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影男のゲヱムと手袋

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【DC】『みずいろ』

DC版『みずいろ』の全シナリオをクリアしました。

年一ペースのドリームキャストの起動においてプレイしているゲームがほぼギャルゲーという実態はまぁアレとして、たまには系統の違う作品をプレイしてみようということで適当にチョイスしたのが本作。

『みずいろ』は2001年にPCのエロゲーとして発売された作品をその翌年に毒抜きし、コンシューマ版のみの要素を加えてDCとPS2でそれぞれ発売されました。

例によって当時の私はこの手の作品にまったく興味がなかったので本作の位置づけもよく分からないまま最近になって捨て値の中古ソフトをバカ買いした中に紛れ込んでいたみたいですw ちなみに購入金額は¥280でした。

ゲームの基本的なシステムは私がこれまでプレイした同系統の作品と大差はありません。超絶イケメン主人公は常に魅力的な複数の女性に囲まれていて、何気ない日常のやり取りから選択肢によって個別ヒロインルートが確定するという感じ。ただし本作は大きく過去パートと現在パートに分かれており、各ヒロインルートへの決定は前者の選択の結果次第。後者についてはグッドエンディングのもうひとつの要件である不可視の”好感度”の上げ下げに影響するのみで前者で確定したルート変更はできない仕組みになっています。

ちょっと今までにないパターンなんでその他作品においては一般的な手法かどうか分かりかねるのですが、同じテキストを繰り返す必要がない反面、せっかく実装している既読スキップ機能も現代パートではほとんど使い物にならないという弊害も生じています。まんまヒロインの数だけシナリオがある(一部追加あり)のでテキストのボリュームは結構あるように感じますね。

個別のシナリオについては以下続きからの感想にて詳らかにしたいと思います。




◆早坂日和(はやさかひより)

→本作のメインヒロインということもあって、日和のエピソードはコンシューマ版オリジナルの別バージョンが存在します。初回のプレイではオリジナル版のエンディングでありました。
主人公と義妹の雪希と日和は幼い頃、いつも3人で遊んでいた。しかしある日突然日和は隣町に引っ越してしまい、音信不通となってしまう。それから何年か経ち、主人公は高校二年生、義妹の雪希は高校一年生となっていた冬のある日の深夜、主人公の部屋にある使っていないクローゼットから何やら声が聞こえてくる。立てつけの悪いクローゼットの扉を力任せに開けると、そこから出てきたのは何故か子供の頃の服を着た幼馴染の早坂日和であった!

なりは成長しているものの、そのヘッポコな言動から程なく幼馴染の日和であることに気付く主人公。ただ彼女は主人公以外の人間にはみることができず、写真を撮っても他の人には部屋の床しか写っていないという不思議。加えて彼女は一緒に遊んでいた幼い頃の記憶しかなく、何故、どこから来たのか質してみてもまったく要領を得ないのであった。

いつの間にか眠ってしまい、朝目が覚めたら彼女の居た場所が水浸しになっていて姿は忽然と消えている。不審に思いながらも毎晩会っている内に、次第に彼女に惹かれていく主人公であったが…

いきなりの不条理な展開に面喰うが、キャラがキャラだけに生霊と逢瀬を重ねるというシチュエーションに緊張感はまるでない。ネタばらしをすると、彼女の本体は隣町の病院の一室で、交通事故により生死にかかわる大手術の直前という設定。病院で眠りにつくと同時に生霊が主人公の部屋のクローゼットに現れるという感じですね。

何でそんなことになったのかは本編で確認して頂くとして、生霊として現れる最後の夜(手術前日)のクライマックスからエンディングに至る件は、ハッピーエンドの結末として秀逸だと思います。

あえて不粋な突っ込みを入れるとすれば、電車一本で行ける隣町に引っ越したくらいで、あれだけ仲が良かったにも関わらず没交渉になってしまうというという点。そもそもシナリオでは”お父さんの仕事の都合”としながらそんな近くに引っ越す理由もよく分からない。まぁ子供にとっては電車一駅の距離でも絶望的に遠いと感じるんでしょうけどね。でも結局同じ高校に通っていたっぽいし、違和感は拭えないなぁ。

