某所からの避難場所・・・。何も考えていない迷走必至のblog

影男のゲヱムと手袋

【PS3】『エクストルーパーズ』


PS3版『エクストルーパーズ』をクリアしました。

本作は2012年”マンガチック爽快アクション”としてPS3と3DSでカプコンから発売されました。幕間のストーリーデモはマンガをモチーフにしたコマ割りで、ミッションプレイ中もマンガっぽい擬音が表現されたりします。

この作品の情報を最初に見たのが確かCSのアニマックスで放送している「ゲームマニアックス」の新作情報であったと記憶します。何かよく分からんけど忙しそうなゲーム、というのがその最初の印象でしたね。ジャンル的にはTPSになるのかな?全然雰囲気が違うのでプレイするまで知らなかったのですが、本作は同社の『ロストプラネット』の外伝的作品らしいです。…と言って『ロストプラネット』自体未プレイなんでどうでもいいんですけどね。

熱血直情径行バカな主人公、ブレン・ターナーをはじめ、クールなライバルキャラやミステリアスな異星種族のヒロイン等、キャラクター設定やシナリオ展開はよくある少年マンガのテンプレートと言ってよく、およそオリジナリティという点は見当たらないですが、個人的には無駄に凝る必要性はまったくないと思いますので特に不満はありません。

シナリオは全部で6つ。クリア後に現れる最後のシナリオを除き、ストーリーミッションの合間にデモが挿入されるというお馴染みのスタイル。オンラインによる対戦および協力プレイや随時追加されるサブミッションはすべて劇中の「VR」と呼ばれる仮想空間で展開され、クリアすることで手に入る素材(マテリアル)やチャレンジメダルを使って武器やアーマーを強化したり、キャラクターのコスチュームを追加できたりというシナリオクリアには必須でない、いわゆる”やり込み要素”はすべて「VR」に集約されます。

武器や防具は強化しておくに越したことはないので適度に一通りプレイしつつ、ストーリークリアまでにかかった時間はのべで20時間強。昨今の作品からしたらボリューム的に少ない部類に入るのでしょうけど、私的には丁度良い塩梅でありました。

ブーストによる高速移動はできるのにジャンプができないのはアレなんですが、ワンボタンでオートロックオンができるのでプレイ感は非常にスピーディ。難易度の高いミッションでは一度にたくさんの敵がでてきて、乱戦になると件のマンガチックな演出がゴチャゴチャして見づらくなりますが、割と適当にステップ移動を繰り返していれば何となく敵の攻撃を避けられたりしますので難しく考える必要はありません。

基本は弾数が多く、連射はきくけど威力の低いメイン武器と、その逆で武器ごとに3すくみの属性効果(雷・氷・炎)を持つサブ武器を切り替えて攻撃します。あと近接の格闘攻撃や、敵を倒して得られるサーマルエナジーと呼ばれるエネルギーを一定以上溜めることでEX-Tブラストというボム的なものも使用可能です。

敵はエイクリッド(AK)と呼ばれる原生生物に、雪賊という原生人が中心で、巨大なボス敵も出てきます。敵キャラクターには属性があり、その属性に強い武器を当てればより大きなダメージを与えることができます。

難点というかボリュームが足りない所以でもあるのですけど、プレイするミッションの数に対して敵キャラクターの種類が少ないというのはありますね。特にボスキャラに至っては伝説の超巨大AKやラスボスを除いたら全部で5種類ぐらい。属性の違いはありますが基本的には単なる色違いなんで見かけの少なさはどうしようもないです。あと攻略方法も似たり寄ったりなんだよなぁ…どのボスも正面から攻撃するのではなく、後ろに回り込むか弱点を攻撃する為に別の部位に先にダメージを与えていくとかね。1対1ならどのボスもさほど苦労はしませんが、複数同時に現れたらちょっと厄介です。これはオートロックオンの弊害で、常にロックオンしたターゲットの方向をむくので、死角から攻撃されやすくなってしまいます。もちろんセンサー的なものはあるのですが、乱戦になるとそちらも確認しながら攻撃するのは難しいです。単体では感じなかったフィールドの狭さを感じることになりますね。

