某所からの避難場所・・・。何も考えていない迷走必至のblog

影男のゲヱムと手袋

【PSP】『コープスパーティー ブラッドカバーリピーティッドフィアー』


PSP版『コープスパーティ ブラッドカバーリピーディットフィアー』の本編シナリオをクリアしました。バッドエンディングの回収およびエクストラシナリオはこれからぼちぼち進めていこうと思います

オリジナルはPCの『RPGツクール』を使用した同人ソフトで、本作が家庭用機への初の移植作品になります。発売当初から気にはなっていたのですが、品薄で店頭ではあまり見かけなかったのと中古でもそれなりにいい値段がついていて中々手を出せなかったんですよね。ちなみに購入したのはつい最近であります


文化祭最終日。後片付け後の教室で、今日を最後に転校して行くクラスメートの為に残っていた9人で行ったおまじない「幸せのサチコさん」。みんながいつまでも一緒にいられるように願うこのおまじないは、実は呪われた廃校へと誘う罠であった。数人ずつ離ればなれになって閉じ込められた不気味な廃校で、新たな犠牲者を誘い込んだ怨霊たちによる骸の祭りが始まる。廃校に監禁され生殺与奪の権を握られた生徒達の運命やいかに…?

<Amazonの商品紹介より引用>

ストーリーといってもよくある”クローズドサークル”もので、簡単に言うとVシネっぽい和風B級ホラーテイスト満載のスプラッターです。ゲロに始まり経血を経ておもらしに至るビジュアルおよびテキストに腐臭漂う臓器が景気よく散りばめられ、恐怖というより生理的不快感を煽る描写に溢れており、苦手な方はとことん苦手ではっきり人を選ぶ内容となっています。全編が呪われた廃校である”天神小学校”校舎内で展開し、フィールドマップはSFCのRPGのような一昔前の2D画面。あちこちに点在するフラグを立てながら先に進む形式ですね

舞台となる”天神小学校”は位相のズレによって多重空間構造となっており、招かれた9人は何人かに分かれて別の空間に存在している。それぞれの空間は複雑に入り組んでおり、声は聞こえても姿が見えないといった現象も起こる。”天神小学校”に招かれたのは如月学園の面々だけではなく、校舎内のそこかしこにかつて連れてこられた人たちの遺骸が転がっています。もちろん目的はこのワケのわからない場所から脱出することなんですが、一筋縄ではいきません。何せ如月学園の面々以外に生き延びている人間はほとんどおらず、情報は既に亡くなった人たちが残したダイイングメッセージぐらい。探索を進めていく過程で如月学園のメンバーもひとりまたひとりと”天神小学校”の呪いで命を落としていき、生き残った人間も徐々に極限状態へと追い詰められていく…


呪われた”天神小学校”誕生のきっかけとなった30年前の児童4人誘拐殺害事件の真相と、その発端となった更に20年前の事件に共通する人物の謎。設定は”クローズドサークル”ものの典型的なソレですが、ミステリー的な要素もあってホラー系のアトラクションのように単純にビビらせるだけでないシナリオは秀逸です。また、如月学園のメンバーの中にも死体写真を収集するサイコ野郎が居たり、進行によっては闇堕ちするキャラも居たりとステレオタイプな展開に留まらないのも面白いと思います

ビジュアルだけでなく音を活用した演出は素晴らしいです。音声すべてではないですが、要所要所で”3Dダミーヘッドマイク”で作成された立体音響が雰囲気を盛り上げます。ここは断然ヘッドホンの使用をお勧めします。あとリアルなSEの特定の箇所でほんの一瞬聞こえる演出がいいです。BGMも作品の雰囲気にマッチしていていいと思います

オリジナルが古い作品ということもあって本作の2010年発売当時としても古臭い感じは否めませんが、インディーズからメジャータイトルに成長しただけのパワーは十分感じ取ることができますね


…と、内容については本当に素晴らしいのにそれを台無しにしているのがシステム周りのマズさ。一番ストレスが溜まるのがマップ切り替え時のタイムラグ。操作しているキャラクターが硬直する体感時間が長く、著しくテンポを阻害しています。特に時間制限のあるイベントでは焦りますね。あとテキスト系のADVじゃないのである程度仕方がない部分ではあるのですけど、既読スキップにあたる機能が一切なく、場面によっては同じポイントを何度も繰り返し見ないといけないのは結構キツいですね。せっかくの演出も何回も見てればさすがに飽きてくるし、恐怖や不快感を上回る勢いでかったるくなったことも。あとイベントCGを閲覧できるギャラリーモードがないのも不満点のひとつです