あと本作のキャラってルートによって別人レベルに変っちゃうパターンがあるんだけど、日和についてはほぼどのルートでもブレはないです。


◆片瀬雪希(かたせゆき)

→本作のメインヒロインにして”妹萌え”キャラの元祖らしいです。DC版では単独でパッケージを務めているところから、その扱いのほどが良く分かります。ひとそれぞれ趣味趣向があって万人に対してそうだとまでは断言はしないけど、妄想たくましい男にとって都合の良すぎる”健気な妹”像を凝縮したようなキャラクターですね。こんなに良くできた年子の妹(しかも血の繋がりなし!)と2人ぐらしってどこまで恵まれた環境なんだと主人公に嫉妬することしきりです。

本ルートでは主人公である兄を巡って幼馴染の日和との三角関係に苦しみ、兄に対する想いを抑えきれなくなった果てに日和との紳士協定(?)を破ってしまうところから物語は加速していきます。この間の雪希の変化も切ないけど、そんな雪希の想いに気付いて身を引く日和も切ないです。ぽんこつキャラがブレない日和さんですが、本ルートにおいてはらしからぬ気遣いで幼馴染の兄妹を見守っていく感が何とも言えずいじらしいね。先の日和ルートよりこっちの日和の方が好きかもしれませんw

結局雪希は誰の子供で、どういう経緯で主人公の家に養子にくることになったのか(いや、そもそも戸籍上の養子かどうかすら確定はできないが)、主人公の母親は何故不在なのか、主人公の現在の環境が形成された主たる要因がいずれもぼんやりしているので、本ルートにおいては出自云々より刹那的な感情の変化のみを抽出した感じで物語的な深みはまったくありません。ただ、それならあえて兄妹として同居しているシチュエーションでなくともいいわけで、複雑な家庭事情を設定のキモに置く以上、陳腐でもいいからその辺の設定の回収はして欲しかったなというのが正直なところです。

…でもまぁ可愛いからいいけどねw


◆進藤むつき(しんどうむつき)

→普通にプレイしたらすぐ分かるんであえて書くことではないかも知れませんが、本ルートのキモは”双子の入れ替わり”です。過去パートにおいて隣町に住む双子の姉妹と知り合った主人公だったが、ある日を境にその関係は唐突に終わりを告げる。その時の記憶は主人公にとって淡い初恋の思い出として残り、妹である雪希のクラスメイトとして再会してからはどんどんその思いが強まっていく。しかし主人公の思い出として残るのは双子の姉妹の姉である”むつき”のものであり、実は今目の前にいるのはその妹。主人公が”むつき”を好きだったことを承知した上で、あえて”むつき”のフリをする妹。やがて主人公との仲が深まっていくにつれ、目の前にいる”自分”ではなく姉である”むつき”を見ているのではないかという葛藤に苦しむという流れ。

本ルートは色んな意味でややこしい。まずヒロインである”進藤むつき”なんですが、実際には現代パートには登場しません。正確には”むつきのフリをしたその妹”であり、主人公は結果として”妹”と恋仲になるのだから本来は”妹”の名前でないとおかしいというのが筋。って言うか”妹”は本作だけでは名前すら明らかになりません。一応後付けの公式設定上において”さつき”という名前は与えられているのですが、それはまた別の話であります。

大人しくて礼儀正しい姉の”むつき”と快活でガサツな”妹”。双子でありながら正反対の性格という設定まではいいとして、本ルートでは”妹”が本当は活発な性格だが主人公の前では健気に振る舞うとあり、実際その通りなんだけどその他のルートに登場する”進藤”の性格は後者そのもの。してみれば現代パートに登場する”進藤”はいずれも”妹”の方であると仮定できるから、やっぱりヒロインの名前が”むつき”になっているのはおかしいということになります。

このことは他のシナリオにも影響していて、他の各ヒロインの人称はすべて下の名前となっているのだが、彼女だけ苗字の”進藤”となっているほか、雪希の同級生で仲の良い友達という設定なのに彼女に対してだけは「進藤さん」と妙によそよそしい呼び方になっていたりと、本命の入れ替わりネタを守る為にその他の部分がよっぽど不自然になってしまっているという弊害を生み出しています。