どの攻撃も至近距離の方がよりダメージを与えられるので、バーっと寄ってメインとサブの武器を撃てるだけぶっこみ、弾切れしたらリロードするまで格闘攻撃で繋いでいく。サーマルエナジーが溜まったら、EX-Tブラストの射程範囲内に敵を密集させて一気に片付ける。時間制・カウント制のミッションで特に有効ですが、終盤の敵がバンバン出てくるミッションでも基本となる戦い方ですね。あと耐久力のある中ボス的なキャラクターが出てきたらできるだけ囲まれないように距離を取り、こちらもEX-Tブラストで体力を一気に削る戦法が有効だと思います。

プレイ自体は単調だけど、基本的な部分さえ押さえておけば大したテクニックがなくてもそれなりに爽快感を得られることが可能です。あとはシナリオやキャラに抵抗がなければ十分楽しめる佳作の部類に入る作品だと個人的には思うのですけど、何故か発売直後から異様に値下がりしたんですよね。3DS版はそれなりの価格で落ち着いているのに、このPS3版ときたら最近某古本市場でみかけた中古価格が何と¥180という低水準。いくらなんでもちょっと安すぎるような気がします。

値段=面白さではもちろんないですけど、ここまでギャップが生じるのも珍しいと思いますね。『白騎士物語』ならこの価格でも全然納得できるのですがw

ビジュアルイメージの軽さも含めてTPS系アクションシューティングゲームの入門編という位置づけなら十分その任に堪えると思いますがどうでしょうか。実売価格で先の¥180は極端としても¥1000以下なら値段分楽しめることは請け合います。オンラインコードによるけち臭い中古対策もなく、インストール必須でもないのでプレイの敷居が低いのは嬉しいですね。ただしオンラインプレイは過疎化著しいので余程運がないとマッチングできないと思います。ちなみに私は一回も成功しませんでした。トロフィー厨にはこのオンラインプレイによるものがネックになるかもしれませんので注意が必要です。


最後に主要なキャラクターについて一言。

ブレン…初めて聞く難解な用語を言い間違えるというパターンにギンギラだのビカビカだの絶望的なまでのあだ名センスの無さが、見た目以上にバカっぽさを醸し出しています。何で序盤からこんなに特別扱いされるのかと訝っていたら、突然伝説の親父設定が出てきて納得

ティキ…雪賊の巫女でブレンとは別の意味で世間ずれしているところはお約束。大人しそうな見た目に反して唯一ボディラインを強調したコスチュームデザインがあざとい。どうでもいいけど”雪賊”って字面は”雪族”でいいんじゃないかと思います

クーリス…おフランスかぶれのクールなイケメンキャラ。終盤において闇堕ちしかけるも、ブレンとのタイマン勝負を経てあっさり転向するあたり、地に足がついていない感じ。これじゃかませ犬扱いもしようがないよね

ジュリィ…ティキの登場まではメインヒロイン扱い。初出はクーリス君とベストパートナーっぽい雰囲気だったのにブレンに肩入れするにつけて段々意識するようになるも、ティキ登場以降は完全に2番手扱いとなる報われない娘

ルアン…ミスターチュートリアル的ポジション。シナリオ冒頭と締めのモノローグは彼の視点で語られるのですが、終盤は2軍落ちで空気。一番報われないのは彼かもしれませんね

3教官…ウォルター(ハゲ)とディアナはともかく、元々ダークサイドにいたのに黒幕に見捨てられた挙句に転向したリーガンは中途半端で情けないよなぁ。クーリス君もこんな奴に師事したのがそもそもの間違いだったのかもしれませんね

ラヴェル局長…ラスボス。「結構」は口癖レベルを遥に超えてもはやギャグにしか聞こえないのはご愛嬌。結局のところ、何故腹心であったリーガンをあのタイミングで切り捨てたのがよく分かりませんでした

