某所からの避難場所・・・。何も考えていない迷走必至のblog

影男のゲヱムと手袋

【XBOX360】『トロピコ3』 | main | 「宇宙刑事ギャバン THEMOVIE」
【PS】『SDガンダム オーバーギャラクシアン』
SDガンダム オーバーギャラクシアンSDガンダム オーバーギャラクシアン
(1996/06/28)
PlayStation

商品詳細を見る


スパロボシリーズを始め、現在当たり前のように展開されているいわゆる”SDキャラ”ですが、当初、アニメ作品でありながらリアルに想像力をはたらかせられることにシビれた”ガンプラ”世代には概ねウケが悪かったように記憶します。だってねぇ、本末転倒じゃね?従来の玩具然としたデザインのいかにもなロボットアニメから脱却をはかった”ガンダム”が二頭身になって擬人化なんて退化じゃん退化。…と中二病全開のアイタタな批判は昔の話。類稀な優良コンテンツである”ガンダム”の裾野を拡大するって戦略は結果として現在まで連綿と続いている現実を見れば大正解であったことは歴史が証明しています。

SD化の恩恵は、玩具のみならずゲーム的にも非常にマッチしていました。何故なら、当時のハードの性能ではリアル等身のキャラクターをソレっぽく表現するのは困難であり、SDならリアル等身ではあり得ない派生作品だって何となく許せちゃう免罪符みたいな雰囲気だったように思います。結果、80年代後半のファミコン市場において水を得た魚のように大量の作品が濫発されるのはまた別の話。今回ご紹介するのは1996年にPSで発売された『SDガンダム オーバーギャラクシアン』であります。


タイトルの通り、本作はナムコの出世作『ギャラクシアン』がベースとなっています。メーカーが自社ライセンスを他社に供給するってのは当時としても珍しいことではありませんでしたけど、この10年後、文字通りバンダイとナムコが融合したっていうのは中々興味深い事実ですよね。もちろん本作がキッカケだとは思いませんが、ひとつの方向性が示された例として記憶に止めておく価値はありそうです。

で、肝心のゲームの内容なんですが、単純にギャラクシアンをSDガンダムのキャラクターに置き換えたものでありまして、そこに新しいものを産み出す意欲や志はまったくありません。

そもそも『ギャラクシアン』自体当時からしても15年以上前の作品でありまして、しかもそのゲーム性すら再現できてないとくれば一体誰に向けてリリースされたのか首を傾げたくなります。

厳密にはゲーム性というか、元々『スペースインベーダー』の派生作品である『ギャラクシアン』のルールは単純明快。「撃って当てる」この一言に尽きるのでありまして、要はそれ以外のアレンジ部分が大して機能していないことと、基本である「撃って当てる」部分が15年以上前の作品に劣るということ。その時点でゲームとしては致命的な欠陥品であるのは否定できません。

具体的に上げますと、まず自機の軸がおかしい点。自機であるガンダムは右手にビームライフルを構えています。そのこと自体は何も不自然ではないのですが、弾は律儀にビームライフルの先から発射されますので、自機の右側から発射される格好となります。この為、常に敵との射線を真正面ではなくやや左に踏み込む必要が生じます。編隊状態なら少々の違和感だけで済みますが、飛行形態で攻撃された場合、特に自機の左側から降下してきた敵を撃ち落とそうとすれば、左に踏み込んだ際敵の発した弾に自ら突っ込んでいく形になるんですな。逆に右側から降下する敵に対しては敵の射線に入る前に射程に捉えることができ、比較的楽に撃墜できます。ビジュアル的に「ビームライフルから発射される」表現に拘った所以でしょうが、ゲーム性を犠牲にしてまで拘る部分ではないと思いますね。

次に、敵を撃ち落して落とすアイテムの効果がイマイチよく分からない点。スピードアップ、パワーアップ、僚軍支援、特殊武器の4種類あるのですが、スピードアップはいいとして、パワーアップについてはパワーアップしていない状態でもボス機以外は一発で仕留められるのであまり意味はなく、僚機の援護も返って敵弾との判別が困難になって逆効果だし、特殊武器も通常弾と同じボタンで発射されてしまうので効果的な使いどころが選択できない等、追加要素の尽くが蛇足になっています。

あと従来の見下ろしの視点とは別に自機視点っていうのを選択できるのですが(一部強制)、自機の背中で敵弾が見えず、プレイしにくいだけなのであまり意味がありません。

全体の難易度はとっても低く、1年戦争を端折ったストーリーモード全11面に、GチェンジャーモードっていうSDオリジナルシナリオを通しでプレイしても30分足らず。しかもコンティニューフリーなので緊張感もゼロ。ここまでヌルいと本気で遊ばせる気がないのかと疑ってしまいますよね。


ストーリーモードの幕間には一部CGによるデモが挿入され、それなりのクオリティなんですけどまぁそれだけ。ナレーションにオリジナル同様永井一郎氏を起用しているのはいいんですけど、他のキャストについては皆無であります。音楽も似て非なるモノに差替えられており、雰囲気を壊しています。


安易で志の低い企画に低予算、さらに作り込みの甘さから開発期間も相当短かったのではないかと推察される手抜きゲー、あたりが妥当な評価かと思います。低年齢層のみを対象にしているならこの程度でもよかったのかも知れませんがね。まぁガノタにもゲーオタにも薦められない作品であることに違いはありません。


スポンサーサイト

テーマ:レビュー・感想 - ジャンル:ゲーム

| PS | 00:00 | トラックバック:0 | コメント:0
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック URL
http://kageotk.blog77.fc2.com/tb.php/549-7af30310
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック
| ホーム |

プロフィール

kageoTK

Author:kageoTK
ゲームをしないゲーマーです

ついったー

Glep Web Ring

Glep Web Ring
  

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
箱○

FC2カウンター

最近のお気に入り
ゲーム以外
検索フォーム

RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード

QRコード