ぶっちゃけここまで設定を犠牲にするほど大したネタではないというか…既に過去パートのラストで入れ替わっているのにも普通に気付くしその流れで現代パートに突入したら”入れ替わっている”ということ自体は楽に受け入れられると思うんですけどね。むしろ本ルート最大の違和感はプレイヤー側がその事実にとっくに気付いているのに最後の最後まで気付かない主人公とのギャップにあるんじゃないかな。

それにしても実質のヒロインである”進藤妹”の扱いは酷いよね。過去パートでは主人公にガン無視されるわ、現在パートでは”むつき”と思い込んでいる主人公の口からその存在すら一切言及されないわで不憫すぎる。明らかに姉の”むつき”に気がある主人公に横恋慕するきっかけもよく分からないんだよな…しかも高校生になっても想い続けていたっていうのも冷静に考えるとちょっと怖い。反対に姉の方は主人公の存在をきれいさっぱり忘れていたりしたら面白いんだけどねw 如何せん姉の近況は「全寮制の学校に通っている」としか触れられないので知りようがないのですが。

それにしても小学校低学年でファーストキスかぁ…リア充ここに極まれりといったところでしょうか。爆発しろ!!!


◆小野崎清香(おのさききよか)

→日和と同じく主人公の幼馴染であるが、日和とは異なり主人公とは対等(あるいは上)な態度で接し、顔を合わせば口喧嘩になる気の置けない関係…まぁいわゆるツンデレです、はい。小柄で貧乳だが、そのビジュアルにおいて何より目につくのはポニーテールにあしらわれた巨大な白いリボン。主人公からは”巨大タケコプター”だの”超未来兵器”だのと揶揄され、ムキになって口喧嘩に発展するというのが基本的なパターン。どんなポリシーなのかは知らないけどそれは百歩譲るとして、本編で主人公も突っ込んでるけど授業で真後ろに座った人間は絶対前見えないよな、コレ。それにこの形にキープするのって物理的にムリじゃね?針金でも通しているのでしょうか?…と、リボンにまつわる疑問は尽きないのですが、いい加減このあたりにしておきます。

シナリオ中盤あたり(具体的には清香が体調崩して寝込むあたり)まではツンデレ属性の前者をいかんなく発揮していて正直かなりウザいです。
清香は毎年この時期になると”砂絵”づくりに没頭するのだが、何故かそれに付き合わされる羽目になった主人公。弱みを握られて清香の自宅に無理矢理通わされているという件まではいいとしても、さすがに連日の泊まり込みは有り得ないんじゃね?砂絵ってどうやって描くのか具体的には分からないけど、2人がかりで何日も徹夜しなければいけないほど大変な作業なんでしょうか?

その”砂絵”にまつわる清香と母親の関係というのが本シナリオのキモになるんですけど、この家も現在進行形で親父の存在というのがまったくないんだよなぁ。主人公の場合は一応出張ばかりでほとんど家に帰ってこないという状況が申し訳程度に語られるんですけど、清香の場合はそれすらない。それを言い出したら主人公の母親が不在の理由もまったく語られないんですけどね。

だから終盤、主人公が母親に対する清香の態度を詰った時に「あんたに私の気持ちなんて分からない」という定番かつベタな返しをされても「いやいやいやこっちは母親の記憶すらないんだぜ?オマエの方が全然マシだろ?」と論破しないのか不思議でありました。

客観的にみれば清香と似たような家庭環境であった主人公が清香と母親の関係に感情移入するのは分からんではないけど、清香のことを好きだと自覚するプロセスにはどうも説得力に欠けると言うか、単に四六時中行動を共にして情が移った、としか考えられないんですよねw

例の巨大リボンがあるなしの影響もあるかもしれませんが、他のシナリオと比べてイベント画と通常の立ち画が別人レベルで違うのも違和感をおぼえました。

主人公との距離感はこれまでのヒロインよりもリアリティがありますが、その他の設定が有り得なさすぎて相殺された感じです。


◆神津麻美(こうづあさみ)

