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【DC】『メモリーズオフ コンプリート』


大体年1のペースでドリームキャストを動かしてるな~…と何となく思っていたのが、過去記事を紐解くと去年1年間が飛んでいたので約2年ぶりの起動になります。

DC本体は予備含め3台所有していますが、現在稼働しているのはリアルタイムで購入した初代。手に入れてから15年以上は経過していますが、あまり酷使しなかった為か起動時にビジュアルメモリがピーピー煩いのといちいち日時を入力しなけらばならないのが億劫なだけでプレイ自体には何の支障もなく動いているのが助かります。

それでもここ数年でプレイしたタイトルはいずれも毒抜きされた恋愛アドベンチャーのみっていうのがアレなんですけど、64やGCに比べれば随分マシだと言えますね。

さてさて、そんな個人的な事情はさておき、今回プレイしたのは『メモリーズオフ コンプリート』。現在は途絶していますけど、のべ10本以上のシリーズ作品がリリースされている人気作品の第一作目となります。正確には第一作の内容に加えてネオジオポケットという超マイナーハードで発売された本作の前日談となる『メモリーズオフ ピュア』の内容を収録した文字通り”コンプリート”版。
今更ネオジオポケット実機でプレイするには少々ハードルが高いので、このカップリングは有難いですね。

以前同シリーズの3作目にあたる『想い出にかわる君』はプレイ済み。順番的には本作の方を先に着手していないといけなかったのですが今更そんなことを言っても詮無いので3作目は想い出の彼方から消し去り、できるだけ先入観抜きで挑戦したいと思います。

この手の作品をプレイするスタイルとして、私の場合初回プレイは感性の赴くまま通しでクリアし、その後攻略サイト等を参照しつつ残りのエンディングを回収するという方法をとっています。往々にして時間がかかることが多いので、できるだけ効率良くプレイしたいという思惑が根底にありますが、初期の作品ということもあってプレイアビリティはまだ洗練されておらず、近年の作品と比べるとやや不自由を感じる部分もなきにしもあらずですが、基本読むだけのゲーム性なんでそれほどストレスにはなりません。

今回も例によってネタバレ回避の為、キャラクター別の感想は<続き>以下に記載していますので、支障のない方のみお目汚し下されば幸いでございます。


主人公三上智也は、澄空学園に通う2年生。父は単身赴任、母はその世話焼きに行っている。幼馴染みの今坂唯笑とは10年以上の付き合いになるが、腐れ縁以上の関係には至っていない。

智也は辛い過去を強く引きずっていた。もう1人の幼馴染みであり、最もかけがえのない存在だった彼女・桧月彩花の事故死である。智也は彼女の死後から立ち直るまでの記憶がない。それほど愛していた彩花の死に、3年経った今でも思い出すと意識が保てないほどだった。

明るく社交的な転入生、音羽かおる。その1ヵ月前に転入した、他人と距離をおく双海詩音。電車で知り合った彩花の従姉妹である伊吹みなも。腰痛でダウンした母に代わり売店で働き始めた霧島小夜美。そして、2人の幼馴染み。中間テストをきっかけに、智也の中で大きくなっていく存在があった。

<Wikipediaより転載>

主人公キャラの設定はこの手の作品の定型フォーマットから大きく逸れることはありません。勿論イケメン設定ですw

シリーズの名バイプレイヤーである「稲穂信」君も同級生の親友として登場。設定的にはメインヒロインである今坂唯笑との結末以外有り得ない雰囲気で、その他のキャラの内容は初めからオマケ感が漂っているのが微妙なところ。

この作品は何故かオプションで最適回答が表示されるというヒント機能が搭載されていて、ファーストプレイでは完全にそれに準じた回答を選択して無難に今坂唯笑エンディングに到達しましたが、後日攻略サイトを見ているとどうも彼女には2パターンエンディングが存在する模様。取りあえず唯笑の真エンディングを後回しにして、クリアした順にキャラ別の感想をものしたいと思います。

◆双海詩音(ふたみしおん)

物語が始まる1カ月前に同じクラスに転校してきた帰国子女。父の仕事の関係で世界各国を転々としているらしい。主人公との出会いは通学電車の中で、お互いクラスメイトであるという認識もなかった。授業中以外はほとんど教室におらず、露骨に他人との関わりを避けている観がある。

智也が彼女を意識したきっかけはその長い髪。亡くなった恋人「桧月彩花」のそれとダブったのが理由。徐々に彼女のことを知るにつれ、彩花の代わりではなく彼女自身を必要とするに至ったという展開なんだけど、その経緯は割と地味というか、ゲームらしいドラマチックな演出も抑え気味で、正直あんまり印象に残っていません(汗)

