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【XBOX360】『DISORDER6』


箱〇版『DISORDER6』のトゥルーエンドをクリアしました。その他の実績についても全解除したので本作については完全終了ということでいい思います。何か久しぶりにゲームをクリアしたって感じです。

本作は2011年に発売された『DUNAMIS15』の続編…というか関連作品らしいですが、私は未プレイです。一応持ってるんですけどね(汗) まぁ色んなネットの情報を紐解いてもシナリオで相互を補完しているワケではないっぽいんで単独でプレイしても問題はないと思います。

いわゆる複数の結末が用意されているノベル系ADVで、ジャンル的にはサイコ・サスペンスというのが一番近いかな?
主人公は記憶喪失の少年、ジョーと手錠で繋がれた謎の少女、シーナ。目が覚めたら2人は手錠で繋がれていて傍らには女性の刺殺死体。ワケが分からない状況からとにかく脱出を試みて…というのが導入部分。シナリオは記憶喪失のジョー少年の視点で進んでいくのですが、何せ記憶喪失という設定上、序盤で開示される情報は極めて限定的。手錠で繋がれた少女、シーナは解離性人格障害(多重人格)を患っており、入れ代わり立ち代わり現れるそれらの別人格に時に翻弄され、時に危機的な状況を打破していく。その過程で信頼できる仲間と出会い、物語の真相に近づいていくという流れ。

シナリオの感想は追記に譲るけど、個人的に記憶喪失というご都合主義の塊みたいな設定が苦手なんですよね。プレイヤー自身も何も分からない状態からスタートするわけだから感情移入しやすいかというとそうじゃない。その他の登場人物との会話で断片的に情報が与えられても知らない分からないばかりでイライラするんですよね。序盤の展開は警察や謎の暗殺者から逃げ回ることになるのですが、演出がショボくてどの場面も変わり映えがなく、ダラダラと無駄に長いので本来緊迫する場面が退屈極まりないというのが一番の難点ですね。事実この序盤から中盤にかけて何度も寝落ちしてしまい、中々話が進展しなくて辛かったです。

基本?人格のシーナも、持ってる情報量はジョー君と似たり寄ったりで同じような会話の繰り返し→突然頭痛がして何か思い出しそう→やっぱり思い出せない、という演出がとにかく多すぎる。過去の会話の回想も1回ぐらいならいいけど何度も同じ場面が出てくるとうんざりします。

途中で出てくる選択肢は少な目で、ひとつの選択でバッドエンドへ一直線のものもあれば交代人格毎のエンディングもあるのですが、基本的には一本道の展開でアクロバティックな仕掛けは存在しません。最初のプレイではトゥルーエンドにたどり着くことはできず、その他のエンディングも見ようとすると最低3周する必要があるのですが、スキップ機能が標準実装されているので問題なし。周回プレイを進めて行くと追跡者であるコバヤカワ・ダテ視点の補足が挿入され、主人公たちが知らないところで何が起こっていたのかを垣間見ることができます。こういう演出はいいですね。ただトゥルーエンディングを迎えても主人公のジョー君は自身の記憶をすべて回復することはないので若干消化不良とはなるのですが(汗)

それでは以下追記にてネタバレ含む感想をものしたいと思います



■マリカ

→傲慢で好戦的。困難な状況も抜群の身体能力で切り抜けていく。出会ったすべての人間を自身の下僕扱いする難儀な性格で、基本M属性のジョー君以外との絡みは常にトラブルが付きまとう。所持金も無く頼るべき人間も居らず、極めつけに手錠で繋がれているという八方ふさがりの状態で追跡者の目をかいくぐる展開は相当無理があるなと思っていたら、都合よくヒナコという理解者と出会うワケですが、その彼女を屈服させることができたのは多分マリカ様にしかできない芸当。まぁそのせいで後に大切な仲間と協力者を喪うことになるんだけどね…

マリカ様最大の見せ場はやはりヒナコの姉御とのチキンレース対決。最後はド突きあいで双方ヘロヘロになりながらぶっ倒れるという熱いシチュエーションで締め。シャワーシーンのサービスカットもあり、中盤のマリヲとの対決では悪態をつきながらもジョー君をしっかり庇っているというツンデレぶりも発揮。

マリカENDではなけなしの所持金で飲み食いしたお釣りの300円で買った宝くじに当選。下僕として完全開眼したジョー君と面白おかしく暮らすというオチ。これはこれで楽しそうでいいんじゃね?


■ハヤト

→気障で軟派で口が達者。男人格でとにかく出会った女性をすべて口説き落すことが最低限の礼儀と言って憚らないハヤトは、マリカ様とは違った状況下での危機対応人格。

マリカ様とは異なり、割とストレートにジョー君を守る意思表示をしているが、傍目にはただの快楽主義者にしか見えないのはご愛嬌。身を隠す為にヒナコに紹介されたミックスバーでは水を得た魚のように順応力を発揮する。

彼?の見せ場はヒナコのアジトで一触即発状態となったマキに迫り、異性に免疫のないマキを翻弄して丸く収めた場面と、件のミックスバーでママに執心の酔客の襲撃を口八丁で追い返す場面ですね。

ハヤトENDではすっかり女装が板についたジョー君と共に面白おかしく逃避行を続けるというマリカエンドとよく似た展開です。


■ユーノ

→幼児人格。単純にある程度安心できる状況でジョー君に甘えたい時に発現する。後の説明では空腹が限界に達すると出てくるらしい。マリカ様やハヤトと違い、危機に対応する能力はなくむしろトラブルメーカーなのだが、ある程度他の人格の存在を認識している点で重要なヒントをもたらしてくれる場面がある。幼女でありながら外見はそのままというのが色んな意味で危険ですw