→例によって過去パートの選択肢によって彼女と出会うことになるのですが、その過去パートに彼女は登場しません。また、これまでのシナリオにおいてもほとんど登場することなく、他のヒロインとの絡みも一切ないので取ってつけた感が否めません。でも別に追加キャラというワケでもないんですよね。

天然のおっとり系はやや日和とキャラが被るけど、日和が陽なら麻美は陰。幼少から高校卒業となる現在に至るまで友達がひとりもいなかったというヘビーな設定です。リアル世界でも稀にそういう人間に出くわしますが、大抵の場合当人の人格にも大いに問題がありそうなケースがほとんどでありまして、彼女の場合引っ込み思案で人見知りの性格はともかく、人格的に問題があるワケではありません。ルックスはいいしスタイルもいい。コミュニケーション能力は低いが主人公を介して日和や清香とも普通に接しているので”友達がひとりもいない”という設定には違和感しか残りませんね。

きっかけは”学食で普通に注文して食べる”ことを実現して卒業の思い出にしたいという麻美の願いを主人公が手助けするところから始まるのですが、互いに惹かれるようになっていく過程はごく自然で突拍子もないイベントは発生しません。終盤のクライマックスも雪希が飼っている猫が行方不明になって自分のトラウマとなっている事柄とオーバーラップするという演出なんですけど、ゲーム的な展開としては非常に地味ですw

極めて印象に残りにくいキャラではありますが、小声で囁くような喋り方はきらいじゃありません。どちらかといえばキャラというより声優さんに因るところの方が大きいです。ただDCのアクセス音が煩すぎて聞き取りにくいんですけどね(汗)


◆石川冬佳(いしかわふゆか)

→コンシューマ版の追加キャラ。まぁそういう位置づけなんで仕方がないといえば仕方ないのですが、既存キャラとの接点は限定されているので、いわゆる”取ってつけた”感はどうやっても否めません。自堕落な兄を心配した妹が依頼した家庭教師が彼女なんですが、その前に発生する出会いのイベントが最悪。学校帰りに妹と立ち寄った店先で、主人公が彼女の傘を取り違えるという事件が発生するのですが、それを見咎めた彼女の物言いは注意の域を遥に超えた主人公に対する人格否定に近く、仮に彼女の言ってることが事実であったとしても名誉棄損で充分訴えられるレベルです。っつーか彼女が似たような色の傘を主人公が持っていたという点まで認識していたのであれば「間違ってますよ」の一言で事足りるんじゃねーの? 主人公のやり場のない憤りに共感したのも束の間、あっという間に籠絡されてしまうのが歯がゆいというか何と言うかw

例によって彼女も過去に大きな心の傷を負っているんだけど、クライマックスに至るまで主人公に特別な想いを抱くプロセスがどうにも説明不足のような気がします。結局主人公が超絶イケメンだからか?そうなのか?

その他のヒロインと異なり、彼女との接点は学校外に限られるので学校生活における描写はかなり端折られています。一応日和や清香は登場しますが、必要最低限といった感じで存在感は空気そのもの。あとこのシナリオにおける雪希ちゃんの声なんですけど、中の人が入れ替わったのかと思ったぐらい変っています。追加シナリオなんで当然後から収録したんでしょうが、その他のキャラは当たり前ですけどまったく違和感がなかっただけにねぇ…風邪でもひいていたんでしょうか?オリジナルから何年も経過してるワケでもないし、プロとしてどうなの?とは思います。


◆早坂日和・新

→コンシューマ版に追加された日和シナリオの新バージョン。過去パートにおいて主人公に引っ越すことを伝えているところから分岐します。
朝、いつものように惰眠を貪る主人公を起こしに来たのは妹の雪希…ではなくて日和?しかも「お兄ちゃん」何て呼んでるし。しばし頭が混乱するも、勿論実の妹となっているワケではなく、片瀬兄妹と同居している様子。その設定については後で触れるとして、新しい日和シナリオは細かい点で色々違ってます。