そもそも彼女が他人に対して心を閉ざすきっかけとなった前回の帰国に際して、周囲から受けた差別的な扱いというのも現実にありそうな話でインパクトに欠け、自身のトラウマとシンクロする部分も少なく行き当たりばったりな展開という印象です。

個人的に首を傾げたくなる演出が、終盤の遊園地デートのドタキャンの件。家を出る前からあんなに雨が降ってたら屋外の遊園地は普通に変更するだろ。それなりに親密になっているのにお互い連絡先を交換してないってのも後の演出上の都合とはいえ不自然過ぎる。ラストもご都合主義の連発でグっとくる前に萎えてしまいました。

ツンデレ属性キャラのギャップ感は嫌いではないだけに、しようもない演出が台無しにしてもったいないような気がします。


◆伊吹みなも(いぶきみなも)

智也の恋人であった彩花の従妹…という事実は彼女のシナリオに突入するまでは主人公の知るところではありません。身体が弱く、重病を患っているという病系のキャラに対する共通の疑問として、一時的にせよ劇的に回復している期間は一体何だったんだというのがあります。

彼女もその例に漏れることなく、再入院後との落差が激し過ぎて違和感しか残らないワケですが、日に日に衰えていくのを何もできずに見守るしかないもどかしさというのはゲームとはいえやはり精神的に堪えますね。特に「自分の肖像画が描けない」という件は非常にキツかったです。

加えて、希少なドナーが亡くなった彩花であったという事実も主人公に追い打ちをかけ、完治する可能性が極めて低いという設定からラストどう締めくくるのかと思いきや、根本的に何も解決されないまま終了するのでモヤモヤ感だけが残るという後味の悪さ。

今坂唯笑はみなもについて彩花の従妹であるという事実も、病状のことも知った上で友人として付き合っているのですが、1年先輩の主人公に対して敬語を使っているのに、その同級生である唯笑に対してはタメ口というのにちょっと違和感がありました。


◆桧月彩花(ひづきあやか)

彼女のエンディングには上記伊吹みなもルートにおいて終盤のある回答を間違えると突入する、いわばバッドエンド扱いです。

結局前に進めなかった主人公に対して、少しだけ気が足らなかったと意見する彩花さんですが決して非難しているワケではなく、あくまで智也のことを慮っての内容であるところが彼女の愛の深さを感じさせるところではありますが、基本的に亡くなっているヒトなんでそれはあくまで主人公の妄想の中の声で、自己弁護の表現を変えたものに過ぎません。

ここからは私の妄想なんですけど、生前彩花・唯笑・智也の3コ1で行動していた最中、彩花が唯笑の智也に対する気持ちに気付いていないとはちょっと考えにくい。それを知った上で唯笑を出し抜いて智也をデートに誘ったあたり、中々強かな性格だったのではないか。

デートの帰り際に智也を置いて別行動を取るのも、智也が追いかけてくることを想定してのことであると邪推すると、強かであるだけでなく結構な策略家の一面も窺え、主人公のように無条件の絶対的な存在、という風には考えられないんですよね。色んな意味でズルい女だと思います。


◆霧島小夜美(きりしまこよみ)

さよみではなくこよみです。彼女のみ主人公より年上の現役女子大生。基本澄空高校内が舞台となる本作において、同校の学生でない彼女が登場するのは購買部。怪我で休んでいる母親に代わり、店番をしているところに主人公と知り合う。

彼女のシナリオに関してはあまり彩花さんのトラウマが前面に出てこず、単純に年上のお姉さんに憧れる年頃の男の子感が出ていて、何となく微笑ましいというか、彼女からの電話を待っている件や、デートに誘う件、弟扱いされて拗ねる件もいちいち青臭い感じが逆に新鮮ですね。

これが本当の思春期の男子よろしく、ザーメン臭い展開だと一気にこっ恥ずかしいリビドー溢れる自身の思春期とダブっちゃうところなんですが、下品な描写は皆無なんで家族の前でも安心してプレイできますよw

結局のところ、彼女が智也クンを好きになったきっかけが何だったのかよく分からないんですよね。それこそ3つ下の男の子なんて智也クン以外にも周りにウジャウジャいる環境なんで、智也クンだけを意識するのはやはり彼が超絶イケメンであるから、以外の理由がちょっと考え付かない。

彼女自身のバックボーンが一昨年に弟を交通事故で亡くしている、という一点で彩花さんのソレと多少ダブりますが、少なくとも智也クンほど引き摺っていない感じ。まぁそこらへんを掘り下げるにはちょっとシナリオのボリュームが足りないですね。

こういうお姉さん(リアル年齢だとただのバ〇ァだが)は個人的にはかなり好きです。もちろん性的な意味で!


