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【ドラマ】「美しい隣人」
檀れい、仲間由紀恵主演のドラマ「美しい隣人」の最終回を観賞しました。

CSチャンネル契約以来、地上波のドラマってマトモに観てなかったような気がするのですが今シーズンは久々の当り。月曜日の「大切なことはすべて君が教えてくれた」と木曜日の「外交官 黒田康作」と本作は全話観賞していますが、感覚的には 本作>大切な~>>黒田 って感じ。

その他の作品の感想については放送終了後に別の機会があれば述べるとして、早速本作の感想を。


物語の舞台となるのは都心から離れた新興住宅地。小奇麗だがどこか寂寥感漂う一種陸の孤島然としたロケーション。更にひっそりと二軒だけ寄り添うように建つ主人公の家族と問題の隣人の家の佇まいが更に不気味な雰囲気をかもし出す。このロケーションを設定できたことこそが本作の成功の要因であったことは疑う余地もありません。

勿論物語の主人公である沙希を演じた仲間由紀恵、絵里子を演じた檀れいの演技も素晴らしいものでありました。

といってもそこはフィクションの世界。あり得ないご都合主義的な偶然やハマり過ぎる伏線の数々はご愛嬌なんですが、単なるストーカーではない沙希の静かな、でも確かな目的をもった上での狂気の行動の果てに、最後の最後で判明する意外な真実の姿には恐怖を超えた悲しみすら覚えました。


自身本格的には初の”悪女”役を務めた仲間由紀恵についての第一印象は、なんか太ってネ? って感じだったんですが、陰の部分はともかく、社交的で魅力的な”陽の沙希”を演じるにあたっては特に違和感は感じませんでしたね。それよりも”陰の沙希”に切り替わる瞬間や、感情を露にする場面の鬼気迫る演技は、これまで彼女が演じてこられた役とはまったく異なり、まさに30にして女優としての新境地に開眼したといっても過言ではないような気がします。

対する絵里子役の檀れいについてはこれまでドラマ等で見る機会は少なかったんですよね。比較的平穏な前半から後半の激変に至るまでの過程が素晴らしく、ご本人もどちらかというと地味な方なんですけど役柄も地味でありながらここまで存在感を感じさせるのはすごいの一言ですね。こういう物言いをする女は鬱陶しいなぁという私のツボを見事についていて本気でイライラさせてもらいましたw

主役である女性2人に比べて男性俳優の印象は非常に薄いです。絵里子の夫である渡部篤郎も随分久しぶりに見たような気がするのですが、こちらの第一印象は仲間由紀恵のそれとは正反対で、どっか悪いの? ってぐらい貧相な感じでした。過去同じような役で同じようにしか演技できず、それがイケてると本人が思ってるかどうか知りませんが独特のボソボソしてよく聞き取れないセリフまわし等元々好きな役者じゃありませんでしたが本作観賞後もその評価は大して変ることはありませんでしたw


先にも書きましたけど、本作のロケーションってのが本当に雰囲気が出てるんですよ。
物語の発端ともなる一年前の夏祭りのシーンでは、新興住宅地なんかにありがちな地域のコミュニケーション活性を目的としたなんとかの”作り物”感がしっかり出ているし、事故現場の池もいかにも人造池っぽくて雰囲気が出てます。何より、長いスロープ上の緩やかな坂を登る自宅に繋がる道を俯瞰で撮影したシーンなどは、絶望的なまでの孤絶感を演出しています。背景に説明的なガジェットを入れなくても、街中のシーンひとつひとつからその状況が容易に想像できるというのは中々狙ってもできることじゃありません。


惜しむらくは地震関連の特別報道であり得ないタイミングでブツ切りにされてしまったこと。難しいかもしれないですけど後日完全版を再放送して欲しいです。再開したタイミングで陰気な兄ちゃんが何故か沙希に告白していて、一瞬何が起こったのかよく分からなかったんですよね。劇中最も早いタイミングで沙希の狂気を見抜いていた陰気な兄ちゃんですが、こんな演出必要だったかなぁ? 普通の親ならこの兄ちゃんに自分の子供を預けるのも躊躇するような気がw ま、一年前に助けてもらっているっていう伏線はちゃんとあるんですけどね。

あと不満というほどではないんですけど、ひとつだけ釈然としなかったところがあって、序盤一年前の事故の日に絵里子が件の池へ花束を持って訪れた際、沙希の夫である筧雅彦と初めて出会って二言三言会話するってシーンがあったんですが、その時筧が同伴していた女性がその場にしゃがみ込んで嗚咽している演出があるんですね。

この時点では沙希と筧の関係は明らかにはなっていませんから当然別の女性なんですけど、おそらく筧と現在交際して妊娠している女性ということなんでしょうが、その女性にとっては別の女性(沙希)の子供の死を一年も経過した段階でそこまで感情的になるのかなぁという疑問。絵里子が筧と沙希の関係に気付くのは図書館の新聞記事で検索してやっとですから、その背景には当然筧との最初の出会いの場面が強烈に印象に残っているはず。

筧と沙希との過去に絵里子が気付くというのは物語全体の構成において非常に重要なポイントであって、序盤の早い段階で気付いていたらあのクライマックスは成立しないんですよね。

そういう意味では絵里子に思い込みをさせるあの女性の不自然ともいえる悲嘆の様子について何らかのフォローは欲しかったところ。感情移入しやすい人間であると観る側の想像に委ねるのはちょっと強引のような気がします。


ミステリ的な要素は序盤の予告編で意味ありげに外人がチラっと映るところまでw

主演の演技、細かな演出と伏線、そして見事なロケーション。これら3つの要素が合わさって非常に完成度の高い作品に仕上がっていると私は思いました。来月にはDVDが発売されるらしいので、それまでに最終回の再放送がなかったら購入するかも知れませんw


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→ノベライズなんであんまり興味はないです


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→結構早いタイミングでのDVD化は好評故でしょうか


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テーマ:美しい隣人 - ジャンル:テレビ・ラジオ

| モロモロ雑記 | 17:02 | トラックバック:0 | コメント:0
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