ローレンス・ターナー…モノローグのみの登場。ブレンの色違いにして本編の諸悪の根源。結局コイツが良く分からない理由でラヴェルをハブにして時の大女神とよろしくやっちゃったのが闇堕ちのきっかけになったとしか思えないんだよな

その他同級生…VRミッションのみ選択可能なメンバーは多彩で、テンプレートの枠は出ていないにしろそれなりに魅力的なキャラが揃っています。個人的なお気に入りはジュリィ大好き百合メガネっ娘のサージュ。終盤のミニイベントでメガネを外して髪を下したビジュアルに変更になるのが堪りませんw


 

→3DS版はオンラインプレイに対応していないらしいですが、現時点ではPS3も似たような状況なんで問題なし。『ロストプラネット』は最初箱〇専売だったのにしれっとPS3にも発売したので印象が悪いです


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【3DS】『デッド オア アライブ ディメンションズ』


3DS版『デッド オア アライブ ディメンションズ』(以下DOAD)のクロニクルモードをクリアしました。

アーケードに始まってセガサターン・初代PSで発売されたシリーズ第一作は、『バーチャファイター2』や『鉄拳』の影響を受けたポリゴン格闘ゲームタイトルが百花繚乱の時代でありました。志の低い単なるパクリゲーが氾濫する中から頭一つ抜け出た本作がとった驚くべき施策とは、セクシャルな衣装を纏った女性キャラの”乳”をとにかく揺らすという、下品なイロモノ的ガジェットによるものであったことは否定できません。

しかしながらそれはあくまで正論、というか建前の話。恥垢臭漂う童貞ゲーム野郎の関心を惹きつけただけで20年近い歳月を経てなお現在までシリーズ作品が存続するワケがない。”乳を揺らす”などというバカらしいギミックだけではなく、格闘ゲームとしての完成度を真摯に追求してきた結果であることは、同時期の上っ面だけ真似て肝心のゲーム部分をないがしろにした『FIST』等のゴミゲーなんかと比較せずとも自明の理であるといえます。

その後時代はPS2に移行し、CGの表現力が更に強化されてからは”コスチュームチェンジ”という新たな趣向が加わり、シリーズ作品は大きな飛躍を遂げることになる。『DOA2』のアッパーバージョンとなる『DOA2 HARD CORE』から旧箱の『DOA ULTIMATE』によって本シリーズの方向性が確定されたといっていいだろう。

シリーズは『DOA3』から『DOA4』まで、旧箱→箱〇にプラットフォームが限定される。人気タイトルが特定ハードに囲い込まれる事例は数多あるが、イロモノから発展したケースは稀であろう。残念ながら旧箱・箱〇共に本シリーズがハードそのものを牽引するまでの力を発揮したとは言い難いが、無ければもっと悲惨な結果であったという可能性も否定できない為、断定するのは差し控えたいと思う。

前置きが長くなったが、以上が本作が発売されるまでのシリーズの経緯である。

本作以後に発売された『DOA5』は再びPS3と箱〇のマルチプラットフォームとなり、追加コスチュームのDL販売という阿漕な商法が確立されるワケだがそれはまた別の話。

本作は実に任天堂ハードで発売された初にして唯一のシリーズ作品。過去作品である『DOA1~4』の総集編といった位置づけだ。冒頭に書いた「クロニクルモード」とは、その過去シリーズ作品のストーリーラインをプレイバックしつつ、チュートリアルも兼ねたモードであります。1章がそれぞれシリーズのナンバリングに対応しており、幕間にはムービーシーンも挿入される。ムービーに関しては旧作からそのまま使い回しているので初期作品においてはかなりガビっているが、キャラクターCGによる寸劇は動きが少ないものの基本的なクオリティは高いです。とはいえ、これだけプレイすればストーリー部分を完全に補完できるかといえばそうでもなく、かすみ、あやね、ハヤテ、ハヤブサの忍者軍団を軸に展開するのはいいとしても、個々のシーンは細切れで一貫性がなく、デモに登場するキャラとプレイヤーキャラが何の説明もなく変わったりするので混乱します。まぁキャラクター同士の相関関係を知る程度には役に立つといったところでしょうか。件の忍者軍団と関わりの薄いキャラについては結構ぞんざいに扱われているのでファンの方は要注意です。