本作の家庭用機のシリーズ作品としてはPSPで外伝的なものが2本、PSVで続編が1本、3DSで本作のリブート版が発売されています。シリーズ作品はいずれも未所有ですが、せっかくなので揃えてみてもいいですねw

余談ですが本作に出演している声優陣は非常に豪華かつ、絶叫悲鳴果てはゲロ音まで熱演が堪能できますので一見、いや一聴の価値ありです

最後に登場するキャラクターについて一言感想を。お気に入りは序盤で○んじゃう世以子ちゃんですw


持田哲志…本作の主人公。プロローグにおけるヘタレビビり具合と本編のイケメンぶりのギャップがすごいwラッキースケベで2回もヒロインの胸を触る役得もムカつきますね

持田由香…主人公の妹。兄を迎えに如月学園に来てしまったのが運のつき。重度のブラコンで中学2年生という設定よりもかなり幼く見えます。変態を引き寄せる才能の持ち主で、死体に興奮する根暗メガネと幽霊より怖い本物のサイコパスに付きまとわれる不運な娘

中島直美…本作のヒロインでゲロ担当。進行によっては縊死したりクラスメイトに撲殺されたりと豊富な死にパターンがあるのが特徴。世以子ちゃんに八つ当たりする場面では演出上必要であったことは理解できるけど唐突感は否めませんね

篠原世以子…ヒロインの親友。如月学園生徒の最初の犠牲者。複雑な家庭環境でオカン成分が強すぎるきらいはあるけど女子の登場人物の中で一番まとも。結婚するなら迷うことなく彼女を選択しますw

篠崎あゆみ…オカルトかぶれのクラス委員長。今回の事件の元凶。っつーか人型の紙人形を引きちぎる儀式って普通に気持ち悪すぎるだろ、何故やった?主人公の哲志君が好きでヒロインに嫉妬するあたりは人間臭くていいですね。闇堕ちするルートでは普通にドン引きですが

岸沼良樹…ヤンキーぼっちの報われない男。オカルト委員長をひそかに慕うも、言動の悉くが裏目に作用してしまうのが哀れを誘います。極限状態の連続であれだけ委員長と行動を共にしても吊り橋効果が一切作用しなかったのはもう完全に脈ナシだから諦めたほうがいいかも

鈴本繭…思えばこの娘の転校が例の儀式のきっかけだったんだよね。序盤でミンチになっちゃうので生きてる時の印象は薄いです

森繁朔太郎…死体に興奮する変態根暗メガネその人。廊下のミンチ画像でアヘアヘしようと思ったら最愛の繭ちゃんだったというところで発狂。狂ったまま校舎内を徘徊しているのか、はたまた何処かで野垂れ死んでいるのかも定かでない。まぁ自業自得

宍戸結衣…主人公のクラスの担任教師。オカルト委員長の口車に乗って悪ふざけの結果巻き込まれる。基本イイ先生なんだけど天神小学校内ではほとんど何もしていません。最後はオカルト委員長を助けて絶命


その他にも天神小学校に囚われた人たちが居るんですけどここでは割愛します

本編は5章構成となっており、それぞれ1~2時間程度でクリアできます。ゲームオーバー、あるいはバッドエンドからのやり直しを含むともうちょっとかかりますけど、基本廃校の校舎内だけで進行して場面の変化に乏しいのでこの手のジャンルとしては適当なボリュームだと思います。エンディングもいかにもB級ホラーっぽい終わり方で、根本的には何も解決していないのがアレなんですが、それなりにカタルシスは得られると思いますね

本編とは別にエクストラシナリオというものがあって、本編における特定のバッドエンドを迎えることで解放されていきます。内容は如月学園の面々の前日譚や、無残な死体となって校舎内に転がっている生徒たちの生前の様子等ありますが、本編を補完するような内容は少ないと思います。現在7つ解放しましたが、その中で印象に残っているのは根暗メガネと真正サイコパスの邂逅シーンですかね。ゲーム的な要素は少ないんであくまでオマケと考えた方がよさそうです

未経験で今からプレイするならやはり最新の3DS版がベストなんでしょうね。外伝作品にはあまり興味がありませんが、Vitaで出てる続編は機会があれば購入したいと思います


