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今週のお買いもの | main | 【XBOX360】『真・三国無双5~』をプレイしています(その4)
【NDS】『THE 裁判員~1つの真実、6つの答え~』
ニンテンドーDSのシンプルシリーズ最新作『THE 裁判員~1つの真実、6つの答え~』をクリアしました。

シンプルシリーズは、拙ブログにてPS2版全123本をコンプリートするという酔狂なミッションを達成してからそれだけでもうお腹いっぱいというか、他機種版にまで手を出す余裕がなかったというか。とにかく、同じくニンテンドーDSの『THE 装甲機兵ガングラウンド』以来久々にプレイしたものであります。

本作の発売は先月の5月21日。たまたま木曜日ということもあって、実際の裁判員制度の施行日と同じという非常にタイムリーな作品であります。

そのことも注目していた要素のひとつなのですが、本作の購入に至った最大の要因は、シナリオと監督を担当されている、遠藤正二朗というクリエーターの存在でありました。

遠藤正二朗氏といえば、以前拙ブログでも紹介したメガドライブの『Aランクサンダー』やセガサターンの『マリカ~真実の世界~』等、独特の世界観に、シナリオにおけるシニカルな切り口が私のツボにハマりまして、特に一時期ゲーム業界から離れられていただけに、家庭用ゲーム機復帰第一弾ということもあって発売前から期待していたのですね。


主人公は、以前何者かの手によって殺害され、逮捕された容疑者の裁判において無罪判決となってしまったが為に成仏できずにこの世を彷徨う幽霊の青年、五條誠司。その前に現れた”あの世”の廷吏と称する謎の存在、ヤマヤマは、天国と地獄のバランスを保つため、今や希少となった”天国モノ”である主人公を何とか成仏させて天国に送りたいと考えている。

五條誠司の未練が、裁判における”間違った判決”であると結論したヤマヤマは、自身の能力である”人間のウソを見抜く力”によって真実を見抜き、”間違った判決”に至りそうな事件について、新しく始まった裁判員裁判の一般裁判員に憑依する方法を教え、主人公の力で”正しい判決”に導くよう促す。

五條誠司は劣勢を覆し、”正しい判決”を引き出すことができるだろうか…。


シナリオは全部で5つ。それぞれ、

第一話 悲しき愛憎劇 『有罪を訴える被告人』
第二話 非現実法廷 『逆説得~天文学的確率』
第三話 生か死か 『絶対固定量刑』
第四話 招かれざる者 『7人目の裁判員』
第五話 決着 『その、判決』

となります。

個々のシナリオについてはネタバレを避けて詳述しませんが、全編を通して主人公と容疑者の因縁が伏線として存在し、第四・五話で一気にまとめあげる構成は圧巻の一言。その他のシナリオについてもそれぞれ異なるアプローチとテーマで興味を惹かれます。特に第三話の”外患誘致罪”に量刑は存在せず、無罪か死刑か、の二択しかない事実を初めて知って驚きました。

ゲームのシステムとしては正直疑問に思う部分も多々あって、例えば

・過去テキストの戻しができない
→膨大なテキストがメインの本作においては割りと致命的な欠点かも。専門用語を多用しているのでついつい飛ばし読みしてしまうこともしばしば。このこと自体がクリアに影響することはそうありませんが、気になるといって最初から見直すワケにもいかず、次回作があるなら何をおいてもこの点は改善いただきたいところ。

・任意の場所でセーブができない
→割と頻繁にセーブポイントが存在するので、仕様で押し切られても仕方がない部分もあるのですが、中途半端に前のところまで戻されると違和感を感じます。とにかくひとつのパートが長いので、携帯機というハードにおいてはその場セーブは必須ではないかと。あと一箇所しかセーブできないのも辛いかな。

・用語解説が使いにくい
→テキストの途中で該当する語句が出てきた際に閲覧できるのはいいのですけど、過去閲覧したかどうかが一見で分からないので、肝心のテキストを読むテンポが大幅に悪くなっています。これは致し方ない点もありますね。でもいずれの解説も一画面の一回表示でキッチリまとめているところは地味ながら評価できるポイントであります。


一つの裁判につき、裁判官3人、裁判員6人の編成は変わらず、裁判官についてはすべてのシナリオで同じ人物なのですが、裁判員6人については一部を除き毎回総入れ替えとなります。この裁判員のキャラクター設定が非常に良くできていて、ステレオタイプになりがちな主人公が憑依する対象となる裁判員さえ、毎回一捻り加えてあるのは単純にすごいことだと思いますね。

あと、恣意的にデフォルメしているとはいえ、およそ共感できない卑小なキャラクターに、偏った思想のキャラクターが適度に配置されていて、その言動は、まともな神経の持ち主なら間違いなく不快になるレベルであります。特に匿名掲示板において、ネットで拾い読みした中途半端な情報に洗脳されて特定の職業や人種に対し、差別的な誹謗中傷を行っているような人間がどう感じるかは非常に興味深い点であります。

またそうしたキャラクターに対するアイロニーとして、時折挿入されるヤマヤマの一刀両断的なツッコミが面白く、いわゆるガス抜き的な効果を発揮しているのもポイントです。


本作全体の体裁としてはアドベンチャーゲームということになるのですが、実際は最初から真実(結論)は明らかでミステリーの要素は皆無と言え、またゲームの難易度も低く、ヤマヤマのアドバイスに従っていけば、100%はムリでもクリア自体は容易であります。ちなみに私は第一話と三話以外はパーフェクトでクリアできました。

先にも書きましたけど、とにかくテキストの量が半端でなく、またその内容も非常にクセが強い為、すべての方におススメはできませんが、特に裁判員制度に関心のある方は、現時点での問題点も含め、一度プレイされてみても良いのではないでしょうか。


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