プレイモードはその他シリーズ作品ではスタンダードな「アーケードモード」「サバイバルモード」等が実装されていますのでシングルプレイでもそれなりにやり応えはありますね。

問題のコスチュームについては他のシリーズに比べると少なめで、多いキャラでも10種類もない上に任天堂ハードの為か極端にセクシャルな衣装は皆無です。また、無料で配信専用の追加コスチュームもあるのですが、配信期間はとっくに終了しており現状為す術もないのは仕方がないですけど残念なところです。

オンラインプレイにも対応していて、対象さえ限定しなければ今でもそれなりに繋がるのは驚きですね。連戦不可で一戦終えるごとに繋ぎ直さないといけないのが面倒ですが、発売から5年近く経って繋がるだけでもよしとすべきだと思いますね。

3DSの立体視ならではの機能で”乳揺れ”が飛び出すのを期待していたのですが、そんな感じは全然ないです(汗)

あと私は旧3DSLLでプレイしているのですが、画面が大きいのはいいとしても、重たくて長時間のプレイはちょっとしんどいかも。操作感はややもっさりしているように感じましたけど普通にプレイする分にはそんなに目立った支障はないと思いますね。

3DS初期の作品にも関わらず、中古価格もそこそこの値段で安定しているのはやはりそれなりの完成度の所以だと思います。そもそも3DSってハードとしては対戦格闘に向いているとは思えないのに、絶対数が少ないとはいえ同ジャンルのゲームは総じて評価が高いですよね。

中学生以下はNGですが、機会があったら是非遊んでいただきたいおススメの作品です。いいバイブレーションを体感して下さいw



 

実売価格は1000倍の開きがありますが、ゲームとしての価値は真逆ですので注意が必要です


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【NDS】『アパシー~鳴神学園都市伝説探偵局~』


NDS『アパシー~鳴神学園都市伝説探偵局~』に収録されている全21話をクリアしました。

本作はSFC末期に発売されたサウンドノベル『学校であった怖い話』・同PS版『~S』等の原作である飯島健男(現:多紀哉)氏による同系列のシリーズ作品であります。

『学校であった怖い話』は新旧どちらもプレイ済みで、ゲームとしての構成やシナリオ共に楽しめたものですが、本作についてはかなり微妙…と言わざるを得ません。

ゲームとしては新旧同様オムニバス形式のサウンドノベル。シナリオ中に現れる選択肢により新たなシナリオが開放されるという仕組みで、この手の作品では一般的なスタイルです。

「アパシー」シリーズはSFC・PS版の『学校であった怖い話』以外にもPCで多数展開しており、舞台設定や登場人物に共通する点も多いらしいのですが、本作のみではシリーズモノならではの世界観の広がりを感じることはできません。どころか、基本的な設定を含めゲスト的に登場するキャラクターに関する説明が決定的に不足しており、プレイしていて戸惑追う場面もしばしば見受けられます。

不自然に説明的なセリフやシナリオ冒頭のモノローグなんかでそのあたりの情報を延々垂れ流されるのも萎えるけど、もうちょっと何とかならんかったのかとは思います。

まぁそれ以前に本作最大の問題は

どのシナリオも根本的に面白くない

という点に尽きるんですけどね(汗)


主人公は私立鳴神学園高校に通う一年生の”賽臥隆恭”。隆恭は鳴神の卒業生だという神ヶ崎翔からいきなり同校の”オカルト同好会”に勧誘される。普段はカラーコンタクトで隠しているが、実は隆恭は生まれつき”天眼”と呼ばれる紫色の特殊な眼の持ち主で、入学試験の時にたまたま外していたところを目撃した神ヶ崎に目を付けられたのだ。オカルトに興味のない隆恭は神ヶ崎の誘いを断り続けていたが、ある事件をきっかけにオカルト同好会に入部することになる。そこから同会が秘密に運営している「都市伝説探偵局」というサイトに寄せられた投稿や依頼を受け、様々な都市伝説に関わっていくことになるのだが…