  
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| PSP | 01:23 | トラックバック:0 | コメント:0
【PSP】『空の軌跡 the3rd』


今年に入ってから満を持してプレイを開始した『空の軌跡the3rd』をようやくクリアしました。延べのプレイ時間は60時間弱で、前作とほぼ同じくらいのボリュームです。

前作と前々作がエステルとヨシュアを中心にした大きなひとつのストーリーであったのに対し、今作では主人公を前作の追加キャラである星杯騎士団所属のケビン・グラハムへと変更。前作では多く語られなかったケビンにまつわる伏線を回収するという格好になっています。更にケビンの幼馴染で同じく星杯騎士団所属のリース・アルジェントが新キャラとして登場する他は、前作前々作のキャラクターが総出演し、今まで名前しか出てこなかったキャラクターも次のシリーズ作品への布石として登場する等、シリーズの繋ぎ的な役割の作品であるといえますね

物語は前作の事件から半年後。新たな任務に就いていたケビン君が「浮遊都市」のサルベージ作業で見つかった古代アーティファクトを手にしたことから始まります。突如「影の国」と呼ばれる異世界へと召喚されたケビン君とリース嬢は、元の世界に帰るために探索を開始する。その過程で次々と召喚されるかつて馴染みのあるキャラクター達。まるでケビン達を試すような仕掛けが施された「影の国」とは一体何なのか?果たして無事に脱出することができるのか…?

本作はほとんど「影の国」内で完結し、前作前々作で舞台となった場所がほぼ同じ形で再現されているので、ゲーム的な新味はあまりないです。それぞれ独立した世界である七つの「星霜」をひたすら進み、キャラクターを強化していく。「星霜」には招かれたキャラクターたちの記憶の断片である「月」「星」「太陽」の扉が設置され、前作であった事件の後、またはそれ以前の記憶を再現し、それぞれのキャラクターを更に深く掘り下げる効果を発揮しています。

それ自体はいいのですが、全体のシナリオといっても要はケビン君の過去に集約されており、物語的な展開は前作と比べると非常に薄いです。各星霜に仕掛けられたミッションの内容は極めてゲーム的。それが何者かの意思による人工の試練だから当然といえば当然なんですが、明けても暮れても探索と戦闘の繰り返しで話は終盤にならないと一向に進まないのが少々つらかった。

各エリア攻略も中ボスはともかくラストを飾るボスはどれも強く、初見で勝てたら超ラッキー。節目節目でラスボスの壁にぶち当たり、その都度停滞していたのがここまで時間がかかった原因でもあります

本文でも書きましたけどレベルを上げてのゴリ押しがきかない代わり、レベル調整は容易なので特定のキャラが足を引っ張ってという場面はあまりないですが、武器はしっかり強化しないとロクにダメージも与えられないんだよなぁ。RPGの戦闘というより理詰めのパズルといった方が近いかもしれません。お金を手に入れる手段が限られていて、装備の下取り率も低い為に全員の装備をフルに整えているとすぐに枯渇してしまいます。セピスを換金するとか救済手段がないではないけど、セピスはセピスでクオーツやスロットを強化する為に必要だしで終始お金のやり繰りに苦労した印象が(汗)

各キャラクターのエピソードやミニシナリオは前作や前々作をプレイしていればそれなりに興味深く見ることができるんですけど、如何せんそれぞれのエピソードはぶつ切り状態で一貫性はないので、ゲームとしてはどうしても散漫な印象になってしまいますね。

勿論作品としてトータルの水準は決して低くはないのですが、前作前々作と比べてしまうといまひとつのめり込めなかったというのが正直なところです。割り切ってオールスターキャストによるお祭りゲームとして楽しむのが正しいあり方なんでしょう。これ単独でもプレイは可能ですが、多分ワケが分からないと思います。

2周目要素もありますがもうお腹いっぱいですw これにて本作のプレイは終了したいと思います


 

今からプレイするならVita版がいいと思います

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| PSP | 22:22 | トラックバック:0 | コメント:0
【PSP】『アキバズトリップ・プラス』


