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【PSP】『ラストランカー』
ラストランカーラストランカー
(2010/07/15)
Sony PSP

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カプコンから2010年に発売されたPSP用ソフト『ラストランカー』をクリアしました。

のべのプレイ時間は30時間足らず。ランキングファイルはすべて埋め、一周クリア後の追加修練も達成したので本作に関しては完全終了ということでいいと思います。

<世界中の戦士の殆どである約10万人の戦士が所属する組織「戦候機構バザルタ」、通称「機構」が支配する世界。戦士達はランキングによって格付けされ、ランキング上位の者が「力」によって世界を統治していた。機構と関わりを持たず、カンタレラという集落の青年ジグは、ただ繰り返される儀式と伝統を守る生活に意味を見出せず、自分自身の価値を実感するため、故郷を捨てて機構へ入ることを決意する。>※Wikipediaより転載

本作の最終目的はタイトルにある通り「戦候機構バザルタ」における”ラストランカー”すなわち、ランキング1位になること。単純明快な目標に対し、数字によるランキング表示は、てっぺんにのし上がってやろうという主人公の思惑と同じく、シンプルであるが故にプレイヤーのモチベーションも掻き立てます。

ランキングを上げるには機構または個人が公募する”修練”に参加し、その報奨として得るか、他のランカーとタイマン勝負の”ランキング戦”を行い、勝てば相手のランクを奪えるというルール。ぶっちゃけ上位のランカーが下位のランカーに勝利しても、ランキングダウンというリスクに見合うメリットが少ないんでどうかなと思うのですが、どっちに選択権があるのか分からないですけど、極端に差がある場合は受けなくてもいいっぽいのでこの世界独自のマナー、みたいなものが存在するのでしょう、多分。

っていうかシナリオの進行度合いによって仕掛けられるランキング戦はほぼ決まっているので、戦闘の工夫次第でケタ数が変わるくらいのジャンプアップ!何てことは基本的にムリ。”修練”についても同じくで、現在の身の丈に合った内容のものしか参加できない…以前に情報そのものが告知されないので、そういった点での自由度はほぼゼロといってもいい。

そもそも修練の参加資格がランキング〇〇〇〇位以上とか明記されているケースも多いんで、その前後の”修練”もしくはランキング戦で調整する必要があるのが容易に分かってしまうというのが、本作の本質的な底の浅さを露呈していますね。

本作の市場価格は発売後ほどなく¥1000台の安値で安定しており、現在では店によっては¥500程度のところもあって、値段だけを見る限り世間的な評価は決して高くはありませんが、コアメーカーのマイナー作品として片づけてしまうのは惜しい部分も多々あるんですよね。

秀逸なのはやっぱり戦候機構の設定かな。ランキングってこれ以上ないくらい端的にゲームの中の自分のポジションが明確じゃないですか。シナリオの演出もうまくマッチしていて、例えばジグが機構に入りたてのペーペーの頃にはランキング90000台のザコランカーにすらなめられるとか、段々ランクが上がってくると町の住人や他のランカーの態度が明らかに変わってくるとかね。

機構とこの世界を支配するのはランキング上位7人による”七騎士”なんですが、それぞれが個性的で、組織としての意思統一がまったくなされていないというのも面白い。七騎士の中では唯一の常識人と思しきロザのキャラクターがいいアクセントになっていると思います。結局ストーリー終盤に至るまで世界全体に影響を及ぼす共通の敵の存在が明らかにならず、”イビノス”と呼ばれる正体不明の生物による脅威が断片的にあるだけで七騎士が理不尽な圧政を強いて民草を苦しめているワケではないので、表面上は至って平和なんですね。後にジグも所属することになる”アンチ”の存在の方が、その他大勢のランカーたちのみならず、一般の住人にとっても余程脅威になっているというのが印象的です。

その性格故か運命なのかは知れませんが、本人の意に反して面倒事に巻き込まれることが多いジグ。”チカラこそすべて”というシンプルな社会でひたすら上を目指す生活に憧れていただけなのに、「カンタレラ」出身というだけでアンチのマキスやイゴリダに目をつけられるわ機構からは疑惑の目をむけられるわ、何となく身を寄せるようになったタイロン租界でも親分の失踪が何故か自分のせいになってるわ、故郷を滅ぼされた挙句、かつての親友に恨まれて裏切り者扱いされるわで踏んだり蹴ったり。故郷の惨状を目の当りにしても機構に対して怒りを向けることもなかったクールな性格でも、四面楚歌で今日寝るところも追われるに至ってはさすがにこたえたとみえ、何かにつけてジグの世話を焼いてくれた最弱ランカー、ポッドの優しさにほだされる一面も。

あと、ランキング戦を行えるランカーにはすべて”通り名”的なものがつくのですが、主人公であるジグはストーリーの進行によって変わっていきます。”辺境の獅子”→”加護をうけし英雄”まではいいとして、最終的に”レンの同期”ってのはどうなの?あ、レンっていうのはジグと一緒に機構に入ったキャラクターで本作でいうところのメインヒロイン的なポジション。かつて機構を創設したものの、現在は没落しているサルバトーレ王家の末裔というバックグラウンドがあるんですが、タイロンやハースに言わせると”面倒くさい女”ということらしいw例によって主人公に好意を寄せていくんですけど朴念仁の主人公は中々気付かないというお約束通りの設定です。

10万人規模の組織といってもゲームに登場するランカーはランキング戦不可を含めても200人に満たないので、ボリュームはなく、非常にコンパクトにまとまっている印象。ただ登場するキャラクターはしっかり確立されていることに加えて声優陣が豪華なのでそちら方面にもフィットする作品ではないでしょうか。

最近のRPGにしてはパーティなしの主人公オンリーというのは珍しいかも。あとクリア後要素もないんでとことんやり込みたい方にとっては若干物足りないと思われるかな?でも私的には丁度よいボリュームでそれなりの達成感も得られたので満足です。いいゲームでした。


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