ユーノENDでは腹を空かせたユーノの為に中華料理屋で修業をすることにw って言うか手錠に繋がれた状態で料理できるの?色々やっつけ感が酷い内容だけど一番初めにみたエンディングがコレだったんですよね


■秕(しいな)

→終盤に登場する管理人格。他のすべての人格の存在を認識しており、制限はあるがそれぞれの記憶にもアクセスできるという。
その他の人格では対処できない状況に陥った時にしか出現できないとは本人の弁。ジョー君はその他の人格には感じられない冷たさ、違和感を秕に覚えるが、最終的にシーナの人格をすべて統合する為に協力することになる。事件の真相に関わる重要な位置づけ故展開は後述するが、秕ENDでは父親であるゲンジの死後、ミシマ財閥を受け継いだジョー君と共に人里離れた別宅で二人きりの生活を送ることになる。

ジョー君がまさかのS属性への転換をみせ、手錠で繋がれたまま頽廃的で歪んだ愛の生活を営んでいくというエンディングは一番印象に残っていますね。


■アユミ

→物語中盤で登場する謎の少女。その正体はジョー君専従の召使い兼暗殺者という割と無茶な設定です。職務を超えてジョー君に好意を寄せ、記憶を失う前のジョー君を良く知る唯一の人物…なんですが、物語の核心となるシーナとの関わりを詳しく説明することはないのでやや消化不良気味。

アユミENDでは実家に戻ったジョー君に対して駆け落ちを提案し、それに乗っかるジョー君。が、現実逃避が幸せな結末を迎えるわけもなく、実家や警察から逃れ、見知らぬ極寒の地に流れ着いた2人であったが、ジョー君の記憶障害は悪化して寝たきりの状態になってしまい、それを支えるアユミはバイトで何とか糊口をしのいでいる。アユミ的にはこれが一番幸せな結末なのかも知れないと考えると複雑ですね

■ヒナコ

→トゥルーエンドではマリヲに襲われて以降出番がなく、報われないヒナコ一家ですが、ヒナコENDではジンナイ先生とタツの弔い合戦と称してジョー君の実家に殴り込みをかけ、仇敵であったコバヤカワ・ダテの警察コンビとも協力してマリヲ以下関わった人間すべてにオトシマエをつけるという熱い展開がみられます。その他の個別ENDと異なり、ルート確定後もかなり長く続くので見応えがありますね。

秕が現場に到着した頃にはすべてに決着がついており、憤慨した勢いのドサクサに何故かシーナに戻ってるし、登場人物全員がケジメを付ける結末はある意味真のエンディングといえるかもw


■総論

一通りプレイを終わった感想なんですが、正直シナリオの完成度はイマイチの印象です。序盤でのシーナとの逃走劇がやたらダラダラと長く感じるのはプロローグにあたる部分がまんま第一章で繰り返されることにその原因があると思います。シーナの状態での語彙の乏しさも影響していると思いますね。何か違う場面でも似たようなやり取りばかりだもんなぁ…緊迫感のあるシーンが続くのに全然緊迫感を感じないというのは厳しいです。

ヒナコと出会い、シーナ以外のキャラクターとのやり取りが増えてくると日常パートの退屈さも多少は解消されるのですが、
事実序盤から中盤にかけては選択肢の少なさも相まって寝落ちしまくって全然進まなかったんですね(汗)

シーナの声優は現役のプリキュアである早見沙織で異なる人格を見事に演じ分けられています。彼女のファンにとっては非常に価値のある作品であるといえますね。

一番モヤモヤするのはどのエンディングでも主人公であるジョー君の記憶が完全に戻らない点にあるといえます。
断片的に挿入される記憶の残滓というか、無理矢理ねじ込まれた親父の記憶なんですけど、結末を迎えるまでに大方のオチの予想がついてしまっているのが終盤の盛り上がりに欠ける点なんですよね。

結局シーナの正体はユミコのクローンってことでいいのかな?そのあたりの首謀者であるセオが冒頭に死んじゃってるので、そのあたりの経緯は断片的に現れる情報から想像するしかないというね。

上記アユミ、ヒナコのエンディングはトゥルーエンディングを見てからでないとたどり着けませんので、全部のエンディングを見ようとすれば少なくとも3周する必要があります。周回プレイを重ねると、コバヤカワ・ダテの追跡者側視点のテキストが追加されてより状況が理解できるようなつくりになっています。既読スキップ機能等、この手の作品に必要不可欠な機能はすべて備えてありますし、一発ゲームオーバーの選択肢もありますがギャラリーを埋めるのに必要だったりするので理不尽というほどではないです。基本は選択肢ごとにセーブし、ゲームオーバーになったら別の展開を確認するというやり方がいいんじゃないでしょうか。

実際はそんなにボリュームはないと思うんですけど、序盤の停滞が響いて結局1カ月弱ぐらいかかってしまいました。全然面白くないという程でもないんだけど全体的にテンポが悪く、ダラダラやる必要のない場面をやたらと引っ張っている場面が複数見受けられました。逃走や脱出の場面はあまり簡潔に過ぎると拍子抜けするのである程度の描写が必要なことは分かるけど、メリハリをつけないと退屈なだけ。

記憶喪失の主人公っていうのも扱いが難しいんですよね…しかも相方は多重人格。シーナの他人格はキャラも立ってて存在感があるのに、肝心のシーナとジョー君が不足気味なんで安定感に欠けるというか、結局他の人格に引っ張られて流されてるだけなんですね。ジョー君の設定はもうちょっと工夫があってもよかったと思います。


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