PSP『AKIBA’S TRIP PLUS(アキバズトリップ プラス)』を1周クリアしました。

タイトルがそのものズバリなんであえて言及する必要もないと思いますけど、本作は東京の秋葉原を舞台としたアクションRPGです。実在する場所を舞台としたゲーム作品といえば『龍が如く』シリーズがまず思い浮かびますが、ゲーム性も非常に近しいものがありますね。敵と戦えば経験値を得てレベルがあがり、イベントや買い物で新しいスキルや技を習得したり、装備を交換してステータスをアップする。メインストーリーを進めるミッションとは別に、直接関係ないサブミッションも多数用意されており、クリアすることで戦闘パートを有利に進められるアイテムを得たり、あるいは称号の獲得等自分なりのやり込み目標を達成するモチベーションとなるわけだ。

主人公は大学受験に失敗して予備校に通う浪人生。受験勉強に勤しむわけでもなく、友人達と秋葉原で遊び呆けている。
そんな折、主人公の親友が留守電に謎のメッセージを残して消息を絶ってしまった。メッセージに従い、親友のPCを調べていると、そこにはこの世のものとは思えないほど美しい少女の写真…その背景にはなじみ深い秋葉原の景色。ツイッターならぬ「ぽつり。」で情報を収集し、親友が消息を絶ったと思しき場所を突き止め、現場に向かう主人公。そこに待ち構えていたのは”カゲヤシ”と呼ばれる人間ならざる吸血鬼「阿倍野優」であった。

阿倍野優に襲われ、瀕死の重傷を負う主人公。そこに現れたのは新友のPCにあった写真の美少女「瑠衣」。彼女は友人を助ける為に自らの危険をも顧みないで行動する主人公に感銘し、自身の血液を与えて主人公を救う。瑠衣によって一命を取り留めた主人公であったが、国家の調査機関を名乗る女性「御堂聡子」によって身柄を拘束されてしまう。

主人公は椅子に縛られた状態で意識を取り戻す。そこで国内情報調査機構「NIRO(ナイロ)」の現場責任者「瀬島隆二」から今秋葉原で多発している事件の裏に”カゲヤシ”が関わっているという事実を聞かされる。そして”カゲヤシ”の眷属である瑠衣から血液を得た主人公の肉体は、既に”カゲヤシ”化しており、その身体能力を使って”カゲヤシ”撲滅に協力を迫られる。

止む無く協力を約束した主人公は御堂聡子を通じてNIROの指令を受け取り、秋葉原自警団のメンバーと共に”カゲヤシ”と対峙していく…というところが導入部分。


メインシナリオで行う選択肢の内容によってルートが変化します。考えなしにしょうもない選択肢を選んでしまうとあっさりゲームオーバーになったりするので注意が必要です。背景設定含む物語の本質にたどり着くには周回プレイが必須なのですが、今回は共存ルートと呼ばれるエンディングで一旦終了しています。

1周のプレイにかかった所要時間は約15時間。エンディングデータから再開すればアイテムや装備等を引き継いだ状態でプレイを開始できるので大分楽ではあるんですけどね。

冒頭『龍が如く』シリーズに近しいゲーム性という話をしましたが、ビジュアル的にはそこまで作り込まれておらず、比較するとややチープな感じがしますね。街中では人通りが少なすぎて寂しく、行動できるエリアは細かく設定されていて歩ける範囲は非常に狭くせせこましい感じがします。キャラクター同士の掛け合いによるイベント演出は、まったく表情が変わらないキャラクター同士のやり取りが結構不気味。画面上では2次元のキャラがカットインされるのでそっちを見て脳内補完する必要があります。

アクションに関しては操作性がイマイチで動きも何か違和感がありますね。ゲームとしての完成度は『龍が如く』シリーズには及ばないですが、本作独自の要素として日光を大量に浴びると炭化するという特性をもったカゲヤシを効率的に退治する為の「ストリップアクション」と呼ばれるシステムがあります。頭・上半身・下半身の部位毎にダメージ設定があり、攻撃を加えることで着衣が乱れたところをアクションボタン長押しで発動し、一気に服を剥ぎ取ることができます。着衣を全部剥ぎ取るか破壊してしまえばカゲヤシは炭化して消滅してしまいます。服装の種類ごとに「極意」があり、それを習得していると剥ぎ取った服をそのまま手に入れることができるんですね。手に入れた服は自分で着用してもいいし売ってしまってもいい。「ストリップアクション」は男女問わず有効なので、女子高生のカゲヤシをあられもない下着姿にひん剥くのが中々楽しいですねw ただし服欲しさに一般人に対して追剥みたいなことをやってると後でしっぺ返しを食らうので注意が必要です。