”天眼”は現在過去未来すべてを自在に支配するほどの力を持つと言われているが、隆恭はまだその真の力に目覚めておらず、人のオーラを見て心理状態や嘘の発言を見抜く程度。シナリオはこの”天眼”の謎を中心に展開するのかと思いきや、結局全部のシナリオをクリアしても大したことは判明しません。シナリオの終盤に”慧眼”を持つ謎の男なんかも登場するのですが、思わせぶりな発言だけ残してプレイヤーごと置き去りにされてしまいます。っつーか絶対コレ途中で面倒くさくなっただけだろ。

その他のシナリオもシロウトの怪談レベルで盛り上がりもなければ腹にはまるオチも何もない。中には怪談にすらなっていないものもあってずっと脱力しっぱなしです。これ、本当に『学校であった怖い話』と同じ人が作ったのかな?…まぁ『学校~』も全部が全部クオリティの高いテキストというワケではなかったけど、本作のソレはあまりにレベルが低すぎる上、シナリオの数も全然少ないのでしょぼいテキストが余計に際立つ悪循環。更には頭の悪すぎるしょうもない誤字・脱字の類(一例:×調度いい→○丁度いい・×末→○未 etcetcetc…)が非常に多く、最低限の校正すら怠っているとしか思えない手抜きっぷり。ひどいよ。

あとシステム周りもダメダメなんだよなぁ…。ゲームの性質上何度も同じテキストを流さないといけないのに、近年のノベル系作品には必須ともいえる既読スキップが搭載されていない。また、セーブも一箇所にしかできない為、分岐の手前でセーブなんてことは基本的にムリ。一応終了した話の最初からは任意にスタートできるのですが、面倒くさいことに変りはありません。

妙に難解な謎解きをさせられた挙句、正解じゃなくても何となくそのまま先に進んでモヤモヤするかと思えば、選択肢によって理不尽な一発ゲームオーバーもあったりとバランスも悪い。あと先のシナリオと矛盾するような内容のテキストが出てきたり等、いわゆるサウンドノベル系のゲームでやっちゃいけないことのほとんどを本作だけで網羅しています。唯一マシなのはビジュアルとSEぐらいかな。それも突出して優れているというほどでもないんですけどね。

実売価格は安いし、これよりひどい作品がないワケでもないので物好きな方ならどうぞ。私はもういいです。






amazonで↑を検索したら、他にご覧になった商品が全部筋金入りのク〇ゲーでワロタ

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【PSP】『英雄伝説 空の軌跡SC』


…というわけで2016年の年明けから前作『~FC』に引き続き、私的には怒涛の勢いで一気にエンディングまで到達した『英雄伝説 空の軌跡SC』の総論など。クリア時間は前作約45時間、本作で約65時間。実質2本でひとつのシナリオと考えたら結構な大作と言えますが、ここまで集中してプレイできたのは王道RPGとしての総合力もさることながら、シナリオ・演出・キャラクター造形やら何やら細かい設定に至るまで非常に行き届いた作品であったからだと思います。

物語が進むごとにパラメータではないキャラクターの心の成長が自然に感じられるのは実際すごいことだと思いますよ、うん。

本作の魅力といって、あらまし前作の感想で書いちゃったので新たに本作に限って特筆すべきところって実はそんなになかったりします。同社の『イース』同様、ひとつの物語を2つの作品に分けてリリースすることを前提にした伏線の張り方や、前後編のボリューム比率等、共通する点も多く見られます。実際『イース』という作品の成功が背景になければ、本作の構成は存在し得なかったと考えてもいいんじゃないでしょうか。

