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【PCE】『コズミック・ファンタジー 冒険少年ユウ』
レビュー記事も最近サボり気味で、気付いたら「お買いもの」記事が追いつきそうな勢い(汗)

今回ご紹介するのはPCエンジンで『~4』まで展開したシリーズ第一弾『コズミック・ファンタジー 冒険少年ユウ』でございます。

本作は今から20年前の1990年、当時の最先端であったPCエンジンのCD-ROM媒体で発売されました。

いい意味でも悪い意味でもCD-ROMという未知の媒体を使ったゲームの、一方の方向性を確立することになった歴史的作品であると私は思うのですね。

90年代中ごろのゲーム業界をご記憶の方にとっては、『コズミック・ファンタジー』というタイトルに良い印象をお持ちの方は少ないのではないかと思います。それは当時の一部批評家らによる酷評に加え、クソゲーの代名詞的な扱いを目の当たりにされていたからだと思われますが、本作の”罪”の部分を論じるむきに対して、”功”の部分が語られる機会が余りに少ないと感じるのですがどうでしょうか。タイトルだけで敬遠してきた現在30代半ば以上の古参ゲーマーの方には特にお尋ねしたいものであります。

とはいえ、私も本シリーズを『~3』までプレイしてきて、ゲーム部分の作りの甘さを否定するつもりはありませんし、もっと辛辣な言葉を使えば「限りなく欠陥品に近いもの」という認識でありまして、シリーズを重ねて多少はマシになった部分もありますが、元々の基準が低すぎるというご意見にも異を唱える気はございません。

ただ、RPGというジャンルにおいて、重要なイベント部分にビジュアルシーン(ムービー)を挿入するという演出は、前述の通り本作から確立されたと言っても過言ではありませんし、それは現在の諸作品にも受け継がれている最もスタンダードな形であると思うのですね。

当時の論調は、CD-ROMという大容量媒体を使ってゲーム性の向上をはかるでもなく、ただ既存のフォーマットの上に音声データやビジュアルシーンのデータをのっけただけの駄作、さらに付け加えると見た目ばかりが派手になって中身が伴っていない(だろう)というものが大半を占めていたように思います。

まぁ実際その通りなんでしょうけど「じゃあどうやればCD-ROMの大容量を適切に使ったことになるの?」という私の疑問に答えてくれた作品があったのかと言われたら微妙…なんですよね、正直なところ。

いわゆるデータベース的な作品もいくつか発売されたりしましたけど、ゲームとして面白いとは思えませんでしたし、上記の批判を繰り返していた輩が同じくPCEの『マンホール』なんかを絶賛したりしていてワケが分かりませんでした。

つまり、本作が提示したフォーマットは、20年後の現在でも本質的な部分にそれほど変化があるワケでもなく、CD-ROMの特性を活かすという意味では完全に正しかったということの証左だと思うのですね。

むしろ大容量のデータを扱えるから膨大なデータを駆使してゲーム性の向上に努めなければならない、などという発想の方がナンセンスではないかと。


そうは言っても今この作品を再プレイするには色んな意味で辛いものがありますが、親子二代に亘る壮大な展開と、週刊少年ジャンプライクな少年少女の成長物語、健全(?)なエロスの要素等、単純ですが普遍であり王道ともいえる鉄板のシナリオだけでももっと評価されて然るべきだと思うのですよ。いやマジで。

全作を通じた主人公であるユウの声を、今やジャリ漫アニメの少年主人公の代名詞といっていい高山みなみが担当しているというのもポイントが高いです。


残念ながら本シリーズは94年にPCEで『~4 激突編』が発売されて以来、ゲームという媒体では一度もリメイク等がされていません。

当時の酷評を見ればむべなるかなと思うのですが、上述したようにすべての批判が的を射たものではなく、再評価の機会があってもいいと思うのですがどうでしょうか?設定ばかりに凝ってオリジナリティのない某大作よりも受け入れられやすいような気がしないでもないです。

ゲームというエンタテインメントが子供のものではなくなって久しいですが、世代の膠着がもたらした結果というのは新たな層の開拓の失敗という事実に尽きると思うのですね。

そういう意味で、逆に本作のような単純明快なシナリオ構成の方が受け入れやすいのではないかな~と感じたりするのですよ。

昨今とんでもないシロモノだってリメイクで復活するのは日常茶飯事ですから、本作も是非期待したいところでございます。


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テーマ:懐かしのゲーム - ジャンル:ゲーム

| PCE | 16:57 | トラックバック:0 | コメント:4
コメント
「コズミック・ファンタジー」ってそんなに評価低かったですか?。
…今、埃だらけの本を引っ張り出してきました。
「超絶大技林94」
『コズミック・ファンタジー 冒険少年ユウ』
6項目各5点の30点満点中、23.0点、という得点が付いていますね。
20点以上なら及第点だと思いますが。
ちなみにMCDの『コズミックファンタジーStories』の方は16.4点と酷い点数です。
 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
>本作が提示したフォーマットは、20年後の現在でも本質的な部分にそれほど変化があるワケでもなく、CD-ROMの特性を活かすという意味では完全に正しかったということの証左だと思うのですね。

う~ん、JRPGが20年間進化していない、と取ることもできるかと思いますが…。
http://www.inside-games.jp/article/2010/01/16/39893.html
2010.03.04 Thu 23:58 | URL | Hearn  [ 編集 ]
Hearnさん
『コズミック・ファンタジー』シリーズの評価は雑誌の種類によって異なるのかもしれません。

当時私が購読していた雑誌「HIPPON SUPER!」や「ゲーム批評」等では軒並み評価が低かったです。

MD版は1と2のカップリングですが、オリジナルのスタッフはほとんど関与しておらず、まったく別物と思って差し支えないと思います。

リンク先の記事を拝見しましたが、これってまさに某大作シリーズのことを言っているのでは…w

異論はあろうかと思いますが、20年の時を経てもさして進化していない(少なくともJRPGに関しては)というのは私の持論です。
2010.03.05 Fri 01:16 | URL | 影男  [ 編集 ]
こんばんわ

私、コズミックファンタジーは2しかプレイした事がありません
正確にはその2も、ものの5分で挫折してしまいました・・・

記憶がウロ覚えで申し訳ないんですが
フィールドの雑魚敵があまりにチープで
それだけでモチベーションを無くしてしまったようなw

影男様が言われる事は確かに納得はいきますが
天外魔境Ⅱで挿入されるムービーと音声には
素直に「CD-ROM」ってすげぇと思ったのですが
最近のJRPGではそれがウザく思えてしょうがありません(涙)

その理由は漠然としたものでしかないのですが
「見る」から「見せられている」
もっと言えば製作者の自己満足に付き合わされている
様な感覚になってしまっている気がしますね
2010.03.08 Mon 03:09 | URL | fujimako  [ 編集 ]
fujimakoさん
デザインもそうですが、バランスがムチャクチャ…というより明らかに調整不足で、商品のレベルに達していなかったってのが実状です。

このあたりの作りこみの甘さが、肝心のゲームよりもビジュアルシーンに力を入れていると批判されている所以です。

私自身も本作以降のムービーシーン挿入されまくりのRPGモドキを肯定しているワケじゃなくって、中身はともかく方法論としては本作の以後20年来ほとんど変わってないのに、殊更本シリーズだけを悪者扱いにするのは如何なものかと思っただけでして。

人それぞれだとは思いますが、RPGの面白さの本質って一体何なんでしょうね?
2010.03.08 Mon 16:15 | URL | 影男  [ 編集 ]
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