◆音羽かおる(おとわかおる)

物語の冒頭で主人公のクラスに転校してくる美少女。時期的にも中途半端だし2カ月も空けず転校生が2人というのは設定的にちょっと甘い気がします。

転校してきて智也の席の隣になるというベタなきっかけで言葉を交わすようになるのですが、対極の存在である双海詩音とは異なり、特に意識することなく自然に親しくなっていく。転校当初、まだそれほど親しくない時に、明るく社交的なかおるの表情がふとした瞬間に”つくられたもの”であるような違和感を覚えるのは、基本ニブちんの主人公にしては鋭い洞察ですが、勿論かおるルートにおける伏線となっているのは言うまでもありません。

んが、かおるルートに突入してからの展開が遅い!無駄にダラダラ引き伸ばされた割にはしょうもないオチで腰砕け。かおるには引っ越してくる前に付き合ってた男が居たのだが、誤解とすれ違いから関係がおかしくなり、気持ちの整理がつかないまま引っ越してしまい、ずっとそのことを引き摺っていたと。そのへんの件は詳らかにされてないのですが、男はかおるより5つ年上。映画監督になるという夢を持っていて、偶々一緒に観た映画のスタッフに男の名前を発見して動揺する。

その変化に気付いた智也は自問自答する。自分の本当の気持ちはどうなのか。彩花という過去を捨てて前に進んでいいのかという葛藤。その思いを幼馴染である唯笑と重ね合わせ、奇妙な三角関係の果てにかおるとの未来を選択する…。

かおるルートでは彩花さんが心の声で智也に語りかける場面はなく、やや淡泊な演出のように思います。

気になったのは、映画を観てから後、かおるが映画の原作本を探すシーンがあるんだけど、昔の男がスタッフロールに名を連ねているからといって原作本を買ってもあまり意味がないような気が…。結局のところ、昔の男はどういう経緯でかかおるの居場所を突き止め、ストーカーの如く付きまとった挙句、遂にかおる本人の前に姿を現すのですが、そこでかおるとどういう話をしたのかはシナリオで語られることはありません。次に智也と再会した際には憑物が落ちたようになっているところから、きっぱりすっぱり円満に決別できたと解釈してよさそうです。

本シナリオにおける唯笑ちゃんのポジションはちょっと可哀そう過ぎるよね。かおるが智也との仲が深まるにつれ、お互い名前で呼び合うのに対し、事実上のライバルである唯笑ちゃんとは「今坂さん」「音羽さん」と、最後まで打ち解けなかったのが印象的。本作は全般的に女性キャラクター同士の相関が薄い気がするんですよね。それでもメインヒロインである今坂唯笑はその他全員と何がしか絡むシーンがあって取りあえず名前で呼んでいるから余計にそう感じるのかもしれません。

個人的にはこういう気の置けない女の子と恋愛に発展する雰囲気には中々ならない気がします。まぁ単純に私がモテないから、なんでしょうけどね。分かってますよ、ええ(涙)


◆今坂唯笑(いまさかゆえ)

本作のメインヒロイン。幼なじみの男女がそこから先に進めないってシチュエーションは凡百のラブストーリーにありがちな設定ですが、もうひとりのヒロインである桧月彩花(故人)の存在が、智也と唯笑の関係を複雑にしています。

個別ルートに入るまでは何の変哲もない幼ななじみ同士の軽口の叩き合いで、仲睦まじいというか微笑ましい感じなんですけど、それは主人公が自らの記憶を封印し、目を背けているだけの偽りの関係だ。智也に対する気持ちが日に日に増していくことに戸惑いと不安を覚える唯笑。悩みながらも彼女が出した結論は「智也のことを忘れる」であった。

些細なことがきっかけで、智也と唯笑の偽りの関係の歯車が狂い始める。そんな智也の胸中を見透かすように、親友の稲穂信が唯笑に対する気持ちを打ち明け、唯笑をデートに誘おうとする。無関心を装っていた智也だが、たまらず現場に駆けつけて唯笑の気持ち、自分の気持ちをようやく伝えることができた。