決定的に違うのはプレイヤーキャラクターの立ち位置ですかね。『イース』のアドル君はゲーム中にその感情について言葉や演出による表現が極力抑えられているのに対し、本作のエステル・ブライトはストレートにぶつけてくる。嬉しい時や哀しい時、怒りもすべて自分の言葉や行動で表現するのは、前者がドラクエとするならば後者はFF。たとえが適切かどうかは分かりませんが、私の感覚的にはそんな感じです。

一応事件の黒幕であるワイスマン教授の陰謀を阻止して物語的には大団円を迎えた最終盤、謎の結社「身喰らう蛇」における彼奴の立場より更に上位の存在について仄めかされており、今回ほとんど描かれなかったカルバード共和国やエレボニア帝国、更に自治州と呼ばれる属国の存在等、本作以降のシリーズ展開において重要な設定の一部を散見することができます。今のところ「身喰らう蛇」並みに情報が少ない「星杯騎士団」については、本作の終盤に続編(3rd)の主人公となるケビン神父の口から自身のバックボーンと併せて言及されています。こういう引っ張り方は上手いですね。

本作に登場したキャラクターたちのその後の活躍が気になるところなんですが、続編である『~3rd』のプレイはインターバルを置きたいと思います。劇中同様1年ぐらい間隔を空ければほどよくリセットされていい感じになるかな?まぁ既に購入してから数年は寝かせているので1年や2年余分に積んだところで大差はありませんからねw

発売から10年近い時間が経過していて今更もいいところなんですが、王道RPGの底力というか、その面白さを再認識させられたような気がします。ストーリーも良かったけどやっぱりシナリオの秀逸さは群を抜いていると思いますね。やっぱRPGはシナリオですよ。

プレイ日記で細かい内容を書けなかった名場面とかセリフとか、もっと掘り下げたいという思いもあるんだけど冗長に過ぎるような気がするんで止めておきます。

次にプレイする作品なんですけど、本作のエンディングを迎えてからも結構余韻が残っていて、うかと同じジャンルの作品に手を出すのはちょっと躊躇われるんですね。しばらく据え置き機の作品もやってないし、肩肘張らずに気軽にプレイできそうな作品から適当にチョイスしたいと思います。


 

今からプレイするならやっぱりVita版がベストなんじゃないでしょうか。前作と併せて廉価版が発売されたら買ってみようかな


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【PSP】『英雄伝説 空の軌跡SC』をプレイしています(その9)


終章「空の軌跡」

リベール王国軍が誇る飛行艇「アルセイユ」で謎の浮遊島に向かった一行ですが、結社の巨大飛行空母「グロリアス」の襲撃を受け、辛くも振り切ったものの、浮遊島に不時着してしまいます。船体の破損は著しいが、現場で修理できないほどではない様子。ともあれ、アルセイユの修理に浮遊島の何処かにある”輝く環”の捜索。結社が”輝く環”を手に入れて何をやろうとしているのかが見えないものの、これまでの経緯からロクでもないことをやらかそうとしているのは容易に想像できる…ということで取りあえず船体の修理班と”浮遊島”探索チームに分け、同時進行することになりました。

プレイヤーが介入するのは当然探索チーム。エステル・ヨシュアは固定で残り2名は任意で選抜するのですが、ケビン神父含むフルメンバーに加え、王国親衛隊のユリア大尉・帝国軍のミュラー少佐もプレイヤーキャラとして使用できるようになります。が、正直大して思い入れがない上に装備含めそこまで手が回らないのでメンバーに組み入れることはしませんでした。初期レベルが85もあったんでお荷物になることはなかったんでしょうけどね。

アルセイユが不時着した場所は浮遊島ことリベルアークの西側、公園区画と呼ばれるエリア。リベルアークには人気はまったくないが、都市機能は維持されている。区画を結んでいるレールハイロゥと呼ばれる乗り物の機能を回復するには、一旦その区画の駅まで行って非常運行モードを起動しなければならない。

