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【PS】『北斗の拳 世紀末救世主伝説』
先日、昼食を買いにコンビニに行った時の話。
職場の同僚が何やらニヤニヤしながら近づいてきて開口一番


「北斗無双面白いな」


いい歳したオッサン同士が衆人環視のコンビニ店内で交わす会話の種類としてははっきりどうかと思うのですけど、当の本人はまるで気にしていないのだから始末が悪いです。

ま、それはともかく。

短い会話の中で共通認識できたのは、今回ご紹介する初代PS版『北斗の拳 世紀末救世主伝説』の正しい進化形であるということでした。

古くはファミコンに始まり最新作の『北斗無双』に至るまで、「北斗の拳」を題材にしたゲームは数多く発売されており、そのジャンルも定番のアクションからRPGまで、非常に多岐に亘っているということは以前DSの作品を紹介した時にも書きました。

そんな数ある「北斗ゲー」の中でも、『北斗無双』が登場するまでは私的最高峰の位置づけであった本作。いや、ある部分だけみればいまだに最高峰であると言って憚らないほどのパワーを有する奇跡のキャラゲーといっても過言ではありません。


ゲームを起動しておもむろに始まるオープニング。

クリスタルキングによるアニメ版ソングに、アニメ版のビジュアルをわざわざフルポリゴンで再現するという力業を見せ付けます。

適当に作った手抜きならオリジナルのムービーなんかを挿入するところでしょうが、PS2もすでに発売されていた当時、ガクガクの粗いポリゴンでもあえて作っているという点に、多くのユーザーは制作者側の”本気”を感じたはずです。というか私は感じました。

オープニングから漂うただならぬ雰囲気に「STARTボタンを突け!」という抗うことのできないメッセージ。こういう細かい所にまで目配りができているというのはそれだけ丁寧に仕事をしているという印象を受けますね。


メインはケンシロウ(一部レイ・トキを操作する場面アリ)を操作して原作のストーリーを再現した「救世主伝説」モード。
オープニングと同じくガクガクポリゴンで原作の名シーンを再現したムービーシーンの後にアクションをクリアすると進めるという形式です。

それ自体は珍しくもなんともなく、ムービーより更に粗いポリゴンで表現されたアクション部分はビジュアル的にはイマイチですけど、次々と現れるザコを粉砕する爽快感に、”リアルタイムあべしシステム”が絶妙なアクセントとして機能していて楽しいです。

具体的に説明しますと、ザコ敵の中にたまに赤い色が現れて、その身体が光った瞬間に攻撃がヒットすると突如画面が切り替わり、指示されたキーを素早く入力すると原作でもおなじみの断末魔の咆哮をあげて爆発。周囲の敵にもダメージを与え、しかもケンシロウの体力も回復してくれるというモノ。その断末魔の叫びがキー入力終了のタイミングで様々に変化するという点が”リアルタイム”の所以なんですね。

単なるゲームとしてみた場合、断末魔のセリフを変化させる必要なんてまったくないワケですが、本作のゲーム部分における本質はまさにこの”リアルタイムあべしシステム”の存在に尽きるのではないかと思います。

これがラオウとの決戦まで全8章で構成されています。短く感じるかもしれませんが、章は割と長めで収録されているエピソードもツボをついたものばかりですからボリューム不足ということはないはず。

本作はケンシロウ側の視点のみですので、一部で人気の高い南斗五車星の”雲のジュウザ”や”山のフドウ”が登場しないのは残念なのですが、そこまで望むのは贅沢に過ぎるでしょうか?


あと本作を語る上で外すことができない「世紀末シアターモード」について。

「世紀末伝説」モードをクリアしていくと、出てきたムービーシーンを編集することができるようになります。
これは、ムービーシーンで出てきたすべてのキャラクターのセリフ(名もないザコに至るまで)を自由に組み替えるというものなのですが、これの何が楽しいのかは原作を知っていることが必須条件となります。

ま、百聞は一見に如かずということで以下動画をご参照下さい。↓





「世紀末シアター」でセリフを使用するためにはそのセリフが出てくるムービーを見なければならないという条件があって、アクションの内容やクリア条件によって分岐したりしますから、コンプするためには少なくとも複数回プレイする必要があると。

全体的に難易度は高くないのですが、上記の条件を満たすプレイをすると結構難しかったりするので、ゲームとしてのバランスもいいですね。

『北斗無双』が発売されてもなお本作を「北斗ゲー」の最高峰の一角から外せない理由は、「世紀末シアター」の存在に加えて、声優がほぼ初代TVアニメ版のキャストと同じという点があります。特に初代のレイ役であった塩沢兼人が生前にレイ役を務めた最後の作品というのも本作の絶対的な優位性のひとつです。


最新作の『北斗無双』について、アクションと基本ビジュアルに関しては現時点での最高峰を更新したと言えますが、その他の点については本作に遠く及ばないですね。尤も、仮に『北斗無双』に「世紀末シアター」的なモードがあったとしても、まったく別の声では大いに盛り上がりに欠けるであろうことは想像に難くありません。また、ビジュアル同様シリアスな方向性を維持している為か、「ブタは豚小屋に行け!」とか「お前のようなババァがいるか!」等に代表されるネタ系のセリフもシーンも概ねカットされているようですので、「北斗の拳」という原作の持つキッチュな部分が薄れているような気もします。


”キャラゲー=クソゲー”という公式はもはや成立しませんが、今でも少なからず該当する作品があるということもまた事実であります。

本作は「北斗ゲー」の最高峰であると同時にキャラゲーの最高峰でもあるんですよね。現在でもキャラゲーがお手本にすべき要素のすべてがここに詰まっていると言っても過言ではないと思います。

原作のファンで未経験の方には間違いなくおススメできる傑作です。PS3をお持ちの方は『北斗無双』と併せてプレイすると、そのゲームとしてのスタンスの違いが分かって面白いと思いますよw


北斗の拳 世紀末救世主伝説北斗の拳 世紀末救世主伝説
(2000/10/26)
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