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【SS】『ときめき麻雀グラフィティ~年下の天使たち~』


「X指定」

…それはセガサターンのみに許された正気と狂気の境界線。レーティングによる表現の自主規制がプラットフォームごとにまちまちであった頃。ライバル機であったプレイステーションがポスト任天堂の地位を窺うべく、ゲームを目の敵にする無知蒙昧な一般層の批判をかわす為に過剰とも思える縛りを設けていたのに対し、我らがセガサターンは”表現の自由”を体現すべく、エロに対しても広く門戸を開いていたのだ。え?3DO?PC-FX?何だそれは?

PS陣営から締め出されたAV…もとい、ゲームメーカーがこぞってSSという自由の国にやってきたのはある意味当然の成り行きといえる。心あるユーザーも世間を憚って大っぴらに口にこそ出さなかったが、水着姿で打ち止めの”健全な”脱衣麻雀にある者は辟易し、ある者は静かに怒りの炎を燃やしていたのだ。

そんな野郎どもの憤懣に対し、メーカーは「X指定」という免罪符を引っ提げてそれに応えてきた。ユーザーとメーカーの需要と供給のバランスが見事に結実し、ささやかなマーケットが成立しつつあったのだがそんな蜜月関係は長くは続かない。ハードメーカーであるセガ自身が「X指定」の終焉を宣言。これ以降、公式には家庭用ゲーム機においてそのものズバリの表現は途絶えてしまう。

当時のセガの決断を英断と評価するむきもあれば、事実上自らの手でSSにトドメを刺したと批判する声もあったが、あれから20年が経過し、既にゲームの歴史の1ページとなった本件を客観的に捉えればおそらくSSというハードそのものを支える命綱には成り得なかったであろうと分析できる。そもそも「X指定」のマーケット自体家庭用ゲーム市場全体に影響を与えるほどの規模ではないマイノリティであったのは疑いようのない事実だし、更にいえばエロ目的でこれらの作品が消費されていたのかどうかも疑わしい。いかに「X指定」といえ、直截的な”絡み”表現はNG。局部の描写もナシとくれば、当時巷に溢れていたAVに対して、内容面でもコスト面でも劣ることは明白であったからだ。いわゆる2次元にしかリビドーを刺激されない性癖の持ち主の存在も否定はできないが、現在ほど顕在化していたとは思えない。

あえていい大人が本作のような「X指定」作品を求めていた理由について、私個人の主な動機は以下の2つであったことを告白せねばなるまい。1つは良い子も使う家庭用ゲーム機において子どもができない作品をプレイするという背徳感と優越感を味わいたかったこと。もう1つはプレミア化による収集癖の充足がそれだ。実際、当時の私は既に社会人であり、過酷な労働環境において馬車馬のように働き、プライベートな時間もほとんどなくゲームを買う事ぐらいしか楽しみがなかったと言っても過言ではない。

そんな私がリアルタイムで購入した「X指定」作品の一本。『ときめき麻雀グラフィティ~年下の天使たち~』をご紹介したいと思います。一見当時流行の作品からチョッパってきたようなタイトルが微妙だが、その名の空虚さに劣らず中身もないので心配するには及ばない。

妹の留守中に遊びに来た妹の女友達3人と、退屈しのぎに麻雀勝負に付き合わされることになったプレイヤー。ただ麻雀をうつだけじゃ詰まんないとか言って、上がりの度に1枚づつ服を脱いでいくというルールも彼女たちの提案。3人が3人とも畳み掛けるような物言いでこちらの思惑など聞く気すらありゃしねぇ。何だかんだで麻雀勝負に応じることになり、3人娘を全員ひん剥けばエンディングです。

ルールは『スーパーリアル麻雀』形式で、役の大きさや点数に関係なく1回の上がりで1勝とカウントします。プレイヤーの持ち点は5000点。相手に上がられても持ち点が残っていれば差し引かれて継続、0になったらゲームオーバーなんですが、コンティニューはフリーで脱がせたところまで持ち越せるので負けても適当にプレイを継続すれば全員ひん剥くのはそう難しい話じゃありません。

1度見た脱衣シーンはメニュー画面からリプレイが可能なんですが、バックアップには対応していないので見たければ都度ゲームをプレイする必要があります。今回はイージーモードでのクリアでエンディングを見たのですが、この内容がちょっとアレで、3頭身にデフォルメされたトップレスの3人娘がひたすら走るというシュールな構図に何故か背景に流れる妙にリアルな車のイラストがミスマッチってなもんじゃない電波臭漂う感じが何ともいえません。

麻雀自体は主体的なイカサマなしのオーソドックスな2人打ちなんですが、配牌も流れも何となく作為的なものを感じるのは気のせいかしら?どっちにしても脱衣麻雀如きにマトモな麻雀のエンジンを搭載する意味なんてまるでないのでこれはこれでいいと思います。

まぁ相手にダブル立直やらテンパイ即ヅモ、満貫跳満を連発されたら著しくヤル気を削がれるんですがね。絶対的にこちらが有利なことに変りはない。あとは根気次第だと思います。


女の子はテンプレートの枠を出ないけどまぁ可愛いらしいし”脱衣麻雀”として足りないものがあるワケではないので、古き良き時代を感じたければプレイしてみてもいいかも、です。




→特にタイトルに思い入れがなければこちらの方が人数多いしお得?どっちも似たような中古価格なのでお好みでどうぞ


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