…そこで大団円、とはいかない。以前より親密となった2人は、表面上何もかもうまくいっているように見えたが、僅か2週間で再び智也の心に彩花の存在が大きくなってくる。結局前と同じ。彩花に対する感情を押し隠し、ただ唯笑を傷つけまいとしているだけだったのだ。

再び取り返しのつかない事態に逆戻りした2人の結末は…


本ルートは2パターンあり、結末自体は大きく変わらないが、CGの回収枚数が多いパターンを正のエンディングと考えてよさそうです。確認できたところでは智也の靴箱に入っていた「雨はいつ上がる?」という謎の手紙の主が異なること、それに伴って彩花の事故にまつわる唯笑と稲穂信君の関わりが変わってくる、という点ですかね。

とにかく本ルートの智也はウジウジグダグダと鬱陶しいことこの上ない。唯笑の気持ちを知って彼女を守ると誓った後の変節は相当イライラしますね。彩花を失って呆けていた智也の元に毎日通い、話しかけていた唯笑の献身にも、最後の最後になってようやく思い出すに至っては言葉もありません。

でもまぁ冒頭で書いたけど、本作の結末は彼女以外蛇足とまではいいませんが、時間の密度が違い過ぎでいまいちピンとこないというのが正直なところです。他のシリーズ作品と比較と言っても今のところ3作目しか知らないのでアレなんですが、彼女含め、さほどエキセントリックな性格のキャラは居ないので、共感まではいかなくとも違和感を感じるまでには至りません。その分印象が薄いというきらいはありますけどね。

本作では高校生だった稲穂信君は後に中退してインドへ旅立ってしまうのですけど、そこに至る経緯については興味がありますね。スピンオフで彼メインの作品がオマケシナリオでもあったらいいのになと思います。集り体質は随所に出てきますけど、3作目ほどペシミスティックな言動もなく、どちらかといえば主人公を気遣っている感が出ていてイイ奴レベルは数段上です。

今坂唯笑も3作目に登場するのですが、こちらは本作よりずっと大人っぽく成長し、あるシナリオでは馬鹿主人公に大きな示唆を与える結構重要な役どころで、彼女に対する思い入れがうかがえます。小夜美さんは…えーっと、どうでもいいですw


シリーズ1作目ということであまりキャラが立ってないという点と、シナリオのボリュームも全体少な目でインターフェイスも整備されていない感じはありますが、非常に丁寧に作ってある印象を受けます。世界観を一にしたシリーズ展開は嫌いじゃないので、次はセカンドに挑戦しようかなと思ってます。まぁ何年後になるのかは分かりませんが(汗)


◆メモリーズオフ ピュア

過去にネオジオポケットで発売されたスピンオフ作品『メモリーズオフ ピュア』を音声付で収録したものですが、多分丸ごとではなく一部抜粋した内容だと思います。

一応彩花ルートと唯笑ルートの分岐がありますが、選択肢は1ケタしかないので容易に判別できると思います。大体小一時間で終了するので、文字通りのオマケといったところでしょうか。ストーリーは本編の前日譚的な位置づけで、時系列としては本編の3年前。3人の幼なじみが中学2年生の時のエピソードとなっています。

彩花ルートでは本編で繰り返し出てきた遊園地の件がほぼそのまま出てくるので新味はありませんね。彩花の従妹であるみなもの存在や、昔悪戯で忍び込んだ豪邸のこととか、本編で出てきた細かい設定を補完する態になっていますがまぁそれだけ。

彩花さんが本編のモノローグよりちょっと…いや、大分うるさくてウザいとか、唯笑ルートでは彩花さんが唯笑に智也を譲る恰好になっていて本編よりは救いがあるとか、まぁ一通り本編を楽しんだ方向けのサービスシナリオとして考えた方がよさそうです。

あとどちらのルートでも一度クリアすると、さらにクイズモードを遊べるようになります。全10問で、本編に関するクイズの他に一般常識的な問題がランダムで出題されますがそんなに種類は多くなさそう。正解数に応じてCGが開放されるので、ギャラリーをコンプしようと思えば最低10回はプレイする必要があります。ここでは妙にテンションの高い彩花さんが出題してくれます。


内容的にはコンプリートの名に相応しいボリュームだったと思います。後のシリーズにおける基本的なフォーマットを確立したという意味においても重要な作品であることに間違いはありません。DC版は中古で今でもゴミのような値段で手に入りますが、他機種でもプレイは可能なんであえてDC版を選択する理由はないと思います。

まともな青春時代をおくっていない私のような人間にでも、それなりに感じる部分はあるので、ノスタルジックな演出に浸りたいという方にはおススメです。


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