シナリオに関しては良い意味でも悪い意味でもセカイ系のラノベテイスト。ゲームの世界観にはマッチしていると思います。

キャラクター(特にカゲヤシ側)は魅力的ですが、特に主人公キャラの設定がドラクエ形式で時折挿入される独白以外は基本的に一切セリフを発しない為にイマイチ掴みどころがないんですよね。先にも書いたように選択肢によってヒロインであるカゲヤシの文月瑠衣との関係が大きく変わるものだから、きっちりと嵌めてしまうと物語的に色々おかしなことになる…というのは理解できるんですけどね。

個人的に引っかかるのはそもそも主人公が事件に首を突っ込むきっかけとなった友人の失踪が、事象として提示されているだけで”友人”の存在はビジュアルはおろか名前すら出てこない。それ故、主人公との関係性に密度を感じられず、その後のシナリオにも一切関わってこないから、最初の自らの危険も顧みず…という件がすごく薄っぺらく感じてしまう。多少冗長となっても友人の人となりや主人公にとって大事な存在であることを認識できるくらいの演出はあってもよかったのではないか、と思うんですよね。


本作は来季の新作アニメ化が予定されているそうで、プレイするタイミング的には丁度良かったと思います。あと、個人的なことで恐縮なんですけど、今年仕事で東京に出張する機会が複数回あって、本作の舞台である秋葉原にも何度か足を運んでるんですね。勿論仕事の合間なんで観光気分でがっつり踏破したワケではないんだけど、ゲームに出てくる建物や公園なんかも近くを通ってるのでより身近に感じられたのも良かったと思います。

続編はPSVと据え置き機でPS3とPS4版が発売されており、私はPS3版を所有しています。また、本作の前にプラスの付かない無印版があるのだが、メインシナリオには大きな変化はなく、ビジュアルの強化やイベントフルボイス化、サブミッションやアイテムの追加等が施されているので、初めてプレイするなら本作の方がおススメ。無印のセーブデータとも連動していてアイテムが貰えたりするらしいですけど、要するに無印版は未完成品という認識でいいと思いますね。続編は機会があったら早めにプレイしたいと思ってますけどいつになることやら…


 

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【PSP】『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』


PSP『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の廉価版を難易度「ユルヤカ」でクリアしました。わざわざ「廉価版」であることを補足したのは、フルプライス版からシステム面においてかなり調整が加わっており、セーブデータも連動していないからであります。

【ストーリー】
舞台は、あらゆる分野の超一流高校生を集めて育て上げる為に設立された、政府公認の特権的な学園「私立 希望ヶ峰学園」。国の将来を担う希望を育て上げるべく設立されたこの学園に、至極平凡な主人公、苗木誠もまた入学を許可されていた。
平均的な学生の中から、抽選によってただ1名選出された超高校級の幸運児として……。

入学式当日、玄関ホールで気を失った誠が目を覚ましたのは、密室となった学園内と思われる場所だった。
「希望ヶ峰学園」という名前にはほど遠い、陰鬱な雰囲気。薄汚れた廊下、窓には鉄格子、牢獄のような圧迫感。何かがおかしい。

入学式会場で、自らを学園長と称するクマのぬいぐるみ、モノクマは生徒たちへ語りはじめる。
――今後一生をこの閉鎖空間である学園内で過ごすこと。外へ出たければ殺人をすること。――

主人公の誠を含め、この絶望の学園に閉じこめられたのは、全国から集められた超高校級の学生15人。
生徒の信頼関係を打ち砕く事件の数々。卑劣な学級裁判。黒幕は誰なのか。その真の目論見とは……。

<以上Amazonより引用>

本作のシチュエーションはいわゆる「クローズド・サークル」モノ。近作では現在放送中のアニメ「迷家(マヨイガ)」なんかがそれに該当しますね。この手の作品って色んなメディアに相性がよくって、基本的に閉鎖された空間内ですべて完結できるから特に低予算の実写作品では純粋にアイデア勝負みたいなところがあって近年多用されているものであります。

細かい設定はさておき、プロットに関してはどの作品も大差はなく、またストーリー的な深みとも無縁でありまして、そういうものを求めるむきにはあんまりおススメはできません。内容的にも残酷な描写が多いですしね。でもそのあたりに抵抗がなければどの作品も途中までは確実に楽しめると思うんですね。いわゆるこの手の作品に対する評価が分かれるポイントはズバリラスト。過程で提示した謎や伏線を回収して破綻なくまとめあげているかどうか、が最重要であるといっても過言ではありません。

