場においても非常に安く手に入るので、迷ったら取りあえず手に取ってみても絶対損はしないと断言できます。いいゲームでした。


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| NDS | 00:00 | トラックバック:0 | コメント:0
【NDS】『ワールドデストラクション~導かれし意思~』


NDSの『ワールドデストラクション~導かれし意思~』をクリアしました。

本作は2008年にセガから発売された、オーソドックスなRPGです。当時はメディアミックス的な展開をしていたらしいのですが、生憎私の記憶にはありませんので、前情報なしで単純にゲームについてのみの感想となります。

クリアまでに要した時間は約20時間強。やる前からゲップが出そうなやり込み要素満載の作品と比較するとボリュームは少なめなんですけど、例によって私的にそれはマイナス要素にはなりません。それよりセーブデータに記載されている累計プレイ時間よりずっと長い時間のように感じられたのは、まぁ本作の評価の本質でもあるんですけどすべてにおいて非常にテンポが悪いんですよね。

例えばフィールドの移動。本作では現在位置から目的地へ移動する為に広大なエリアマップを踏破する必要はありません。各イベントにおいて目的地はすぐに全体マップ画面上に表示され、それを選択するだけで一発で移動できますからそこは問題じゃない。まずキャラクターの移動速度が非常に遅い。ドット画のモーションは全力疾走している風なのでその見かけとの落差が余計にイライラします。それと判別しにくい障害物にちょっとでも引っかかると止まってしまうんですね。NDSの上画面に全体MAPが表示されるんですが、全体MAPを見ながら移動していると頻繁に引っかかってその都度下画面を見直さなければならないのはストレスが溜まります。

次にカメラワークのマズさ。マップによっては遠くから俯瞰した視点であったり、拡大したりとバラエティに富んではいるのですが、その尽くが”見づらい”のはもう根本的にセンスがないとしかいいようがありません。あと移動する方向によって自動的に視点が変わったりする演出もスムーズに移動できなくなるだけで何の恩恵もない。だから余計に移動しづらいんだってばよ!

更にマップデザインにも問題があって、基本的には単純な構造なんですけどとにかく端から端まで行ったり来たりしなければならない仕掛けが多すぎ、というよりそれしかない。特に最悪なのが空中監獄。これは2層構造になっていて、表と裏のマップを行き来するんですけど、そのマップ同士の繋がりがデタラメもいいところなので経路はとにかく歩いて覚えるしかない。程度の差はあれど以降も全部こんな調子なんで新しいマップに入ると暫くは全然捗らないんですよね。

まだまだあるぞ。街以外のマップでは当然敵との戦闘があるワケですが、エンカウント率が大昔のファミコンRPG並に高いんですよね。その戦闘が面白ければまだいいんだけど、やたらとテンポが悪くて最初の内は無闇に時間がかかるんだ、これが。直接攻撃の方法は2種類あって、威力は高いが手数の少ない”ブロウ”攻撃と、その逆で威力は低いが手数の多い”ラッシュ”攻撃。戦闘終了時に手に入るBPを使って個別の技の能力を上げていくと技同士連結ができるようになるんだけど、こうなってくると戦闘はほぼ”ラッシュ”の一択に。魔法攻撃に相当する”スキル”攻撃はテンポが悪い上に使い勝手もあまり良くないので、スキルは専ら補助系が中心になります。あと連続して攻撃のコンボを繋いでいくと必殺技が発動するのですが、狙って出すことができないというのもアレなんだけど、演出部分をスキップできないのでここでもテンポが悪くなるんですよね。その必殺技もアクセサリに”必殺技ガイド”があるものを装備してればいいんですけど、そうでない場合は短時間で4種類のボタンを順番通り正しく入力しないと全然ダメージを与えることができなくなるというめんどくさい仕様なので、使いどころがないんだよな実際。まぁおかげでレベルはホイホイ上がって直ぐに強くなるのはいいけどね。

戦闘には他にも問題があって、敵を倒すとお金とアイテムをドロップするのはありがちな話。ただしこの作品ではステータスアップのレアアイテムや店で売ってる最強装備が”どくけし草”ぐらいの確率で手に入る。実際この作品の物価はインフレ気味で、新しい場所で全員の武器防具一式新調したらカラッケツになるほどなんだけど、中盤以降は戦闘で得られるドロップだけで十分賄える為、お金自体がまったくの無意味になってしまいます。

あと武器に属性をつけたり能力をUPできる武器改造も、装備しているものはできないというシステム的な不備。そもそも属性効果も顕著ではないので全然気にする必要もなく、従ってそんな改造を施す意味もないというね。色んな要素をぶっ込んではみたものの、いずれも調整不足で結局機能していないといった感じですね。


ストーリーについて、世界を滅ぼす”デストラクト”であるということを知らぬまま成長した主人公のキリエが”撲滅委員会”と称する少女モルテと出会い、またその旅の中で多くのかけがえのない仲間と出会い、自らの出自を知って運命に立ち向かうと、大筋ではこんな感じです。

まぁストーリー自体は何も特筆すべき点は見当たらないんですが、キャラクターの造型は割としっかりしていて、イベント等要所要所ではフルボイスでドット画に細かい演技をさせるという昔ながらの手法で展開します。CGムービーも合間に挿入されたりしますが量的には少ないですね。

完全ではないですが、先に書いたイベントシーンではほぼフルボイスで、しかも声優陣はメディアミックスらしく非常に豪華。変わったところでは銀狼族のナジャを俳優の水嶋ヒロが担当し、意外と小器用にこなしているのと、竜族の生き残りの少女リ・アを女優の市川由衣が担当し、こちらはそういう演出なのかと首を傾げたくなるような棒読みで萎えたりしますが、主人公のキリエを宮野真守、ヒロインのモルテを坂本真綾、あと本作のイメージキャラクターともいうべき賞金稼ぎのトッピをベテランの古谷徹が担当し、メインキャストはシリーズアニメにも比肩し得る盤石の布陣で安定感は抜群です。

実際本作の見どころってそれぐらいしかないんだよね(汗)ゲーム部分だけを評価すると”テンポの悪い凡庸な作品”という一文に尽きます。

当時それなりに力を入れてプロモーションもしていたハズなんだけど、記憶や記録に残ることもなく、続編というフォロワーもなくメジャーメーカーのマイナー作品という中途半端な立ち位置で、豊富な中古在庫が当面捨て値に近い価格で流通し続けるというあんまり笑えない状況ではあります。

攻略サイトを紐解くと、いくつかサブイベントをスルーしてるみたいなんだけど私はもういいです。



 

→TVアニメは未見なんですけどパッケージ画とゲームのイメージは大分違うなぁ…


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