まず日和のビジュアル。私服のバリエーションが追加されたほか、髪型がちょっと違う。あと登場人物たちの相関関係も微妙に異なります。健気で良くできた妹の雪希は生活全般を主人公同様日和に依存しており、料理も下手になっています。何となく性格も変わっていて進藤を足して2で割ったような感じですね。その進藤も性格の一部を雪希に移行した為、従来のマシンガントークは影をひそめて印象が薄くなった感じです。清香には互いを苗字で呼び合い、ちょっとよそよそしい感じ。顔をみればあれだけ突っ込んでいた巨大リボンに触れることもなく、軽口を叩きあうこともありません。ちょっと寂しいね。

既存のヒロインでもう1本シナリオを追加するということで色んな部分で差別化をはかっているというところでしょうが、如何せん基本的な舞台設定が同じなのはどうしようもない。キャラクターの設定だけ変えずにまったく違う舞台設定(例えば社会人とか)にしたらもっと新味も出るんでしょうけど、背景その他も変えなければならないとなると現実味はないですね。

まぁそれはそれとして、問題なのは主人公の家に日和が同居する件。終盤引っ越しを嫌がった日和の我儘を通す形で今の生活に落ち着いたという体なんですけど、さすがにそれは無理があり過ぎのような気がします。母親がおらず、父親もほとんど家に居ないというちょっと考えても問題ありの片瀬家に両親共に健在な家族が大事な一人娘を10年以上預けること自体あり得なさ過ぎ。しかも家事全般を日和が請け負っているので、居候を条件にした家政婦状態というのも大昔の口減らしにしか思えない。単純に生活費はどうしているのとか、学校その他の諸手続きはどうしたのか等疑問は尽きません。

物語が動くきっかけとなった日和の母親からの電話の内容で「来年受験だから帰ってこい」というのも根本的にズレている。じゃあ高校受験の時はどうしたんだよって話です。

ちょっと考えるまでもなく分かりそうなこれらの不自然な設定も制作サイドは織り込み済みというところでしょう。血縁関係のないW妹と同居生活という夢のようなシチュエーションをとにかく作り上げたといったところでしょうかね。

オリジナルのシナリオでは幽霊みたいな存在だったので、誰かに嫉妬したりする描写は皆無であったのですが、本シナリオでは雪希シナリオにおける兄妹と幼なじみの三角関係はなく、後から登場する進藤に対して複雑な感情を抱くのですがちょっと進藤では荷が重すぎるような気がしますねw

いずれにしてもボーナスシナリオと受け止め、深く考えないのが正しい楽しみ方だと思います。


◆総論

→一部のシナリオを除き、いわゆるファンタジックな要素のない普通の恋愛アドベンチャーゲームです。普段のやり取りだけでは相手の心奥深くに秘められた想いは分からないというのがどのシナリオにも共通した展開でありますが、奇を衒った設定やミステリー的な謎解きもなく、ごくごく普通に大団円を迎えるので、後味が悪い結末というものは存在しません。

本作ならではの特徴といって、オリジナルから15年も経過しているワケで、当時の空気をリアルタイムで知らない私は何とも言えないんですけど、シナリオの巧拙というよりやはりキャラクターの魅力に尽きると思うのですね。雪希シナリオのところにも書きましたけど、似たような系統の作品におけるキャラクターの原型のような位置づけというのがその影響力を物語っています。

この手の作品にありがちな、クライマックスに至るまでの何でもない日常の描写が退屈なのは本作もその例に漏れません。特に本作についてはシナリオのオチを紐解く伏線も少ないので余計にそう感じるかもしれません。

クリア後のCGギャラリーやサウンドテストは標準実装。新旧日和シナリオをクリアすることによって追加されるおまけのショートストーリー「探偵 片瀬健三郎」は本編のキャラをモチーフにしたおふざけシナリオ。早川健ばりのキザな探偵と不条理な展開が楽しいです。PS2版には更に完結編が収録されているらしいですが、その為だけに購入する気にまではなれませんw

KEY系の作品と違い、シナリオにおける仕掛けの類は皆無なんでそのあたりを期待しているとちょっと肩透かしかもしれませんが、普通の恋愛モノを楽しみたいむきには余計なことを考えなくていいので純粋に堪能できると思います。

まぁ40過ぎのジジィがやる作品ではないですけどね(汗)



→PS2版も中古価格は概ね安値で安定しています


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