次に重要なのはキャラクター。群像劇ですから、登場するキャラクターはある程度数を揃える必要があるんですけど、物語を進行させる為の役割分担を明確にしつつ個性を際立たせないと中々魅力的なキャラクターとはなりません。シナリオの性質上、進行上の役割とは別にシナリオ全体の謎の一部を担わせることも重要なポイントです。

以上のようなジャンルを構成する基本的な要素を踏まえた上で本作を分析すると、極めて忠実にそのフォーマットに倣っており、一応は成功しているといっていいんじゃないでしょうか。スタイリッシュなビジュアルデザインに豪華な声優陣、特に本作を象徴するキャラクターである”モノクマ”に「ドラえもん」の呪縛から解放された大山のぶ代氏が起用されているのが素晴らしい。”モノクマ”のビジュアルイメージと相まってまさに「黒いドラえもん」とも言うべきシュールでどぎついセリフが聞けるだけでも価値があると思います。

本作の性質上、シナリオに関わる部分について言及はできませんが、ゲームの流れとシステム的な部分の感想を。登場人物たちは劇中において様々なルールにより行動を制限されており、それはそのままプレイヤーにも適用されます。

大きくは事件発生までの(非)日常パートで他のキャラクターとの交流を深めたり情報を収集し、殺人事件発生後は非日常パートで事件の捜査を行い、本作のキモである”学級裁判”において事件の真犯人を追いつめる、という流れ。

前半部分は通常のADVとほとんど同じです。舞台となる”希望ヶ峰学園”は大きく寄宿舎エリアと学舎エリアに分かれており、それぞれ3Dのマップを移動して目的地に向かいます。一応ショートカットもできるのですが、任意の場所ではなく他のエリア(階層含む)との接合点のみなので微妙に使いづらいです。イベントのある場所は”!”マークで表示されていて分かりやすいですが、階層ごとにショートカットのマップメニューを開かないといけないのはちょっと面倒。私はインストールしてプレイしたのでそうでない場合の状態は分からないのですが、ここで読み込みの為の待ち時間が発生したりすると結構なストレスにはなりそうです。あとその他のキャラクターが居る場所も件のマップ画面に表示されるのですが、室内はいいとして廊下等の共有部分に居たりすると探すのに手間がかかる場合がありますね。

捜査は”学級裁判”で使用できる”言弾(コトダマ)”を収集することで行います。リアルな制限時間等はなく、すべての材料を揃えた時点で”学級裁判”へと移行しますので、ここでの見落としで後々手詰まりになるという心配はありません。

本作のメインイベントといえる”学級裁判”モードでは”ハイスピード推理アクション”というコピーの通り、アクション要素が非常に強いです。

まずは「ノンストップ議論」登場人物たちが交わすセリフの中からウイークポイントを見つけ出し”言弾”をぶつけることで”論破”する。最初は”言弾”を選択する必要もないが、後半になってくると複数の”言弾”の中から適切なものを見つける必要があったり「ノンストップ議論」の発言の中からウイークポイントを見つけなければならなかったりします。このモードは正答するまでループする構造となっており、最後には主人公の独白でヒントが提示されるので余程のことがない限り解答が分からないということはないはず。

次は「閃きアナグラム」虫食い状態となったキーワードに対し、当てはまる字を選択して撃ち落としていく。

次は「マシンガントークバトル」誰かを追いつめた際、一切の議論を拒否する形で次々と繰り出される否定の言葉をリズムゲームの要領で打ち消していく。判定は結構甘いのでゲージを確認するより現れるセリフを発見することに集中した方がいいような気がします。

次は「人物指名」それまでの論旨からどの人物がその案件に該当するのか当てるもの。

最後に「クライマックス推理」それまでの議論で確定した事柄を時系列に再現された漫画風のカットに抜けたコマを当てはめていく。ここまでくればヒントを参照すれば大抵分かるが、稀に判別の難しいカットがあるので注意が必要です。

”学級裁判”の各パートには制限時間が設けられており、それをオーバーしたり、設定された”お手つき”数を上回った時点でゲームオーバーとなりますが、何度でもリトライできるので心配無用。プレイヤーのミスによる事実上のゲームオーバーは存在しません。そういう意味での緊張感はないですが、シナリオが進むごとに続きを見たいという欲求がどんどん湧いてきて止め時が難しいんですよね。ありとあらゆる手を使って文字通りこちらを嵌めようとしてくるので気が抜けないというか、些細な違和感が後の大きな伏線になっていたりとか、体感型のエンタテインメントであるゲームというメディアを存分に活用した盛りだくさんの内容になっています。