最初の西カルマーレ駅で非常運行モードの起動とゲートのロック解除を行い、リベルアーク地下道を抜けて居住区画へ。居住区画では、リベルアークの出現により導力を失い、アルセイユ同様不時着した”山猫号”の姿が。折しもカプア一家の紅一点、ジョゼットが結社の機械魔獣に襲われている場面に遭遇し、これを退け事情を聞くことに。リベルアークに不時着後、結社の部隊の襲撃を受け、ジョゼット以外全員捕らわれてしまったという。ヨシュアを巡って犬猿の仲であるエステルとジョゼットであったが、一時休戦してまずはカプア一家の救出に協力します。

居住区画から工業区画へと探索の足を延ばした一行は、そこに停泊するグロリアスを発見。グロリアスに潜入し、またまた登場のギルバート君を倒してカプア一家の救出に成功する。ジョゼットは引き続きエステルらに同行して情報収集にあたることとし、カプア一家の次兄キールから次の区画へ向かう為のパスワードの情報を入手して、いよいよリベルアークの中枢区画アクシスピラーへとたどり着いた。

アクシスピラーは巨大な塔となっており、各フロアを守るのは執行者たち。彼らを倒さないことには先へ進むことができません。ここで少々面倒ではあるのですが、各執行者と因縁のある遊撃士メンバーをぶつける為に一度公園区画へ戻って体制を整え、道中ついでにメンバーのレベルアップを図りつつ進みます。特に”痩せ狼”ヴァルターと”幻惑の鈴”ルシオラ戦ではそれぞれジンとシェラザードを組み入れ、先の四輪の塔で明かされなかった因縁に決着をつけます。

最上階を守るのは剣帝レーヴェ。ここで選択したメンバーは最後まで変更できないので慎重に選択する必要があります。ちなみに私はアガットとケビンを選択しました。戦闘のことだけ考えると別のメンバーでもよかったんですけど、シナリオ的にベストなメンバーだったのではないかと。

レーヴェ戦に勝利すると、ヨシュアとレーヴェのイベント戦闘が始まり、勝負はヨシュアに軍配が上がって、もう教授に手を貸す意味がなくなったとか何とか言ってダークサイドを脱するまではよかったのですが、遂に姿を現した”白面”ワイスマン教授。卑劣にもヨシュアの深層心理に仕掛けた罠により、再び教授の人形と化してしまったヨシュアは教授と共に姿を消してしまいます。絶体絶命のピンチにさらに大型導力兵器が!そこへアルセイユの修理が完了し、メンバー全員が駆けつけ、レーヴェの手引きにより”輝く環”の存在する”根源区画”へと通じるエレベーターに乗り込みます。

そこに待ち構えていたワイスマンに戦いを挑むも、ヨシュアが抜けて3人となった上にこちらの攻撃が全く効かない!更にヨシュアが現れ、太刀打ちできずに組み敷かれるエステル。悪趣味な教授はヨシュアにエステルを殺させ、その後意識を回復して実験を継続するという。しかし、探索に出発する前にケビンに依頼した処置が功を奏し、教授によって造られた意識を完全に消失させて意識を取り戻したヨシュア。3度に亘る大決戦を経て”輝く環”の力を消失させることに成功。逃げたワイスマンに止めをさしたのは”星杯騎士団”から密命を帯びていたケビン神父。”輝く環”の力を失ったリベルアークは崩壊を始める。脱出をはかるも、足場の崩落によって取り残されてしまったエステルとヨシュア。崩壊するリベルアークで最後に抱擁しながら落下していく2人…

誰もが絶望に打ちひしがれていた時、彼方に古代竜の姿を発見する。その背にはエステルとヨシュアの姿…だけじゃなく、カシウス親父が!w 最後の最後までおいしい場面をかっさって大団円のエンディングとなります。


総論は後日レビューで書かせて頂くとして、今年に入ってからプレイした前作のFCと本作のプレイはこれにて一旦終了したいと思います。


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| 2016年のプレイ日記 | 23:59 | トラックバック:0 | コメント:0
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