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【PS3】『メガゾーン23 青いガーランド』
メガゾーン23 青いガーランド(通常版)メガゾーン23 青いガーランド(通常版)
(2007/09/13)
PlayStation 3

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今でこそOVAなんて珍しくも何ともないですが、いわゆる黎明期にあたる約30数年前の状況は現代とは随分異なっていました。β規格とVHS規格がシェア争いにしのぎを削り、画質は劣るが長時間録画ができてエロビデオが多く見られるからというミもフタもない理由で徐々にVHSが勢力を拡大していた頃。今なら

「両方買っちゃえばいいじゃん。アホなの?」

と鼻で笑うところですが、自分で金を稼ぐ術がなかった当時の私はβにするかVHSにするか究極の選択を迫られていました。というのも、先に手に入れていた友人はβユーザーで『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』と『メガゾーン23』を所有しており、もちろんその友人宅で何度も観賞済みではあったのですが、自分の家のTVで観たいという強烈な欲求に、当時ほとんど敗色の濃かったβ購入に傾きかけていた時、その友人から

「だったらダビング(※)しちゃえばいいんじゃね?」と神の啓示に等しい提案を受けて念願のビデオデッキを手に入れたのが高校一年の頃。確かウルトラマンをCMに起用していた東芝のビュースターという機種でした。

このためになけなしの小遣いをはたいて買ったビデオテープを準備し、何とかダビングに成功した後は実際に擦り切れるまで堪能しましたっていうしょうもない思い出ばなしを長々と前フリしたのは、この「メガゾーン23」という作品に対してそれなりの思い入れはあるという背景を知って頂きたかったという理由に他なりません。


本作に限らずちょっと前から80年代作品のリメイクが乱発しているのは、当時のクソガキが現代社会でそれなりの責任を負う立場になっているという側面は否定できないでしょう。オールレンジ年代に向けて一発当ててやろうというスケベ心さえ抱かなければそれなりに小金を持っている同年代に向けた企画はマーケティング的にもアリだと思います。

そう、そこまで理解した上であえて踊らされているんですよこっちは。今更どんな理由でこんなカビの生えた作品の続編を作ろうと思い至ったのかは知らない。いや、むしろ今更出す以上作品に思い入れのある人間に向けたものであると解釈するじゃないですか普通は。


結論から言っちゃうとゲームとしても「メガゾーン23」という名前を冠した作品としてもどっちもダメです、絶対。

OVAとして最も評価が高かった初代の正統な続編という態にしたまではいいんですけど、シナリオとストーリーテイリングのセンスが皆無な為、徒に原作の設定を弄んだだけの印象になってしまってます。


本作の主人公、ヒロトは前作の主人公矢作省吾とヒロインであった高中由唯との間に生まれた一人息子。ダンサーを目指していた由唯は反体制を唄うクラブシンガーとなり、矢作省吾は行方不明となっている。ヒロトは父親のことはまったく知らず、由唯に女手ひとつで育てられるが、ある日ステージ中に由唯が何者かに襲撃されて重傷を負うという事件が起こる。

瀕死の由唯からガーランドのキーを託されたヒロトは、理由も分からないままアテもなく街に出るというところまでが冒頭部分。

その後、たまたま路上で母の歌を唄っている少女に出会い、仲間たちと共にこの世界の真実を知るっていう展開になるのだがここまでの件が適当すぎ。初対面で絶対交わさないような中二病丸出しの薄っぺらいセリフの連発までは100歩譲るとして、会ったその日に女の子達だけで暮らす夢のシェアハウスに同居の申し出を受けるなんていかにご都合主義でもテキトー過ぎて鼻血が出そうです。

その真実の世界との関わり方も主体的な目的のないまま流されているとしか思えないいい加減さ。真昼間にガーランドを乗り回して軍に追われる身となっても軍の杜撰な仕事のせいで緊迫感はゼロ。

父矢作省吾との邂逅も取ってつけた感丸出しだし、最終的に”時祭イヴ”をバハムートから救い出すという目的も動機がよく分からない。そしてすべてがチグハグなまま、目的を果たしてエンディング…なのですが、結局世界がどうなるのかは分からず仕舞いで、そもそも誰に何の目的で由唯が襲われたのかもはっきりしない。更に続編に繋ぐという意図にもとれるが実際は何も考えていないというのが正解だろう。


ゲームとしてはよくあるノベルゲーの電子紙芝居の域を出ず、移動の合間に発生する戦闘は完全に蛇足。著しくゲームのテンポを阻害しているが、シナリオ自体のボリュームはない為あっという間に終わるのに面倒くさいという印象だけは強く残るという負の連鎖。

シナリオ・ストーリー共にゴミレベルでゲームとしてみるべき部分はまったくなく、更に主人公を筆頭にボイスキャストもヘタクソ過ぎて苛々する。特にガーランド走行中に会話するシーンが複数あるのだが、主人公ヒロトが下手なりに走りながら大声で喋っている態を演じているにも関わらず、同乗者のほとんどが普段と同じトーンで喋っているのはおそらく演出が機能していない所以。あと登場人物に立花イチコというキャラが居るのだが、あくまで個人的な話なんですけど声がスゲー癇にさわるんですね。それこそダル元嫁並みに。

いくつか開放していないCGもあるけど具体的な攻略サイトも存在しないし、そんなモンのためにたとえスキップでももう一回最初からやりたいとは思わない。原作を知らない方はもちろん、原作のファンのツボをことごとく外している徹底したセンスのなさはこの作品をして一体誰に向けて作られたのか大いに疑問ではあります。



(※)著作物の複製は現在では法律で禁じられています…って当時もだっけ(汗)でもコピーガードもなかったし個人的に視聴していただけだし何よりもう30年近い前の話だし別にいいよね?ね?


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