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【PS2】『バウンサー』
「ファイナルファンタジー」というビッグタイトルを引っ提げ、FC参入以来の任天堂陣営からゲーム業界では新参のソニー陣営へと鞍替えしたスクウェア(現:スクウェアエニックス)は、PS2ぐらいまではビッグタイトル以外のタイトルも積極的にリリースしておりました。

その背景には、他社でヒットしたタイトルを制作したチームを丸ごと引っこ抜いてきて似たようなタイトルを作らせる(『トバルNo.1』『ファイナルファンタジータクティクス』etc…)という凡そ仁義にもとる下品なビジネスが横行しており、同社には当時あまりよい印象を持っていませんでした。

本作が発売された2000年当時、そんな我が世の春を満喫していた「スクウェア」も、翌年調子に乗って手を出した映画事業が大ゴケし、以後経営を悪化させて自らが業界再編成の波に飲まれる格好となったワケですが、それはまた別の話。

本作が発売された2000年の年末まで、期待の新ハード「PS2」はDVDという新メディアの追い風もあって順調にシェアを拡大していたものの、未だ初代PSからビッグタイトルの引き継ぎは行われておらず、同社のイメージとはかけ離れた『DRIVING EMOTION TYPE-S』、『オールスタープロレスリング』、『劇空間プロ野球』等、ちょっと評価に困るような微妙な内容のタイトルが続いていたんですね。

そんな状況で発売された本作は、オリジナルタイトルではあったものの、PS2では初めての「スクウェア」らしい作品ということで、当時はそれなりに期待されていた作品だったんですけどね…。

まぁこういう言い回しの時点でお察しなんですけど、結果として本作は発売から程なくして長きに渡ってワゴンセールの片隅に醜女の女郎の如く鎮座することに相成りました。店によって多少のバラつきはあるけど今なら中古で100円台を超えることはないんじゃないかな?

そういう運命に至った原因は兎にも角にも”ボリューム不足”の一言で集約されるのですが、それだけだとあんまりなんでもうちょっとだけ掘り下げていきたいと思います。


本作のジャンルは自称ロールプレイングアクションゲーム。3Dの格闘アクションにポイントによるスキルの獲得でキャラクターを強くしていく部分がロールプレイングと、そういうことなんでしょう。後発の作品ですが『龍が如く』あたりのゲーム性が近いと思います。

本作の非難は前述の”ボリューム不足”に集中している通り、ニューゲームからエンディングまで普通にプレイして大体2時間足らず。ムービーまたはイベントの合間にゲーム部分があるといった感じで、主客転倒しているというのがゲーム部分の最大の問題点であることは論を待ちません。また、本作の唯一評価されている点として”美麗なCG”が上げられているのは「スクウェア」の面目躍如といったところですがネットを紐解いてもその一点しか出てきてないというのが何とも。

ストーリーもシナリオもどっかで聞いたことや見たことがあるような凡庸な内容で取り立てて評価するような部分ってないんですけど、FFのスタッフが関わっている所以で世界観が同Ⅶのそれにすごく似ているんですね。


 超巨大国企業「ミカド・グループ」。その本社ビルを望むドッグストリートの酒場「FATE」付きのバウンサー(用心棒)だったシオン・バルザード(Sion Barzahd)は、ある日ストリートで行き倒れている少女ドミニク・クロス(Dominique Cross)を匿う。

素性の知れないドミニクがFATEにも馴染んだ頃。ミカド・グループによる、衛星からのエネルギー転送システムが公表される。時を同じくして同社の特殊工作部隊がFATEを強襲、ドミニクが拉致されてしまう。

ドミニクを奪還すべくFATEをあとにしたシオン含む3人のバウンサー達は、それぞれの過去や運命と対峙しながら、クロス兄妹の因縁深い半生、ミカド・グループの真の目的を目の当たりにする。

<Wikipediaより引用>


特に「ミカド」のイメージは『ファイナルファンタジーⅦ』における「神羅」のそれに極めて近く、主人公のイケメン、シオンのイメージはクラウドと被る。ま、基本同じ人間の手によるものなんで似てくるのは当たり前っちゃ当たり前なんだけど、もうちょっと何とかならんかったのかなぁという感じ。

シナリオもショボくて、ネタバレになるかも知れんけど、例えば衛星から太陽光発電したエネルギーを地上へ転送するという大層なシステムを作り上げた目的が、昔自分の妹を見捨てた病院の破壊ってスケール小さすぎない? つーかそんなモンを開発できるぐらいの超大企業の総帥ならチンケな病院に復讐する手段なんて他にいくらでもあるような気がします。

何ていうか、映画で例えるとプロローグからいきなりクライマックスに入ったような感じ?伏線となる各キャラクターの出自やバックボーンがシナリオ中に判別できる部分が少なく、ロードの待ち時間の間にモノローグがテキストで挿入されるという手抜きぶり。特に全身刺青のチャラ男、コウについて、オープニングムービーにも登場するパートナーの存在が本編のシナリオ中に言及されることがないので、コウを選択せずに最後までプレイすると色々不可解な点が出てきますから注意が必要です。

あと声のキャスティングについて、コウ→中尾隆聖、ヴォルト→郷里大輔(故人)、ドゥラガン→若本規夫らベテラン勢を中心としたやたらと豪華なメンバーなんですよね。でもデフォルトの音声は何故か英語w

ゲーム部分の底は浅いけど、まったく遊べないというレベルではありません。ただ、キャラクターを成長させるスキルポイントがトドメをさしたキャラクターのみにしか与えられないので、CPUが操作する他の味方キャラに奪われないようにしなければならないのが結構ストレスが溜まります。敵に吹っ飛ばされた味方に接触すると自分もダメージを受けるので、敵味方入り乱れる団子状態になったら要注意。ボス戦では味方キャラクターから距離を置いて楯にしつつ、隙をみて攻撃する戦法が有効です。せこいけどね。

スキルポイントを振り分けてキャラクターのステータスを上げたり新しい技を習得したりするのですが、あんまり強くなった実感が得られないのは多分プレイヤーのランクに合わせて敵も強くなっている所以。じゃあ成長要素そのものが意味ないじゃんと言われたらまぁ実際そういうことです。

何だかんだ言ってももう15年も前の作品なんで、さすがに古臭いのは否めない。ムービーの観賞含め、通しで3時間もあればエンディングまでたどり着けるのは、個人的にはマイナス要素ではありません。前述したように今でも中古市場において安値で潤沢に流通しています。私が購入したのは多分ここ数年以内ですけど、100円もしなかったように記憶します。

終盤ちょっとキツくなるけど難易度も程々だし、今の相場なら買ってもまぁ「損した!」とまでは思わないんじゃないかな。







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