本当に内容について具体的に説明できないのがもどかしいんですけど、冒頭であった「クローズド・サークル」モノや残酷描写が肌に合わない人以外には間違いなくおススメできる佳作です。すべてのゲームファンがやるべきとまでは言わないけど、やって損はないとは断言できますね。今プレイするならPSVのリメイク版がベストだと思いますが、PSP版の中古ならゴミのような値段で買えますよw(但し続編は廉価版もなくてそこそこの値段はしますが、2本共買ってもPSV版よりは安く手に入ると思います)


 

→『絶対絶望少女~』は未所有です。でも多分そう遠くないタイミングで購入すると思いますw



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【PSP】『英雄伝説 空の軌跡SC』


…というわけで2016年の年明けから前作『~FC』に引き続き、私的には怒涛の勢いで一気にエンディングまで到達した『英雄伝説 空の軌跡SC』の総論など。クリア時間は前作約45時間、本作で約65時間。実質2本でひとつのシナリオと考えたら結構な大作と言えますが、ここまで集中してプレイできたのは王道RPGとしての総合力もさることながら、シナリオ・演出・キャラクター造形やら何やら細かい設定に至るまで非常に行き届いた作品であったからだと思います。

物語が進むごとにパラメータではないキャラクターの心の成長が自然に感じられるのは実際すごいことだと思いますよ、うん。

本作の魅力といって、あらまし前作の感想で書いちゃったので新たに本作に限って特筆すべきところって実はそんなになかったりします。同社の『イース』同様、ひとつの物語を2つの作品に分けてリリースすることを前提にした伏線の張り方や、前後編のボリューム比率等、共通する点も多く見られます。実際『イース』という作品の成功が背景になければ、本作の構成は存在し得なかったと考えてもいいんじゃないでしょうか。

決定的に違うのはプレイヤーキャラクターの立ち位置ですかね。『イース』のアドル君はゲーム中にその感情について言葉や演出による表現が極力抑えられているのに対し、本作のエステル・ブライトはストレートにぶつけてくる。嬉しい時や哀しい時、怒りもすべて自分の言葉や行動で表現するのは、前者がドラクエとするならば後者はFF。たとえが適切かどうかは分かりませんが、私の感覚的にはそんな感じです。

一応事件の黒幕であるワイスマン教授の陰謀を阻止して物語的には大団円を迎えた最終盤、謎の結社「身喰らう蛇」における彼奴の立場より更に上位の存在について仄めかされており、今回ほとんど描かれなかったカルバード共和国やエレボニア帝国、更に自治州と呼ばれる属国の存在等、本作以降のシリーズ展開において重要な設定の一部を散見することができます。今のところ「身喰らう蛇」並みに情報が少ない「星杯騎士団」については、本作の終盤に続編(3rd)の主人公となるケビン神父の口から自身のバックボーンと併せて言及されています。こういう引っ張り方は上手いですね。

本作に登場したキャラクターたちのその後の活躍が気になるところなんですが、続編である『~3rd』のプレイはインターバルを置きたいと思います。劇中同様1年ぐらい間隔を空ければほどよくリセットされていい感じになるかな?まぁ既に購入してから数年は寝かせているので1年や2年余分に積んだところで大差はありませんからねw

発売から10年近い時間が経過していて今更もいいところなんですが、王道RPGの底力というか、その面白さを再認識させられたような気がします。ストーリーも良かったけどやっぱりシナリオの秀逸さは群を抜いていると思いますね。やっぱRPGはシナリオですよ。

プレイ日記で細かい内容を書けなかった名場面とかセリフとか、もっと掘り下げたいという思いもあるんだけど冗長に過ぎるような気がするんで止めておきます。

次にプレイする作品なんですけど、本作のエンディングを迎えてからも結構余韻が残っていて、うかと同じジャンルの作品に手を出すのはちょっと躊躇われるんですね。しばらく据え置き機の作品もやってないし、肩肘張らずに気軽にプレイできそうな作品から適当にチョイスしたいと思います。


 

今からプレイするならやっぱりVita版がベストなんじゃないでしょうか。前作と併せて廉価版が発売されたら買ってみようかな


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